オードリー・若林「お笑い芸人の耳にある『笑いのツマミ』」
2012.08.27 (Mon)
2012年08月25日放送の「オードリーのオールナイトニッポン」にて、笑いに厳しすぎる南海キャンディーズ・山里亮太について語っていた。

若林「山ちゃんのラジオも、俺、毎週聞いてて」
春日「はいはいはい」
若林「たりないふたり(注:山里と若林のライブ)の話もしてるんだけど」
春日「へぇ」
若林「初日さ、春日が観に来てくれてて、初日の後に、俺と山ちゃんと佐藤満春と(総合演出)安島さんで反省会をしようってことになったのよ」
春日「なるほど、なるほど」
若林「初日の悪かったところを、どうもっていくか、と」
春日「うん、うん」
若林「それで、ちょっといつもの4人で行くカフェがあって、そこに行こうかってなって。俺は車だったから、『車、4人で乗って行きましょうか』みたいになって」
春日「乗れるもんね」
若林「そしたら、『ちょっと…』みたいになって。俺と佐藤満春、山ちゃん・安島組に分かれる、みたいな空気をスッゴイ出してくるの」
春日「ほう」
若林「なんだろうか…って思ってたら着いて、山ちゃんがあしたのジョーの最後のページみたいな、灰になってるみたいな表情なの。10年付き合ってきた彼女と振られた、みたいな表情で。疲れてんのかなぁって思ってたのよ」
春日「うん、うん」
若林「疲れてんのかなぁ、って思って。スッキリもあるし、早めに終わんなきゃなって思って」
春日「なるほどね」
若林「飯を食いながら、和気あいあいと話すもんだと思ってたもんで、俺」
春日「うん」
若林「でも、山ちゃんは注文してる様子ないの。安島さんだけが、ジャンバラヤ頼んでて。山ちゃん、スゲェ元気なくて」
春日「ほう」
若林「それで、疲れてんのかなぁって俺は思ってたの。そしたら、ラジオを聞いたら『初日に、若林に笑いの量で完敗してた』みたいなことを話ししてて(笑)」
春日「え?」
若林「それで自分的に耐えられなくて、茫然自失になってたんだって」
春日「あぁ、そう?」
若林「全然、そんな風に見えなかったでしょ?ライブ」
春日「全然、そんなことなかったよ」
若林「俺は、毎回、山ちゃんには逆立ちしても勝てないって、最初のライブから思ってて」
春日「うんうん」
若林「実際、天才なのよ。打ち合わせしてても、『これのこの返しって、どうします?』っていう話になったら、ドワ~って出すから」
春日「へぇ」
若林「それもハマるし、全部山ちゃんに任せちゃってるの。企画の趣旨説明とか、笑いを取りながらちゃんとやってくれるから。得意じゃん、アノ人」
春日「やってた、やってた」
若林「任せちゃって、その時間、俺はボーッとしてたりするの(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)やることないからね」
若林「やることないっていうか、お客さんにも(趣旨が)入るし」
春日「はいはい」
さらに、以下のように語っていた。
若林「お笑い芸人さんの耳って不思議でさ。全然、ウケてないのに楽屋帰ってきて『いやぁ~、ウケたわ』って言う人いるじゃん(笑)」
春日「いるね」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「『ウケてないだろ』ってボケじゃなくてね」
若林「そうそう(笑)耳の音量で、『ウケた』『ウケてない』って判断するツマミが、みんな違うじゃない?その山ちゃんのツマミが、高すぎるのよ」
春日「そうだね。その話聞く限り、すごいウケてたけどね。面白かったよ」
若林「俺は、毎回、負けてると思ってんのよ。それはしょうがないって思ってるんだけど」
春日「うん」
若林「メッチャ凹んで『若林くんに10-0で負けてる』みたいなことをラジオで喋ってたよ」
春日「へぇ~」
若林「ツマミがおかしいから、たまに俺と安島さんがスゴイ笑うことがあるんだけど、山ちゃんが言ったことでウケてるのに、『まぁね、お客さんポカーンですけど』みたいなことを言うの(笑)お客さんも、面白くて笑ってるのに『えぇ?面白いんだけど』みたいになるときがあって」
春日「うん、うん」
若林「ツマミが爆笑にしか合ってないから」
春日「はぁ、そう?」
若林「天才ゆえのヤツなんだろうね」
春日「大変だね、じゃあね」
若林「接してて、たしかにあんなにセンスのあるワードで拾える人、いなくない?」
春日「うん」
若林「でも、それ言われるのイヤなんだろうな」
春日「ふはは(笑)」
若林「山ちゃんのファンもスゴイのは、天才と知りつつ、そうやって言うのは山ちゃんにとってマイナスになるって知ってるから、言わなかったりするから…有能集団、みたいになったるんだよね(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)まぁ、そうね」
若林「ストイックというか、ウケる人の特性だろうな」
春日「うん」
若林「どっかで、まぁいいやって思うところあるじゃん」
春日「基準が上がってっちゃうんだろうな」
