「めちゃイケ」「アメトーーク」でお馴染み辻稔カメラマンの撮影技術論
2013.02.06 (Wed)
2013年02月04日放送の「ショナイの話」にて、「めちゃイケ」「アメトーーク」「ロンドンハーツ」などのカメラマンでお馴染みの辻稔がゲスト出演していた。
辻カメラマンは、1988年ニューテレスに入社し、1995年退社しスウィッシュ・ジャパンに移籍。2005年3月にスウィッシュジャパンを退社し、現在はフリーで活躍中のカメラマンである。
ケンドーコバヤシ「聞いておきたいことがあるんですけど」
辻「はい」
ケンドーコバヤシ「私、ケンドーコバヤシを撮るときの注意点ってあるんですか?」
辻「えっとねぇ、一つあるんですよ(笑)」
ケンドーコバヤシ「そんなバカな」
辻「ふふ(笑)あるんです、実は」
ケンドーコバヤシ「僕の中で勝手に決めてることがあるんですけど」
辻「あのね、『カットイン芸人』って名づけてる芸人がいるんですけど」
ケンドーコバヤシ「カットイン芸人?どういうことでしょうか」
辻「色んなことを喋ってるんですけど、カメラが向いてない時とか、お題がこっちに行ってるんですけど、ピっと入ってくる人たちのことなんです」
ケンドーコバヤシ「あぁ」
辻「ザキヤマ(山崎弘也)さん、藤本(FUJIWARA・藤本敏史)さん、高橋(サバンナ・高橋茂雄)くん、あとケンコバさん」
ケンドーコバヤシ「えぇ?」
辻「あと、品川(品川祐)くん。ガヤ芸人っていって、ザキヤマさんとか藤本さんは含んでますけど、高橋くんとかコバヤシくんは決してガヤではなくて」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「でも、その遠くのさらに広げた話とか、『こういうこともあったんですよ』って話をする人たちなんで、ちょっとカメラは狙っておかなきゃいけないんです」
ケンドーコバヤシ「良いのか悪いのかで言ったら、どっちですか?(笑)」
辻「えっと、ハッキリ言うと、ちょっと困ってる(笑)」
ケンドーコバヤシ「はっはっはっ(笑)たしかに、さっき出た名前で言うと、ザキヤマでしょ、フジモン、品川、サバンナ・高橋、俺っていったら、若干、ウザイヤツみたいな(笑)」
辻「まぁまぁ」
ケンドーコバヤシ「観てる分にはえぇけど、ツレでおったらイヤやなってメンツですもんね(笑)」
辻「でも、番組的には面白い話が広がっていくんで、必要な人たちであって、逆に言うと僕なんかこの喋りを逃したくないんで」
ケンドーコバヤシ「そんなに俺のことを追っかけてくれてるんですね(笑)」
辻「追っかけてます(笑)」
ケンドーコバヤシ「ありがとうございます」
辻「カメラの割り振りの中に、必ず意識するようにしている人たちが、カットイン芸人なんです」
ケンドーコバヤシ「なるほど」
さらに、以下のように語っていた。
辻「最近、若手芸人さんたちと仲良くなって、ご飯食べに行ったリすることあるんですけど、その時に必ず若手芸人さんたちにしてあげる話が1つあって」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「面白い話を思いついたときに、すぐに話し始めてしまうと、撮られてない時があるんですよ」
ケンドーコバヤシ「うん、うん。仕方ないですよね」
辻「でも、その時にスゴイ面白ワードだったときにもったいないから、接続詞を一つ付けたら良いんじゃないですかって」
ケンドーコバヤシ「あ、そんなん若手に言うたらダメじゃないですか(笑)」
辻「『でもさ…』とかって話を始めると、カメラがピュって向くんですよ」
ケンドーコバヤシ「それ若手に言うたらダメじゃないですか(笑)」
辻「ふふ(笑)そういうことを話をすると、『なるほど』って顔をするんですよ」
ケンドーコバヤシ「ここはちょっともう、カットしてもらいます(笑)」
ケンドーコバヤシ「辻さんが、カメラマンとしてこだわっていることというのは?」
辻「こだわっていることは、大きく分けて3つあります」
ケンドーコバヤシ「3つ?」
辻「まず、1) 行われていること、やっていることを撮り逃さない。足で何かやってる時に、それが映ってないとか、そういうことはダメ」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「次に、2) 面白く撮ってあげて欲しいなっていうのがあって」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「リアクションみたいなところとかですね。カメラマンが、ちょっとだけ自分のカメラワークを足したことで、100%が120%になればいいなって考えてることが1つ」
ケンドーコバヤシ「スゴイ嬉しいことを考えてくれてるんですね」
辻「それで、一番大事にしていること…何だと思いますか?」
ケンドーコバヤシ「貯金とか?」
辻「ふふ(笑)それ大事ですけどね」
ケンドーコバヤシ「あと何やろなぁ」
辻「一番大事なのは、3) ディレクターが編集しやすいように、撮っておくことが一番大事なことだって僕は思うんです」
ケンドーコバヤシ「ほぅ」
辻「つまりは、カメラマンがひとりよがりになってしまっても、自分で編集するわけでもないし、最終的に番組を作るのはディレクターなんで」
