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伊集院光が語る「クラス会に出席する人、欠席する人の違い」

2013.02.26 (Tue)
2013年02月25日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、中学時代のクラス会に出席したことについて語っていた。

大野君の現在

伊集院光のばらえてぃーぷらす ランナーズハイでわっはっはの巻 [DVD]伊集院光「自分の中学校は4クラスあって、4クラス合同のクラス会に出たんですよ。何週間か前に、友達の大野君から連絡があって。高校の時にも同じバイトしてた子だったんだけどね。この仕事入ってからもしばらく付き合いがあった大野君ね」

「この番組の初期の頃は、大野君の娘と家族とで遊んでて。大野君は畠山さんっていう、同じ中学校のクラスの奥さんをもらって子供ができました、と。大野君と何がきっかけか忘れちゃったけど、15~6年くらい会ってなくて。でも、最後まで付き合ってたのはこの大野君だけだから、大野君しか俺の連絡先を知らないの。実家も俺の連絡先を知らないから」

「誰も俺がどこにいるかをしらないから、大野君が唯一、俺に連絡できるから、クラス会の幹事の人が『連絡とって』ってお願いしたみたいなんだけどね。俺自体は、クラス会にそんなに行きたいって感じじゃなかったんだけど、大野君にちょっと会いたかったんだ。というのは、風のウワサに大野君の娘に娘ができたって話を聞いて、俺の周りの最年少のおじいちゃんになったっていう感じが、超オモシロイってことになって(笑)」

「僕みたいなダメな男に付き合ってくれてるから、大野君もダメなところはダメな人なんですけどね。おじいちゃんに、こちとら子供もいないのに、向こうがおじいちゃんになる感じが超オモシロイから、その話を聞いたから、ラジオで言いたいんだけど、かなりのプライバシーだから、ある程度許可はいるんじゃないかって気がしてる。もしくは、一笑いのために一生会わなきゃいいんだろ、っていう意識もあったんだけど、ちょうどその連絡があったから、大野君と会ってその話を聞くだけでも、軽くネタにもなるだろうってかんじで『仕事が軽く片付いたら行くけど』みたいに返事して」

ツイッターのフォロワーに同級生がいた

「それで、ツイッターとかで『クラス会あるらしいんだけど、行けるかな?』みたいな、自分探し中のOLみたいな感じで、自分の思ってることを出してみて(笑)その中で心を動かされたのは、大勢の方からリプライがあったんだけど、『伊集院さん、昔にラジオで"クラス会っていうのは行く後悔か、行かない後悔か、どっちにしろ後悔だから"みたいな話をしてましたよ。だったら、行く後悔の方がネタになって良いんじゃないですか』って言われて」

「『じゃあ、仕事が終わったらね』みたいな心づもりでいたわけ。その時点でちょっと面白かったんだけど、俺をフォローしてる中に同級生がいて、そいつが『私、聞いてない』っていう(笑)マジで?お前、みたいな(笑)」

「伊集院光としてやっているツイッターに同級生として、『健、私きいてないけど』って言われても、返しようがないよね。そこで俺、一人一人返すの?みたいな。それに、ツイートをみれば関係性とか分かっちゃうから、それを負うつもりもある?みたいに思ったんだけど、結果、来てなかったから申し訳ないっていえば申し訳ないんだけど」

結果、クラス会に行く

「カミさんにも『大野君にも悪いから、顔くらい出せば』って言われたんで、行って。それでまさか大野が来てないって思わないじゃん。お前が誘ったのに、何バックレてんだよって(笑)まぁ、同じ性格だから一緒にいられるんだと思うけどね(笑)」

「それでメールして『俺、着いたけど、大野は来ないの?』って送ったら、『え?行ったの?』みたいな。『俺は行くとは言ってないけど』みたいなことを言うわけ。『仕事が片付けば行く、みたいなトーンで言ってったじゃん』って送られてきたんだけど、その言い訳は俺がやろうと思ってたことだから、『そんなに今日やらなくていいやつだろ、その仕事。土曜だし』って送ったら、『まぁ、そうだけど』って返ってきて(笑)そりゃ、相当仲良かった友達だからね」

「旋盤の仕事やってるのに、まさか日曜日納期の仕事なんてねぇだろってことなんだけどね。それを言ったら『じゃあ、行くわ』って大野君が言って。その時に思うんだけど、僕の中学時代の立場は微妙で、生徒会長をやるような明るさもあるけど、すごいイジメの激しい学校生活の中で、イジメっこでは当然ないんですよ。だから、イジメられっ子になる可能性をいつも孕んでるんですよ。イジメっこグループによろしく顔を向けながらも、そうじゃない人にも付き合っていくっていう、微妙なスタンスにいるんですよ。そこを切り抜けた上で、高校生活では陰々滅々としてくるから、高校での評判は『あの人、アレな人』って感じになってますけど。ついぞ、高校も行かなくなる。そうなると、変な宙ぶらりんな感じでクラス会に行って」

クラス会に来る人、来ない人

「そういう『クラス会やろうぜ』って言ってる人たちって、地元に残ってて、今もつるんでる、その頃ヤンチャし放題だったヤツのノリの人たちが、一番、幹事とかをやってくれる」

「『大人の敷かれたレールなんて』って言ってる割りには、運動会の応援団をスゲェ頑張っちゃってる、そういう一塊の奴らが、すごく頑張って人を呼んでくれる。出席率が144人中、60人くらいだから、俺にしてはそこそこは来てるって思うんだけどね。そこで、来てない人たちのことを幹事の人たちが全く気にならないんだけど、俺は来ない側っていうものに対して、超気になるんですよ」

「来ない側に何種類かあると思って。1) イジメられていた人。イジメられてた人はきませんよ。未だに引きずってようが、逆に言うと『このクソみたいなところに関しては忘れた』ってことにしようが、そういう人たちは来ないですよ。その人たちが今、どういう人生を送っているだろうかってことも考えるし」

「あとは、2) 連絡つかないヤツっているんですよ。俺もかろうじて大野が繋がってるのと、一応はテレビに出てるから。繋がってない人っているんですよ。転校したり、地元を離れちゃって。さっきのフォロワーの人も、地元から離れちゃってたりするから」

「もちろん、3) スケジュールが合わないって人もいるけど。中に恐らく、イジメられてたりとかってわかりやすい理由でもなく、俺達と交わりたくない人がいる。想像すればするほど、クラス会に来ない人たちのことばかり考えて」

「俺がどうしても会いたい、意識してた同級生がいるんだけど、来ないんだよね。周りからそいつはそんなに尊敬されてないんだけど、俺はちょっとグッとくるものがあって。クラスでめちゃくちゃ静かでブサイクな女の子だったんだけど、卒業文集に『何故だろう、たどり着いたら絶句する』って一言だけ書いて(笑)それまでなんにも全然、主張しない子だったんだよ?それまでイジメられてもいじめてもいないの。だけど、その『何故だろう、たどり着いたら絶句する』って一言だけ書いて(笑)」

「もう一人は、俺が背伸びして文集を書いてる時に、俺の読めない筆記体で英語の詩を書いて終わる、みたいなヤツ。そいつは来ないんだよね。そいつが来ないと、『俺のことなんか見下してるんだろうな』って思っちゃうの。中学時代の俺も、今の俺のことも」


同番組の過去記事



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