TOP ≫ 伊集院光 深夜の馬鹿力 ≫ 伊集院光「永六輔のラジオDJとして達している域」
伊集院光「永六輔のラジオDJとして達している域」
2013.04.16 (Tue)
2013年04月15日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、ラジオDJとしての永六輔について語られていた。
伊集院光「曲紹介を間違えて、『ちゃんと言い直すんだろ?』っていう間を完全に無視して、ご満悦でCMを振り(笑)逆キューっていうんですけど、俺の『CMいっていいですよ』って合図なんですけどね。『おいおい、その曲名じゃないのに』って感じのままCMにいってですよ」
「その時に、午前2時22分22秒になってて、『やった!』ってなって。何を喋ろうかなって思ったんですけどね(笑)もうダメだよ、ホントにダメだよ。それは知ってんだけどね。だけど、壊れたオモチャは、壊れたなりに面白いって時あるじゃんっていう」
「このトークから、永六輔さんの話に入ろうかと思ってるんだけど、このトークの流れは1回、切らなきゃいけないんだけどね(笑)違うのよ。全然違いますけどね(笑)永六輔さんって、もう80歳になるのかな。永六輔さんのやってる『土曜ワイド』っていう長寿番組があるんですけど」
「聴取率すごい高いから、タクシーに乗ってて、ラジオがついてると聴くこともあるんですけどね。…前に大竹まことさんの文化放送のラジオに出させてもらったときに、話をしたことなんだけど、永さんが年をとると滑舌も悪くなるし、昔より反応も鈍くなっていく。45歳にして、こっちはカタカナ読めないんだから、こっちはさ(笑)」
「2人で話をしたことなんだけど、『永さん自体っていうのは、いつか永さんっていうありがたい、音波になる』っていう話になって。つまり、永さんはもう喋らなくて良い。永さんは、いつかマイクをたまに杖で叩けば良いって状況になるよっていう話を、もう5~6年前にしたんですよ」
さらに、以下のように語っていた。
「それが、あながち間違いないって思い出したのは、もう永さんはあんまり喋んないです。言葉で埋めるのがラジオじゃないですから。こっちはとにかく落っこちてるのを口に入れるタチですから、ちょっとでも思いついたギャグは言うし。ちょっと面白いかなって思ったけど、言うのを止めたギャグに関しても、そのくだりを言うくらいですから」
「まぁ、俺はとにかく拾い食いの王様なんで。言葉で埋めていくタイプなんですけどね。でも、永さんはほとんど喋らないの。永さんの『土曜ワイド』を聞くと、アシスタントの外山(惠理)さんと、メール読んだりしてくれるはぶ三太郎さんっていう、毒蝮三太夫さんのお弟子さんがいるんですけど、ずーっと外山さんとはぶさんが喋ってるんです」
「だけど、たまに永さんが『それは違う』みたいなことを言い出したりするんです。あとは外山アナをたしなめたりするんですけど。それを聞いてて思うのは、ラジオって喋らないと居ないことになる。ラジオを聞くなんってのは、普通に聞いてるから、細かく画を思い浮かべて聞いてるなんってのは、言ったそばから理屈っぽく、嘘っぽくなるんだけどね」
「外山さんとはぶさんが喋ってるのを聞いてるとね、急に永さんがしゃべることで、ニュって永さんが出てくるわけ。ポンって出てきて、『居た!』って感じになるわけ。そうすると、永さんが喋らない時間っていうのは、もう永さんはそこに居るって確認できてるわけだから、どんなに喋らなくても永さんは居るわけ」
「ただ、常識的に長くなっていくと、永さんが薄くなっていく(笑)その途中、永さんがちょっと笑ったりとか、ちょっと痰が絡んでるときとか、永さんが少し濃くなるの(笑)その永さんのジンワリジンワリしてるところと、また永さんがノってバッて喋るところとか、その感じが、すごく俺の中で面白いというか。面白いのと再発見なの」
「永さんが一言でも喋るってことは、さっきの杖とありがたい音波の話じゃないんだけど、…俺の中で、永さんがどうしても感ずることがあったり、違うよってことがあったりすると喋るから、外山さん、はぶさんが喋ってても、永さんのチェックは通ってるって感じがするの」
「永さんが喋らないってことは、永さんはそれに対してそんなに反対じゃないっていう。頭のなかで薄くなったり濃くなったりする永さんがずーっと居るから、永さんの番組として成り立ってるというのが、俺の中では発見っていうか」
「ヘタしたら、『それ違う』ってときだけ、永さんがたまに杖でマイクをコーンって叩くのも、無くはないなって思うんだけどね。土曜ワイドって、相当長いよね。4時間半でしょ?序盤で死んでても、俺の中では…コラ!コラ!今、池田ディレクターと宮嵜プロデューサーが伊集院の発案だって言えって(笑)」
【関連記事】
