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伊集院光、爆笑問題・田中と藤子不二雄Aの「自分は変わり者という自覚がない」類似点について語る「どうかしてるという自覚が…」

2018.10.16 (Tue)
2018年10月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、爆笑問題・田中裕二と藤子不二雄Aの「自分は変わり者という自覚がない」類似点について語っていた。

伊集院光:(爆笑問題)田中さんも変わりもんだけど、A先生も変わりもんだよ。田中さんは、自分に変わってるって自覚がないじゃん。どうかしてるっていう自覚がないじゃん。で、A先生(藤子不二雄A)の話もしてて、A先生の漫画が変わっているっていう。

『ドラえもん』と『魔太郎がくる!!』


要は、同じクラスで目立たない、どっちかって言うと、いじめられがちなメガネをかけた青瓢箪的な少年が、ドラえもん。F先生の『ドラえもん』では、未来の夢のある道具で、何とかそれを克服していくっていう。

で、Aで先生は同じテーマですけど、これが『魔太郎がくる!!』ですから。『魔太郎がくる!!』なんで、恨み念法で(笑)要は、のび太君と魔太郎、置かれてる立場一緒なんですけれども、クレーン車で叩き潰すっていう形で、ジャイアンをやっつけるという(笑)



恨み念法で、最終的にはいじめてた奴が、「ギャーッ!」って言って、工事現場に呼び出されて、恨み念法で操ったショベルカーが、いじめられっ子のところにガーッて近づいてって、顔のところに影がずっと迫ってて、「ギャーッ!」って、その後会うことはなかったって終わり方だから(笑)

アプローチが、全然違うじゃん(笑)同じ話なのに。同じ話なのに、マンションの工事現場のコンクリートの中に、粉々になって入れられちゃうっていう解決の仕方だったりするわけ。

ハットリくんに感じる「気持ち悪さ」


で、あとその時に「『怪物くん』だって、その舞台がいわゆる怪物。モンスターたちが変な洋館にいて、みたいな話じゃないですか」っていう。「『ハットリくん』にしたって、そうですよ」って言ったら、「いや、『ハットリくん』は凄い健全な話だ」って言うのね。



でもね、『ハットリくん』って、アニメ版は凄い表情があるけど、漫画原作のハットリくんって、意味わかんないのは、ドラえもんで言うところのまぁドラえもんは、野比家の居候じゃん。で、ハットリくんも同じパターンで、ハットリくんはケンイチくんのおウチの居候なわけ。

でいて、どっちかって言うと、この話はドラえもん系の話で。ドラえもんが夢のある未来のひみつ道具でいろんなトラブルを解決するのに対して、ハットリくんは、そのケンイチ君の失敗を忍術みたいなやつで解決するって、まぁこの辺は似てるんだけど。

決定的に違うのは、俺がハットリくん気持ち悪ぃと思ってるところは…それ、先生に言ったんだけど、俺、ハットリくんやべぇなと思ってるところは、ハットリくんって、顔、お面なのね。アニメ版は、あのお面に表情が出て、わりとなんつーのかな、ニコニコしている。目がヘの字のニコってした目になったりとかするんだ。

だけど、原作版は一切表情が変わらないんだ。なぜならあれはお面だから。お面なのね、多分、原作の中の1話に、ケンイチ君が帰ってきたら、ハットリくんが正座してお面をどうやらとっているっていう。

それで、ケンイチ君が来た時に、ササッてかぶすっていうシーンがあって。まったく、1回たりとも表情がないわけ。…気持ち悪くない?ずーっと部屋に居候してて、お友達みたいにしてずーっといるんだよ、ハットリくん。

なのに、「1回も素の顔を見せないっていうの、超気持ち悪くない?」って言ったら、「いや、それは忍者だから普通だ」っつって(笑)全然、そこの気持ち悪さ…俺は、そこの気持ち悪さこそが、ハットリくんのキモだと思ってるのね。

何かわかんないけど、忍者っていうもののあり方ってさ、本当は忍者、ある意味、暗殺部隊じゃん、アイツら。暗殺部隊なのにも関わらず、世の中での平時のときには、一農民、一町民みたいな形で街に溶け込んでいるのが、いざ戦が起こるぞ、みたいことになったら何か暗躍する奴なわけじゃん。ずっと刀持ってるしね、ハットリくんもね。

っていう奴が家にずっといて。それでも、そいつが心を打ち明けて友達になってくれてるっていう設定。そういうストレートな設定ならわかりますけども、1回も素で喜んでる時とか、1回も見してくれないんだよ(笑)

たまに自分のいないときに、仮面をどうやらとってるらしいってことしか分からないんだよ(笑)超気持ち悪ぃじゃん(笑)それは何か、『ドラえもん』とは違う何かが絶対あるじゃんか。

なんだけど、そこに関しては全然、A先生はなんとも思ってなくて(笑)「別に忍者だから、そういうもんだろう」っつって、「何もおかしくない」って言うのね(笑)そのあたりも、ちょっとね、田中さんっぽいっていうのがあって(笑)

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タグ : 伊集院光,爆笑問題,田中裕二,藤子不二雄,

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