伊集院光、『深夜の馬鹿力』は生放送で続けることができなければ「店じまい」すると明かす「限界が恐らくかなり近づいてる」
2018.07.26 (Thu)
2018年7月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、深夜番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』は生放送で続けることができなければ「店じまい」すると明かしていた。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1

神田松之丞:僕は、伊集院さんのラジオを、特に学生時代にずっと聞いてたんですよ。
伊集院光:うん。
神田松之丞:で、その時に2時間生を、今でもやり続けてるじゃないですか。アレがもう、なんていうか驚異的っていうか。2時間、毎週そのなんでしょうかね、常にそのライブショーをやってるようなもんですよね、ずっと。そんなになんで継続してそこまでできるのかなっていう。
伊集院光:一つは、録音の仕方が分からない。もうあまりに長く生をやりすぎたせいで、録音すると、それは何度もやってるんだけど、録音すると「今のところ違ったから、もう一回やり直したい」っていうのが、ずっと続くので。
神田松之丞:はい。
伊集院光:とてつもない時間がかかる。
神田松之丞:僕、逆なんですよ。なんでしょうかね、逆に生が怖くて。
伊集院光:ほう。
神田松之丞:これだって、本当に今流れてるっていうな感じで喋ってないんですよ(笑)
伊集院光:ああ。
神田松之丞:僕の『問わず語りの松之丞』って、喋らせていただいてるんですけど、あれもう何回も僕、録り直すんですね、気にいらないと。
伊集院光:うん。
神田松之丞:伝統芸能の人間なんで。漫才の人って、一発じゃないとイヤらしいんですよ。
伊集院光:うん。
神田松之丞:でも、俺は「あそこんとこ、上手くいかなかったな」って、「もう1回ちょっと視点変えて喋ってみよう」みたいなのを何個かやって、それを移植するみたいなやり方してるんですよ。
伊集院光:ああ。
神田松之丞:だから、伊集院さんの生で、途切れずにあのテンションで面白いことをやるって、全然次元の違うことをやられてるなぁと。
伊集院光:いや、種類の違うことですよ。次元の違うことじゃない。種類の違うことだと思う。どっちが得意かっていう。
神田松之丞:でも、ネットで叩かれたり、揚げ足をとられるじゃないですか。生放送だと思うと、萎縮しちゃって。僕、結構録音だと思うと、「あとでどうせ切ってくれるだろう」みたいに思った。
伊集院光:ああ。
神田松之丞:まぁ、どうせ無名だからネットニュースにも上げられないだろうってことで、思いっきり喋ると、ウチのディレクターの戸波さんが普通にそのまま放送してたりするんですけど(笑)
伊集院光:うん(笑)
神田松之丞:でも、結局線は「この人が最終的に責任持つから」っていうんで逃げられるし、で、今、radiko のタイムフリーとかあるじゃないですか。
伊集院光:うん、うん。
神田松之丞:そうすると、生放送の意義っていうのが、こういう朝の番組、情報番組は不可欠だと思うんですけど、笑いに関して言うと、でも絶対今の生の方がいいとは思うんですけど…
伊集院光:うん。
神田松之丞:クオリティ高めるんだったら、何度も録り直してる方がいいのかなっていうふうに、勝手に思うんですけど。
伊集院光:凄い分かる。言ってることは凄く分かります。分かるし、それとも闘うし。こちら側が、深夜独特の生でこっちも、ある意味、さっき言ったように「命がけ」である程度喋る。タレント生命がブツッて終わるかもしれないことの快感に酔いながら喋るのに対して、眠い目をこすりながら聞くっていう、この関係性がそうだけど。
神田松之丞:そうですね。
伊集院光:だけど、聞いてる人からしたら、「いやいや、あなた20年も番組やってて、こっちだっていい大人がよ」って。「そんな、明日の用事もあるし、聞けません」っていう人の都合はあるわけでしょ。
神田松之丞:はい。
伊集院光:そうすると、それを強制もできない中で、俺が生でやる意味は何だっていうことになるんだけど、「ゾクゾクするから」っていうことや、他の楽しみ方をまだ知らないっていうことと。
神田松之丞:なるほど。
伊集院光:できるってことだけが、自分のプライドを支えてきた分、じゃあそろそろ下す時に、自分の失望感や老いを認めなきゃならないっていうのが、絶対くるので。
神田松之丞:うん。
伊集院光:ただ、それは近いうちに来ます。
神田松之丞:ああ、そうですか。
伊集院光:それは、本当にそんな長い間じゃなく、深夜は店じまいをします。
神田松之丞:ああ、そうですか。
伊集院光:それは多分、限界が恐らくかなり近づいてるけど、その腐りかけが面白い。自分でも「こんなこと言うと思わなかった」っていうのが。
神田松之丞:それは、伊集院さんの中でも、「昔とちょっと喋ってて違うな」っていうのはあるんですか?