伊集院光が語る「ラジオでの伊集院、テレビでの伊集院」
伊集院光「TBSラジオのトイレで起こる怪現象」
伊集院光が語る「ラジオとテレビでの話し方の違い」

伊集院光「曲紹介を間違えて、『ちゃんと言い直すんだろ?』っていう間を完全に無視して、ご満悦でCMを振り(笑)逆キューっていうんですけど、俺の『CMいっていいですよ』って合図なんですけどね。『おいおい、その曲名じゃないのに』って感じのままCMにいってですよ」
「その時に、午前2時22分22秒になってて、『やった!』ってなって。何を喋ろうかなって思ったんですけどね(笑)もうダメだよ、ホントにダメだよ。それは知ってんだけどね。だけど、壊れたオモチャは、壊れたなりに面白いって時あるじゃんっていう」
「このトークから、永六輔さんの話に入ろうかと思ってるんだけど、このトークの流れは1回、切らなきゃいけないんだけどね(笑)違うのよ。全然違いますけどね(笑)永六輔さんって、もう80歳になるのかな。永六輔さんのやってる『土曜ワイド』っていう長寿番組があるんですけど」
「聴取率すごい高いから、タクシーに乗ってて、ラジオがついてると聴くこともあるんですけどね。…前に大竹まことさんの文化放送のラジオに出させてもらったときに、話をしたことなんだけど、永さんが年をとると滑舌も悪くなるし、昔より反応も鈍くなっていく。45歳にして、こっちはカタカナ読めないんだから、こっちはさ(笑)」
「2人で話をしたことなんだけど、『永さん自体っていうのは、いつか永さんっていうありがたい、音波になる』っていう話になって。つまり、永さんはもう喋らなくて良い。永さんは、いつかマイクをたまに杖で叩けば良いって状況になるよっていう話を、もう5~6年前にしたんですよ」
さらに、以下のように語っていた。
「それが、あながち間違いないって思い出したのは、もう永さんはあんまり喋んないです。言葉で埋めるのがラジオじゃないですから。こっちはとにかく落っこちてるのを口に入れるタチですから、ちょっとでも思いついたギャグは言うし。ちょっと面白いかなって思ったけど、言うのを止めたギャグに関しても、そのくだりを言うくらいですから」
「まぁ、俺はとにかく拾い食いの王様なんで。言葉で埋めていくタイプなんですけどね。でも、永さんはほとんど喋らないの。永さんの『土曜ワイド』を聞くと、アシスタントの外山(惠理)さんと、メール読んだりしてくれるはぶ三太郎さんっていう、毒蝮三太夫さんのお弟子さんがいるんですけど、ずーっと外山さんとはぶさんが喋ってるんです」
「だけど、たまに永さんが『それは違う』みたいなことを言い出したりするんです。あとは外山アナをたしなめたりするんですけど。それを聞いてて思うのは、ラジオって喋らないと居ないことになる。ラジオを聞くなんってのは、普通に聞いてるから、細かく画を思い浮かべて聞いてるなんってのは、言ったそばから理屈っぽく、嘘っぽくなるんだけどね」
「外山さんとはぶさんが喋ってるのを聞いてるとね、急に永さんがしゃべることで、ニュって永さんが出てくるわけ。ポンって出てきて、『居た!』って感じになるわけ。そうすると、永さんが喋らない時間っていうのは、もう永さんはそこに居るって確認できてるわけだから、どんなに喋らなくても永さんは居るわけ」
「ただ、常識的に長くなっていくと、永さんが薄くなっていく(笑)その途中、永さんがちょっと笑ったりとか、ちょっと痰が絡んでるときとか、永さんが少し濃くなるの(笑)その永さんのジンワリジンワリしてるところと、また永さんがノってバッて喋るところとか、その感じが、すごく俺の中で面白いというか。面白いのと再発見なの」
「永さんが一言でも喋るってことは、さっきの杖とありがたい音波の話じゃないんだけど、…俺の中で、永さんがどうしても感ずることがあったり、違うよってことがあったりすると喋るから、外山さん、はぶさんが喋ってても、永さんのチェックは通ってるって感じがするの」
「永さんが喋らないってことは、永さんはそれに対してそんなに反対じゃないっていう。頭のなかで薄くなったり濃くなったりする永さんがずーっと居るから、永さんの番組として成り立ってるというのが、俺の中では発見っていうか」
「ヘタしたら、『それ違う』ってときだけ、永さんがたまに杖でマイクをコーンって叩くのも、無くはないなって思うんだけどね。土曜ワイドって、相当長いよね。4時間半でしょ?序盤で死んでても、俺の中では…コラ!コラ!今、池田ディレクターと宮嵜プロデューサーが伊集院の発案だって言えって(笑)」
【関連記事】
伊集院光が語る「ラジオでの伊集院、テレビでの伊集院」
伊集院光「TBSラジオのトイレで起こる怪現象」
伊集院光が語る「ラジオとテレビでの話し方の違い」
同番組の過去記事
| トップページへ |