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やくみつる、市川崑監督の東京五輪記録映画『東京オリンピック』を絶賛「今見ても、大変に芸術性が高い」

2018.04.18 (Wed)
2018年4月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜日9:00-13:00)にて、漫画家・タレントのやくみつるが、市川崑監督の東京五輪記録映画『東京オリンピック』を絶賛していた。

やくみつる:映画監督の巨匠、市川崑さんですね。横溝映画でも撮られましたけども。

土屋伸之:はい。

やくみつる:市川崑監督が、1964年の東京オリンピックの記録映画を、『東京オリンピック』っていうのを撮ったんですけど。

東京オリンピック


出水麻衣:へぇ。

やくみつる:今見ても、大変に芸術性の高い。ぜひ、若い衆の辺りはね、ぜひ次の予習のためにも是非ご覧いただきたいんですけども。

出水麻衣:へぇ。

やくみつる:これがですね、あまりにも芸術性が高いということで、当時のその河野一郎東京オリンピック担当大臣からのクレームが入っちゃうんですね。

土屋伸之:え?!

やくみつる:もっと記録映画っていうのは、誰が何秒で走りましたとか何対何でどっちが勝ちました、とか。競技ごとに記録を追ってくれれるものと思っていたらば、そういう既成概念をむしろ排除してね、もっとアスリートの内面とか、肉体の躍動とかね、そういう方にグーッとアップで寄っていったりするような。

土屋伸之:へぇ。

やくみつる:芸術的な記録映画を撮ったんです。これが、政治家先生、そういった機微がわからないので、それに対してダメ出しをして。

土屋伸之:ほう。

やくみつる:結果もう1本、らしいものを作らせるんですけど。後年、それは全く評価されない。もちろん評価されて、今でも語り草になってるのは、市川崑監督が最初に撮った、芸術性の高い東京五輪。

土屋伸之:へぇ。

やくみつる:これは良いでございますよ、今見ても。DVD出てますけど。

土屋伸之:そうなんだ。

やくみつる:必ず泣けるシーンがあって。なんでオリンピック、記録映画で泣けるんだって。

出水麻衣:へぇ。

やくみつる:最初にね、聖火ランナーのシーンがあるんですね。日本中をカーッて走っていくわけですよね。そうすると、道路脇には十重、二十重に人の列が出来る。見物のね。そうするとね、おばあちゃんが押されながらも、なんとかその列を見ようとするんです、聖火の列を、おばあちゃんが。

土屋伸之:はい。

やくみつる:もしかしたら,、戦争で子供を取られているかもしれないし。ご自身が戦災に会われてるかもしれない。その当時のおばあちゃん、色んなものを経験してらっしゃる。

土屋伸之:はい。

やくみつる:「その人が、どういう心境でこの聖火を今、見ててるだろう?」っていうふうに思わせるわけですね。

土屋伸之:ああ。

やくみつる:そうすると、もう感情移入しちゃって。

土屋伸之:ああ、そういうところを描いてるんですね。

やくみつる:はい。その爪先立って見るところとかね、列の後ろの人が。その足元にグーッと寄る辺り。

土屋伸之:なるほど。

やくみつる:いいでございますよ。これはぜひご覧いただきたい。

土屋伸之:ねぇ。2020年に向けて、見てみましょう。

塙宣之:うん、一回、みんなで予習しましょう。

出水麻衣:はい。


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タグ : やくみつる,市川崑,東京オリンピック,

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