ケンドーコバヤシ「そうか。視聴者に届くものを作るのは、ディレクターですもんね」
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辻カメラマンは、1988年ニューテレスに入社し、1995年退社しスウィッシュ・ジャパンに移籍。2005年3月にスウィッシュジャパンを退社し、現在はフリーで活躍中のカメラマンである。
ケンドーコバヤシたち「カットイン芸人」の撮り方

辻「はい」
ケンドーコバヤシ「私、ケンドーコバヤシを撮るときの注意点ってあるんですか?」
辻「えっとねぇ、一つあるんですよ(笑)」
ケンドーコバヤシ「そんなバカな」
辻「ふふ(笑)あるんです、実は」
ケンドーコバヤシ「僕の中で勝手に決めてることがあるんですけど」
辻「あのね、『カットイン芸人』って名づけてる芸人がいるんですけど」
ケンドーコバヤシ「カットイン芸人?どういうことでしょうか」
辻「色んなことを喋ってるんですけど、カメラが向いてない時とか、お題がこっちに行ってるんですけど、ピっと入ってくる人たちのことなんです」
ケンドーコバヤシ「あぁ」
辻「ザキヤマ(山崎弘也)さん、藤本(FUJIWARA・藤本敏史)さん、高橋(サバンナ・高橋茂雄)くん、あとケンコバさん」
ケンドーコバヤシ「えぇ?」
辻「あと、品川(品川祐)くん。ガヤ芸人っていって、ザキヤマさんとか藤本さんは含んでますけど、高橋くんとかコバヤシくんは決してガヤではなくて」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「でも、その遠くのさらに広げた話とか、『こういうこともあったんですよ』って話をする人たちなんで、ちょっとカメラは狙っておかなきゃいけないんです」
ケンドーコバヤシ「良いのか悪いのかで言ったら、どっちですか?(笑)」
辻「えっと、ハッキリ言うと、ちょっと困ってる(笑)」
ケンドーコバヤシ「はっはっはっ(笑)たしかに、さっき出た名前で言うと、ザキヤマでしょ、フジモン、品川、サバンナ・高橋、俺っていったら、若干、ウザイヤツみたいな(笑)」
辻「まぁまぁ」
ケンドーコバヤシ「観てる分にはえぇけど、ツレでおったらイヤやなってメンツですもんね(笑)」
辻「でも、番組的には面白い話が広がっていくんで、必要な人たちであって、逆に言うと僕なんかこの喋りを逃したくないんで」
ケンドーコバヤシ「そんなに俺のことを追っかけてくれてるんですね(笑)」
辻「追っかけてます(笑)」
ケンドーコバヤシ「ありがとうございます」
辻「カメラの割り振りの中に、必ず意識するようにしている人たちが、カットイン芸人なんです」
ケンドーコバヤシ「なるほど」
さらに、以下のように語っていた。
トークでのカットインを成功させるテクニック
辻「最近、若手芸人さんたちと仲良くなって、ご飯食べに行ったリすることあるんですけど、その時に必ず若手芸人さんたちにしてあげる話が1つあって」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「面白い話を思いついたときに、すぐに話し始めてしまうと、撮られてない時があるんですよ」
ケンドーコバヤシ「うん、うん。仕方ないですよね」
辻「でも、その時にスゴイ面白ワードだったときにもったいないから、接続詞を一つ付けたら良いんじゃないですかって」
ケンドーコバヤシ「あ、そんなん若手に言うたらダメじゃないですか(笑)」
辻「『でもさ…』とかって話を始めると、カメラがピュって向くんですよ」
ケンドーコバヤシ「それ若手に言うたらダメじゃないですか(笑)」
辻「ふふ(笑)そういうことを話をすると、『なるほど』って顔をするんですよ」
ケンドーコバヤシ「ここはちょっともう、カットしてもらいます(笑)」
辻カメラマンのバラエティ番組を撮る3つのこだわり

辻「こだわっていることは、大きく分けて3つあります」
ケンドーコバヤシ「3つ?」
辻「まず、1) 行われていること、やっていることを撮り逃さない。足で何かやってる時に、それが映ってないとか、そういうことはダメ」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「次に、2) 面白く撮ってあげて欲しいなっていうのがあって」
ケンドーコバヤシ「はい」
辻「リアクションみたいなところとかですね。カメラマンが、ちょっとだけ自分のカメラワークを足したことで、100%が120%になればいいなって考えてることが1つ」
ケンドーコバヤシ「スゴイ嬉しいことを考えてくれてるんですね」
辻「それで、一番大事にしていること…何だと思いますか?」
ケンドーコバヤシ「貯金とか?」
辻「ふふ(笑)それ大事ですけどね」
ケンドーコバヤシ「あと何やろなぁ」
辻「一番大事なのは、3) ディレクターが編集しやすいように、撮っておくことが一番大事なことだって僕は思うんです」
ケンドーコバヤシ「ほぅ」
辻「つまりは、カメラマンがひとりよがりになってしまっても、自分で編集するわけでもないし、最終的に番組を作るのはディレクターなんで」
ケンドーコバヤシ「そうか。視聴者に届くものを作るのは、ディレクターですもんね」
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