TOP ≫ ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ! ≫ 水道橋博士が語る「メチャクチャだった演出家・テリー伊藤」
水道橋博士が語る「メチャクチャだった演出家・テリー伊藤」
2013.02.04 (Mon)
2013年02月02日放送の「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」にて、水道橋博士がゲスト出演しており、自著「藝人春秋」について語っていた。

前の記事:水道橋博士が語る「藝人春秋を書いたワケ」
水道橋博士「テリー伊藤さんって、ああいう(奇抜な)人だって知ってました?」
吉田「全く知らなかったです」
水道橋博士「今は、『スッキリ!!』に出てる、時々キレるコメンテーターみたいな、日本の常識側にいる人じゃないですか?」
小杉「キレてても、言ってることは『そうだな』って思うことやから、ぶっ飛んでるってイメージはないですけど、本を読んだらとんでもないですね」
藝人春秋の中で、
「当時のマスコミ、テレビ界でテリー伊藤の出現は事件と呼ぶべきものだった。前のめりで周囲をねじ伏せていく演出力、旋風のように立ち上がり、突き抜けていく突破力。誰もがその瞬間最大風速に目を見張った」と記している。
水道橋博士「元気が出るテレビの総合演出をやってた。だから、その当時は、一切、テレビに出てなかったんです。その時に、山のような企画書を見ながら、メチャクチャ怒るんです」
吉田「え?」
水道橋博士「『何だコラ!』って。時々、今もキレてるような感じでずっと怒ってるんです。『何だコレよ。漢字が多いんだよ!』って」
小杉「『漢字が多いから読みにくい…』ってトーンじゃないんですか?」
水道橋博士「違うの。でも、それは良い話なの。『テレビっていうのは、小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで観るものだから、その企画書を漢字だらけで書いてどうすんだよ』って言うのよ。『発想そのものを、ひらがなで書け』って」
吉田「あぁ」
水道橋博士「『テレビのバラエティは、"ひらがな"で出来ている』って話なんですよ。言われてみるとそうじゃないですか。そうやって四文字熟語を並べてるような企画書があっても、それはテレビのバラエティでは伝わらない」
吉田「あぁ」
水道橋博士「今はね、すごい有名な放送作家さんって、あの一室に居ましたから(注:『元気が出るテレビ!!』では『放送作家予備校』を企画し、自ら指導に当たった。ここから、そーたに、おちまさと、村上卓史、都築浩、堀江利幸、田中直人らを輩出している)」
吉田「その虎の穴に?」
水道橋博士「虎の穴に。テリーさんが『お前ら、全員金髪にしろ!』とかって言うの。それでみんな金髪にしてたから」
吉田「『なんで?』ってならないんですか?」
水道橋博士「『お前らの企画は、硯(すずり)に墨をつけて筆で書いているようだ』って言うの。『そんなんじゃダメだ。テンガロンハットをかぶって、アメ車運転しながらロック掛けてるようなネタを書いてこい』って言って、『よし、お前ら金髪になれ』って言うの」
小杉「途中までは、『お前らの考えていることは、形式張った考え方や。もっとアメリカンな感じで書け』って、たとえで怒ってはったのに、怒り方が『金髪にしてこい』って、そのまま実践してしまうんですね(笑)」
水道橋博士「そうです。そうです。その場で金髪にしてたから」
小杉「次の日じゃなくて?」
水道橋博士「うん。やってた」
小杉「その場で?」
水道橋博士「だって、企画書読みながら『ラテンの血が足りねぇなぁ』って言い出して、『テキーラ買ってこい、テキーラ』って(笑)」
吉田「ふふ(笑)」
水道橋博士「テキーラ買ってきて、『アルコールでぶっ飛んだネタ書けよ』って言って、テキーラ飲みながら会議やってましたけどね」
吉田「テキーラ飲みながら?(笑)」
水道橋博士「ただ、本人は下戸だから(笑)」
小杉「飲めへんのかい!(笑)」
吉田「ズルイなぁ(笑)」
水道橋博士「一滴も飲まないくせに」
吉田「金髪に染めて、ひらがなで企画書書いてって、もうただの留学生に見える(笑)」
