ビートたけし、芸人として生き様や芸事についてだけはウソをつくべきではないと語る「それをウソついてしまったら、何もない」
2018.07.08 (Sun)
1993年5月13日放送のよみうりテレビの番組『たかじんnoばぁ~』にて、お笑い芸人・ビートたけしがゲスト出演した際、芸人として生き様や芸事についてだけはウソをつくべきではないと語っていた。


ビートたけし:生き様じゃない、要するにさ。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:一人の奴が、どうやって生きてきたかってことを、テレビとして見せつけてるだけだよな。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:そんなウソつくことない。「オイラはこうやって生きてきたんだ」っていうのをさ、見せつけてるわけじゃない。
やしきたかじん:存在感でしょ。
ビートたけし:ところが、たまにウソつく奴いるわけさ。そうすると、イライラしちゃう、そういうの見ると。「このウソつき野郎」ってさ。漫才ブームの時に、「俺はストリップ劇場出身だ」って言って、年もちゃんと言って。その時に、大学出て、新劇やってって言ってる奴がいたんだけど、俺と一緒にロック座にいた奴なんだよ。
それがそんなこと言い出したから、「このクソったれ」って思ったね。そんなにまでウソついて、コイツテレビとか社会に出たいかって言うかさ。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:我々、ウソついたってバレるじゃない。その中で生きていけばいいわけでさ。
やしきたかじん:バレやすいタイプでしょ?(笑)
ビートたけし:うん(笑)自分で言っちゃうし。その中の、どうやって生きてきたかってことがさ、世間の人が「アイツの生き様、こうで面白いね。ああいうふうに生きる奴」って。
やしきたかじん:はい。
ビートたけし:たまにウソもつくよ。本当ばっかしでやってるわけじゃない。だけども、生き様ってそんなにウソつけないんだよ、やっぱり。そうやって生きてきた奴って。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:ウソをつかないことで…芸に関しては裏切らない自分。芸について裏切らないけど、ネエちゃんは裏切っていいっていうかな(笑)
やしきたかじん:それはな(笑)
ビートたけし:一つだけウソつかないことを決めてる。芸はウソつかないっちゅうかな。
トミーズ健:バレますね。
ビートたけし:バレるのよね。いくらやったってさ、画面で顔出た瞬間にさ、「コイツ、こんな奴だ」っていうのバレるんだもん。
トミーズ健:だから、普段からやっとかなアカンっていうのあるんですよ。ここいうところ、バレるんですね。「お客さんはアホ」って言いますけど、ある部分、アホやないところあるんですね。バレてまうんですよ。
ビートたけし:…なんで東京で洋七と付き合ってるのかって言ったら、その部分だよな。要するに、俺に対してウソつくじゃん、いっぱい。女がどうのこうのとか、貯金がいくらとか、全部ウソって分かるもん、そんなの。
川中美幸:ふふ(笑)
ビートたけし:でも、一発ウソつかないことあるわけ。泣いて「俺、芸人辞めようか」って言った時、「コイツ、ウソつきじゃないな」って思ったの。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:もうダメだって言い出したんだよな、一回な。その時に、コイツはやっぱ凄いなって思って。それだけ芸事好きなのかとか、惚れてんのかって思って。それを辞めるって言った瞬間に、「俺は絶対に辞めさせねぇ」って言ったんだけど。そのところだけだよな。オイラなんか、所詮それだけのもんだ。後はどうでもいい。
やしきたかじん:あとはな。
ビートたけし:ネエちゃん騙そうが、女房泣かそうが、ガキはっ倒そうが、どうでもいい。だけど、この部分だけウソついちゃいけないってところが一個だけあって。それは、芸事だけ。それをウソついてしまったら、我々、何もないもん。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:食えるとかさ、飲みながらこうやって番組やれるんだもん。でも、それウソついたら終わりだぜ。
やしきたかじん:あとは死ぬしかないもんね。
ビートたけし:それだけはウソつかなきゃ、あとはどうでもいいよ。
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ビートたけし:生き様じゃない、要するにさ。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:一人の奴が、どうやって生きてきたかってことを、テレビとして見せつけてるだけだよな。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:そんなウソつくことない。「オイラはこうやって生きてきたんだ」っていうのをさ、見せつけてるわけじゃない。
やしきたかじん:存在感でしょ。
ビートたけし:ところが、たまにウソつく奴いるわけさ。そうすると、イライラしちゃう、そういうの見ると。「このウソつき野郎」ってさ。漫才ブームの時に、「俺はストリップ劇場出身だ」って言って、年もちゃんと言って。その時に、大学出て、新劇やってって言ってる奴がいたんだけど、俺と一緒にロック座にいた奴なんだよ。
それがそんなこと言い出したから、「このクソったれ」って思ったね。そんなにまでウソついて、コイツテレビとか社会に出たいかって言うかさ。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:我々、ウソついたってバレるじゃない。その中で生きていけばいいわけでさ。
やしきたかじん:バレやすいタイプでしょ?(笑)
ビートたけし:うん(笑)自分で言っちゃうし。その中の、どうやって生きてきたかってことがさ、世間の人が「アイツの生き様、こうで面白いね。ああいうふうに生きる奴」って。
やしきたかじん:はい。
ビートたけし:たまにウソもつくよ。本当ばっかしでやってるわけじゃない。だけども、生き様ってそんなにウソつけないんだよ、やっぱり。そうやって生きてきた奴って。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:ウソをつかないことで…芸に関しては裏切らない自分。芸について裏切らないけど、ネエちゃんは裏切っていいっていうかな(笑)
やしきたかじん:それはな(笑)
ビートたけし:一つだけウソつかないことを決めてる。芸はウソつかないっちゅうかな。
トミーズ健:バレますね。
ビートたけし:バレるのよね。いくらやったってさ、画面で顔出た瞬間にさ、「コイツ、こんな奴だ」っていうのバレるんだもん。
トミーズ健:だから、普段からやっとかなアカンっていうのあるんですよ。ここいうところ、バレるんですね。「お客さんはアホ」って言いますけど、ある部分、アホやないところあるんですね。バレてまうんですよ。
ビートたけし:…なんで東京で洋七と付き合ってるのかって言ったら、その部分だよな。要するに、俺に対してウソつくじゃん、いっぱい。女がどうのこうのとか、貯金がいくらとか、全部ウソって分かるもん、そんなの。
川中美幸:ふふ(笑)
ビートたけし:でも、一発ウソつかないことあるわけ。泣いて「俺、芸人辞めようか」って言った時、「コイツ、ウソつきじゃないな」って思ったの。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:もうダメだって言い出したんだよな、一回な。その時に、コイツはやっぱ凄いなって思って。それだけ芸事好きなのかとか、惚れてんのかって思って。それを辞めるって言った瞬間に、「俺は絶対に辞めさせねぇ」って言ったんだけど。そのところだけだよな。オイラなんか、所詮それだけのもんだ。後はどうでもいい。
やしきたかじん:あとはな。
ビートたけし:ネエちゃん騙そうが、女房泣かそうが、ガキはっ倒そうが、どうでもいい。だけど、この部分だけウソついちゃいけないってところが一個だけあって。それは、芸事だけ。それをウソついてしまったら、我々、何もないもん。
やしきたかじん:うん。
ビートたけし:食えるとかさ、飲みながらこうやって番組やれるんだもん。でも、それウソついたら終わりだぜ。
やしきたかじん:あとは死ぬしかないもんね。
ビートたけし:それだけはウソつかなきゃ、あとはどうでもいいよ。
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