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水道橋博士「ビートたけしの漫才師としてのアイデンティティ」

2013.02.11 (Mon)
2013年02月09日放送の「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」にて、浅草キッド・水道橋博士がゲスト出演していた。

芸人の引退を考えていた水道橋博士

藝人春秋水道橋博士「もう芸人としても一回、50歳で辞めようと思ってて」

ブラマヨ・吉田「えぇ?」

水道橋博士「それ、49歳の時にあったの」

小杉「そうですか」

水道橋博士「面白いこと言って評価されたら、また次の仕事もくる。でも、自分の中では50歳がきたら辞めるって思ってるから」

吉田「ウケたって、『辞めんねんから、俺は』って思ってるから」

水道橋博士「そうそう。それで、喋るのも止めてたんだよね。そう思って49歳のときは仕事をしてたんですよ。そうなると、何も面白くないのよ。だって、ウケたくないわけだから」

吉田「あぁ」

水道橋博士「ゴールの無いマラソンじゃない、芸人なんて。『どこまでこれ走ればいいんだ』って話じゃない?」

吉田「はい」

水道橋博士「でも、それを自分の中でゴールを決めたら、『ここまでやったら抜けてもいいよ』って思った瞬間に、面白くないの。仕事が面白くないの」

吉田「あぁ」

小杉「へぇ~」

水道橋博士「そうじゃなくて、全部全力投球してやらないと、やっぱり仕事って面白くないんだって、この1年でスゴイよく分かった」

吉田「あらためて、『この仕事好きや』っていうのが分かったわけですね」

漫才師として現役であるということ

水道橋博士「あと、漫才師として現役でいたいって思った」

吉田「テレビで漫才やられないですね」

水道橋博士「もう10年以上やってないです。…ツービートの弟子でやってたから、ツービートって当時の漫才ブームでいうと、もう放送禁止だったんですよ。世の中の通念からすると。『本音漫才』って言われてたけど」

吉田「はい」

水道橋博士「そういう意味で言うと、たけしさんの芸風があるんだから、"ネクスト・ツービート"でなければいけないって思ったネタをやってたんですよ、ずっと。未だにそうなんですけど」

吉田「はい」

水道橋博士「テレビの中にあるタブーなんかをネタにしたいし、言葉で発したいし」

吉田「あぁ」

水道橋博士「単純な言語を言えば良いってことではなくて、やっぱりそれは練りに練られた台本があって、そこに言葉の強度、誰にも負けない強度がある言葉をそこで使うんだって漫才がやりたくて。それをテレビと合わせるのって難しいなって思って」

吉田「あぁ」

水道橋博士「僕ら、高田"笑"学校(チケット情報:チケットぴあ)ってところでしか漫才をやらないんだけど、そこには俺たち(浅草キッド)がトリをとるんだけど、次の回がますだおかだ、ハマカーン、バイきんぐっていう現役チャンピオンですよね、2組。そのトリをやるんです」

吉田「あぁ」

水道橋博士「芸人同士って、同じ舞台に立って同じ格だったら、笑わせたヤツこそ偉いじゃない?」

吉田「うん」

水道橋博士「そういう意味では、今からメチャクチャ緊張します」

吉田「おぉ」

水道橋博士「自分たちとしては、そこの劇場の王者として出るわけですから」

吉田「うん」

水道橋博士「彼らは、テレビの現役チャンピオンだし、本当に上手いしネタも何回も繰ってる(くってる)だろうし」

吉田「はい」

水道橋博士「でも、そこに漫才師としては立たなければいけない。逃げちゃダメなんだって」

吉田「やりたい漫才がテレビ向きじゃない、と」

水道橋博士「うん」

吉田「今、テレビで旬の漫才師たちが劇場にきたときは、『おっしゃ、俺らはやったるぞ』と」

水道橋博士「やりますよ、と」

小杉「『先にやらせてくれ』って逃げもなく、トリで待ってるわけですからね」

水道橋博士「そうです。そういう現役感ね。テレビしか観ない人にとっては、俺なんか漫才をやってる人ではないかもしれないけど、『俺は漫才師である』っていう根源的なところがあるんだよね。『自分のアイデンティティとは何か?』っていうときに、『漫才師です』っていうのはあるね」

吉田「スゴイ」

小杉「漫才に対する思い入れの話は、初めて聞かせてもらいましたからね」

ビートたけしの漫才師としてのアイデンティティ

水道橋博士「そういう時に、たけしさんとそういう話をしたら、ツービートはその舞台、何回も出てますから」

吉田「そうなんですか?」

水道橋博士「皆さん知らないだけで。だから、俺らがそういう話をしたら、たけしさんは『俺も出よう』ってなるんですよ。それで飛び入りするんです」

吉田「ほぅ~」

水道橋博士「その時、『ツービートで漫才やってまして。昔は売れたんですよ』みたいなネタは一切やらないの。いきなり本ネタから入るの」

吉田「へぇ~」

小杉「『久々すぎて…』みたいな逃げを打たないんですね」

水道橋博士「やらないの。自分の新ネタを掛けるんです」

吉田「今、旬の若手とかと闘ってるっていうか」

水道橋博士「闘うんです。何が凄いって、あのTHE MANZAIの顧問になってるじゃないですか。あれで顧問として要請されたときに、どうしても出るって言ってたの」

小杉「プレイヤーとしてですか?」

水道橋博士「そうですよ」

小杉「ツービートで?!」

水道橋博士「それも不思議なんですけど、グレート義太夫さんとコンビを組んで出るって言ってて(笑)」

吉田「なんでここへ来て義太夫さん(笑)」

水道橋博士「それ、だけど止めるじゃない、みんな。でも、本人はネタをずっと考えてたの」

小杉「スゲェ…」

水道橋博士「でも、若い人にもみんなそう思って欲しいんだよね。こうやって就職していくとか、職業を持つって時に、職業的な使命を持って欲しいの」

吉田「はい」

水道橋博士「何を作るにしてもね。『死んでもやるぞ』みたいな感じじゃないと、やっぱり職業ってできないなって思って」

吉田「あぁ」

水道橋博士「二年前に大病(ウイルス性脊髄炎の疑い)したんですよ。運ばれて入院して」

吉田「はい」

水道橋博士「高田"笑"学校、休むことになってんですよ」

吉田「はい」

水道橋博士「だけど、ネタを書いてたんです。家族も、もちろん医者も全員止めるんですけど、抜けだして『やらせてくれ。10分だけでいいから』って言って」

吉田「漫才師で俺はあり続けたいってことですかね」

水道橋博士「だろうね」

小杉「やったんですか?」

水道橋博士「30分やったの」

吉田「僕らの胸に響く、響きすぎるというかね」

水道橋博士「だから、一緒にやりましょうよ。漫才を」

吉田「そうですね」

小杉「是非やらせてください」

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