小杉「もうベロベロで、ろれつ回らんし(笑)」
水道橋博士「会議室でテーブルがあって、20~30人座ってるじゃないですか。それで、ロケを仕切るディレクターがそこで『明日、〇〇公園押さえられなかったんですよ』って言ったとたん、テリーさんが掴みかかって」
吉田「えぇ?」
小杉「テーブルを飛び越えて?」
水道橋博士「テーブルの上に乗っかったんです。オラァーー!って」
吉田「俺、最終の電車で実家帰ります」
小杉「ふふ(笑)家じゃなくて?」
吉田「実家帰るよ」
水道橋博士「ロコモーションって制作会社があって。それが恵比寿にあって、最上階にあるんだけど、そこで気に入らないことがあって、机の上のもの、バンバン放り投げたの」
吉田「屋上から?」
水道橋博士「屋上から。オラァーー、オラァーーって。みんな誰も止められないの。それで、机の上、何も無くなったの。そしたら、『おい!工具持って来い』って言って、1人でずっとドライバーでネジを開けて、1個1個バラして投げてたの」
吉田「バラしてる間に、冷静になってるでしょ?」
水道橋博士「冷静になってるでしょ(笑)その時点で」
小杉「その時は、騒がずに静かにバラバラにするんでしょ?(笑)」
吉田「そのテリーさんが、常識的な方に?」
水道橋博士「時々、キレてますよね。4~5年前は、高円寺の古着屋さんで会って。その時、地面に顔つけてたの」
吉田「めっちゃテレビ出てましたよ?」
小杉「スッキリ!!始まってますよ」
水道橋博士「『あの時、何してたんですか?』って訊いたら、『道路舐めてたんだよ』って言って」
小杉「全然、変わってないやん!(笑)今、おとなしいだけやん」
水道橋博士「『みんな、青空を見上げろ、夜空を見上げろとか言うだろ?違うんだよ、博士。道路を舐めてみるんだよ、一度!』って」
吉田「よかった~スッキリ!!呼ばれて出させてもらったとき、テリーさんが夏休みで」
藝人春秋の中で、テリー伊藤について博士は
「この人は、常に目の付け所を変え、目を開けて目を閉じるまで演出をしているのだ」と記している。
次の記事:水道橋博士が語る「武井壮と寺門ジモンの違い」
【関連記事】
水道橋博士が語る「藝人春秋を書いたワケ」
伊集院光が語る「爆笑問題と浅草キッドの対談」
水道橋博士「テレビサイズの枠にハマった芸人ばかりの現在」

前の記事:水道橋博士が語る「藝人春秋を書いたワケ」
水道橋博士「テリー伊藤さんって、ああいう(奇抜な)人だって知ってました?」
吉田「全く知らなかったです」
水道橋博士「今は、『スッキリ!!』に出てる、時々キレるコメンテーターみたいな、日本の常識側にいる人じゃないですか?」
小杉「キレてても、言ってることは『そうだな』って思うことやから、ぶっ飛んでるってイメージはないですけど、本を読んだらとんでもないですね」
藝人春秋の中で、
「当時のマスコミ、テレビ界でテリー伊藤の出現は事件と呼ぶべきものだった。前のめりで周囲をねじ伏せていく演出力、旋風のように立ち上がり、突き抜けていく突破力。誰もがその瞬間最大風速に目を見張った」と記している。
テリー伊藤の伝説
水道橋博士「元気が出るテレビの総合演出をやってた。だから、その当時は、一切、テレビに出てなかったんです。その時に、山のような企画書を見ながら、メチャクチャ怒るんです」
吉田「え?」
水道橋博士「『何だコラ!』って。時々、今もキレてるような感じでずっと怒ってるんです。『何だコレよ。漢字が多いんだよ!』って」
小杉「『漢字が多いから読みにくい…』ってトーンじゃないんですか?」
水道橋博士「違うの。でも、それは良い話なの。『テレビっていうのは、小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで観るものだから、その企画書を漢字だらけで書いてどうすんだよ』って言うのよ。『発想そのものを、ひらがなで書け』って」
吉田「あぁ」
水道橋博士「『テレビのバラエティは、"ひらがな"で出来ている』って話なんですよ。言われてみるとそうじゃないですか。そうやって四文字熟語を並べてるような企画書があっても、それはテレビのバラエティでは伝わらない」
吉田「あぁ」