伊集院光:ねえ、もう何十年もやると当たり前じゃないですか、みんな。
神田松之丞:ええ。
伊集院光:当たり前ってなってるし、自分も当たり前となってるから、あまりに予想もしなかったようなことは起こらないし、起きた時には多分それは、タレント生命が死ぬって言う時になっちゃう可能性が強いので。
神田松之丞:そうですか。
伊集院光:多分、そういうことにはなるんだと。
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神田松之丞:僕は、伊集院さんのラジオを、特に学生時代にずっと聞いてたんですよ。
伊集院光:うん。
神田松之丞:で、その時に2時間生を、今でもやり続けてるじゃないですか。アレがもう、なんていうか驚異的っていうか。2時間、毎週そのなんでしょうかね、常にそのライブショーをやってるようなもんですよね、ずっと。そんなになんで継続してそこまでできるのかなっていう。
伊集院光:一つは、録音の仕方が分からない。もうあまりに長く生をやりすぎたせいで、録音すると、それは何度もやってるんだけど、録音すると「今のところ違ったから、もう一回やり直したい」っていうのが、ずっと続くので。
神田松之丞:はい。
伊集院光:とてつもない時間がかかる。
神田松之丞:僕、逆なんですよ。なんでしょうかね、逆に生が怖くて。
伊集院光:ほう。
神田松之丞:これだって、本当に今流れてるっていうな感じで喋ってないんですよ(笑)
伊集院光:ああ。
神田松之丞:僕の『問わず語りの松之丞』って、喋らせていただいてるんですけど、あれもう何回も僕、録り直すんですね、気にいらないと。
伊集院光:うん。
神田松之丞:伝統芸能の人間なんで。漫才の人って、一発じゃないとイヤらしいんですよ。
伊集院光:うん。
神田松之丞:でも、俺は「あそこんとこ、上手くいかなかったな」って、「もう1回ちょっと視点変えて喋ってみよう」みたいなのを何個かやって、それを移植するみたいなやり方してるんですよ。
伊集院光:ああ。
神田松之丞:だから、伊集院さんの生で、途切れずにあのテンションで面白いことをやるって、全然次元の違うことをやられてるなぁと。
伊集院光:いや、種類の違うことですよ。次元の違うことじゃない。種類の違うことだと思う。どっちが得意かっていう。
神田松之丞:でも、ネットで叩かれたり、揚げ足をとられるじゃないですか。生放送だと思うと、萎縮しちゃって。僕、結構録音だと思うと、「あとでどうせ切ってくれるだろう」みたいに思った。
伊集院光:ああ。
神田松之丞:まぁ、どうせ無名だからネットニュースにも上げられないだろうってことで、思いっきり喋ると、ウチのディレクターの戸波さんが普通にそのまま放送してたりするんですけど(笑)
伊集院光:うん(笑)
神田松之丞:でも、結局線は「この人が最終的に責任持つから」っていうんで逃げられるし、で、今、radiko のタイムフリーとかあるじゃないですか。
伊集院光:うん、うん。
神田松之丞:そうすると、生放送の意義っていうのが、こういう朝の番組、情報番組は不可欠だと思うんですけど、笑いに関して言うと、でも絶対今の生の方がいいとは思うんですけど…
伊集院光:うん。
神田松之丞:クオリティ高めるんだったら、何度も録り直してる方がいいのかなっていうふうに、勝手に思うんですけど。
伊集院光:凄い分かる。言ってることは凄く分かります。分かるし、それとも闘うし。こちら側が、深夜独特の生でこっちも、ある意味、さっき言ったように「命がけ」である程度喋る。タレント生命がブツッて終わるかもしれないことの快感に酔いながら喋るのに対して、眠い目をこすりながら聞くっていう、この関係性がそうだけど。
神田松之丞:そうですね。
伊集院光:だけど、聞いてる人からしたら、「いやいや、あなた20年も番組やってて、こっちだっていい大人がよ」って。「そんな、明日の用事もあるし、聞けません」っていう人の都合はあるわけでしょ。
神田松之丞:はい。
伊集院光:そうすると、それを強制もできない中で、俺が生でやる意味は何だっていうことになるんだけど、「ゾクゾクするから」っていうことや、他の楽しみ方をまだ知らないっていうことと。
神田松之丞:なるほど。
伊集院光:できるってことだけが、自分のプライドを支えてきた分、じゃあそろそろ下す時に、自分の失望感や老いを認めなきゃならないっていうのが、絶対くるので。
神田松之丞:うん。
伊集院光:ただ、それは近いうちに来ます。
神田松之丞:ああ、そうですか。
伊集院光:それは、本当にそんな長い間じゃなく、深夜は店じまいをします。
神田松之丞:ああ、そうですか。
伊集院光:それは多分、限界が恐らくかなり近づいてるけど、その腐りかけが面白い。自分でも「こんなこと言うと思わなかった」っていうのが。
神田松之丞:それは、伊集院さんの中でも、「昔とちょっと喋ってて違うな」っていうのはあるんですか?
伊集院光:ねえ、もう何十年もやると当たり前じゃないですか、みんな。
神田松之丞:ええ。
伊集院光:当たり前ってなってるし、自分も当たり前となってるから、あまりに予想もしなかったようなことは起こらないし、起きた時には多分それは、タレント生命が死ぬって言う時になっちゃう可能性が強いので。
神田松之丞:そうですか。
伊集院光:多分、そういうことにはなるんだと。
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