水道橋博士「今はね、すごい有名な放送作家さんって、あの一室に居ましたから(注:『元気が出るテレビ!!』では『放送作家予備校』を企画し、自ら指導に当たった。ここから、そーたに、おちまさと、村上卓史、都築浩、堀江利幸、田中直人らを輩出している)」
吉田「その虎の穴に?」
水道橋博士「虎の穴に。テリーさんが『お前ら、全員金髪にしろ!』とかって言うの。それでみんな金髪にしてたから」
吉田「『なんで?』ってならないんですか?」
水道橋博士「『お前らの企画は、硯(すずり)に墨をつけて筆で書いているようだ』って言うの。『そんなんじゃダメだ。テンガロンハットをかぶって、アメ車運転しながらロック掛けてるようなネタを書いてこい』って言って、『よし、お前ら金髪になれ』って言うの」
小杉「途中までは、『お前らの考えていることは、形式張った考え方や。もっとアメリカンな感じで書け』って、たとえで怒ってはったのに、怒り方が『金髪にしてこい』って、そのまま実践してしまうんですね(笑)」
水道橋博士「そうです。そうです。その場で金髪にしてたから」
小杉「次の日じゃなくて?」
水道橋博士「うん。やってた」
小杉「その場で?」
水道橋博士「だって、企画書読みながら『ラテンの血が足りねぇなぁ』って言い出して、『テキーラ買ってこい、テキーラ』って(笑)」
吉田「ふふ(笑)」
水道橋博士「テキーラ買ってきて、『アルコールでぶっ飛んだネタ書けよ』って言って、テキーラ飲みながら会議やってましたけどね」
吉田「テキーラ飲みながら?(笑)」
水道橋博士「ただ、本人は下戸だから(笑)」
小杉「飲めへんのかい!(笑)」
吉田「ズルイなぁ(笑)」
水道橋博士「一滴も飲まないくせに」
吉田「金髪に染めて、ひらがなで企画書書いてって、もうただの留学生に見える(笑)」
小杉「もうベロベロで、ろれつ回らんし(笑)」
キレると手がつけられないテリー伊藤
水道橋博士「会議室でテーブルがあって、20~30人座ってるじゃないですか。それで、ロケを仕切るディレクターがそこで『明日、〇〇公園押さえられなかったんですよ』って言ったとたん、テリーさんが掴みかかって」
吉田「えぇ?」
小杉「テーブルを飛び越えて?」
水道橋博士「テーブルの上に乗っかったんです。オラァーー!って」
吉田「俺、最終の電車で実家帰ります」
小杉「ふふ(笑)家じゃなくて?」
吉田「実家帰るよ」
水道橋博士「ロコモーションって制作会社があって。それが恵比寿にあって、最上階にあるんだけど、そこで気に入らないことがあって、机の上のもの、バンバン放り投げたの」
吉田「屋上から?」
水道橋博士「屋上から。オラァーー、オラァーーって。みんな誰も止められないの。それで、机の上、何も無くなったの。そしたら、『おい!工具持って来い』って言って、1人でずっとドライバーでネジを開けて、1個1個バラして投げてたの」
吉田「バラしてる間に、冷静になってるでしょ?」
水道橋博士「冷静になってるでしょ(笑)その時点で」
小杉「その時は、騒がずに静かにバラバラにするんでしょ?(笑)」
吉田「そのテリーさんが、常識的な方に?」
水道橋博士「時々、キレてますよね。4~5年前は、高円寺の古着屋さんで会って。その時、地面に顔つけてたの」
吉田「めっちゃテレビ出てましたよ?」
小杉「スッキリ!!始まってますよ」
水道橋博士「『あの時、何してたんですか?』って訊いたら、『道路舐めてたんだよ』って言って」
小杉「全然、変わってないやん!(笑)今、おとなしいだけやん」
水道橋博士「『みんな、青空を見上げろ、夜空を見上げろとか言うだろ?違うんだよ、博士。道路を舐めてみるんだよ、一度!』って」
吉田「よかった~スッキリ!!呼ばれて出させてもらったとき、テリーさんが夏休みで」
藝人春秋の中で、テリー伊藤について博士は
「この人は、常に目の付け所を変え、目を開けて目を閉じるまで演出をしているのだ」と記している。
次の記事:水道橋博士が語る「武井壮と寺門ジモンの違い」
【関連記事】
水道橋博士が語る「藝人春秋を書いたワケ」
伊集院光が語る「爆笑問題と浅草キッドの対談」
水道橋博士「テレビサイズの枠にハマった芸人ばかりの現在」
| トップページへ |