若林「スゴイなぁ」
春日「2日目は?」
若林「アノ人がね、相変わらず『今日はやんなきゃ』って精神状態よ。朝、スッキリやって、ラジオやって、現場来て。それで打ち上げにきて話をしてたんだけど、焦ってたんだって。アレがああでこうだ…みたいな。それで、楽屋で時間があと何分しかないってときに、俺が机に足を上げながら教育論を語ってたんだって(笑)」
春日「どういうことだよ?えぇ?」
若林「『自然にできる子とできない子がいて…』、みたいな話を俺がしてるんだって。それに山ちゃん、スゲェムカついてたんだって(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「『アイツ、いつ緊張するんだよ!』って(笑)」
春日「なるほどね」
若林「それを打ち上げで話をしてゲラゲラ笑ってたんだけど」
春日「だったら初日より2日目の方がウケたってこと?」
若林「俺は、初日も2日目も山ちゃんスゴイって思ってたから」
春日「初日だって相当ウケてたからね。それ以上ってことはよっぽどだよ」
若林「でもね、春日が観に来たって話を打ち上げでしてたら、ボソって言ってたね。酔っ払ったから言ったんだけど」
春日「何を?」
若林「山ちゃんが『正直、しずちゃん観に来て欲しいもんね』って(笑)」
春日「酔ってるね。山里さん、酔ってるね(笑)」
若林「ねぇ。なんかさぁ、もう2歳3歳若かったら、『観に来てんじゃねぇ』とか『お前に見られたくねぇ』みたいなやり合いもあるんだけど、俺ら歳じゃん。だから、『よく来てくれたね』って方が面白くなっちゃったじゃん」
春日「逆にね」
若林「山ちゃん、男女っていうのもあるけど、しずちゃんもね、『是非、観に行ってあげても』って話もあるよな」
春日「うん。スケジュールとかもあると思うけど」
若林「もちろん、仕事が入ってたんでしょうけど。でも、ポソって言ってましたよ。でも、反省してたね。打ち上げでも、悪いところしか話さないもん。『あそこがウケた』とか言わないもん」
春日「へぇ。じゃあ、大変だね。一回、一回ね。そんなの。ウケたってところしか話さないけどもね、私なんかは」
若林「まぁね。でも、それもイキすぎちゃうとお前みたいになっちゃうけど」
春日「ふははは(笑)難しいね。バランスだな」
若林「今、春日ほどスタジオでスベってる人もいないよな(笑)」
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春日「はいはいはい」
若林「たりないふたり(注:山里と若林のライブ)の話もしてるんだけど」
春日「へぇ」
若林「初日さ、春日が観に来てくれてて、初日の後に、俺と山ちゃんと佐藤満春と(総合演出)安島さんで反省会をしようってことになったのよ」
春日「なるほど、なるほど」
若林「初日の悪かったところを、どうもっていくか、と」
春日「うん、うん」
若林「それで、ちょっといつもの4人で行くカフェがあって、そこに行こうかってなって。俺は車だったから、『車、4人で乗って行きましょうか』みたいになって」
春日「乗れるもんね」
若林「そしたら、『ちょっと…』みたいになって。俺と佐藤満春、山ちゃん・安島組に分かれる、みたいな空気をスッゴイ出してくるの」
春日「ほう」
若林「なんだろうか…って思ってたら着いて、山ちゃんがあしたのジョーの最後のページみたいな、灰になってるみたいな表情なの。10年付き合ってきた彼女と振られた、みたいな表情で。疲れてんのかなぁって思ってたのよ」
春日「うん、うん」
若林「疲れてんのかなぁ、って思って。スッキリもあるし、早めに終わんなきゃなって思って」
春日「なるほどね」
若林「飯を食いながら、和気あいあいと話すもんだと思ってたもんで、俺」
春日「うん」
若林「でも、山ちゃんは注文してる様子ないの。安島さんだけが、ジャンバラヤ頼んでて。山ちゃん、スゲェ元気なくて」
春日「ほう」
若林「それで、疲れてんのかなぁって俺は思ってたの。そしたら、ラジオを聞いたら『初日に、若林に笑いの量で完敗してた』みたいなことを話ししてて(笑)」
春日「え?」
若林「それで自分的に耐えられなくて、茫然自失になってたんだって」
春日「あぁ、そう?」
若林「全然、そんな風に見えなかったでしょ?ライブ」
春日「全然、そんなことなかったよ」
若林「俺は、毎回、山ちゃんには逆立ちしても勝てないって、最初のライブから思ってて」
春日「うんうん」
若林「実際、天才なのよ。打ち合わせしてても、『これのこの返しって、どうします?』っていう話になったら、ドワ~って出すから」
春日「へぇ」
若林「それもハマるし、全部山ちゃんに任せちゃってるの。企画の趣旨説明とか、笑いを取りながらちゃんとやってくれるから。得意じゃん、アノ人」
春日「やってた、やってた」
若林「任せちゃって、その時間、俺はボーッとしてたりするの(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)やることないからね」
若林「やることないっていうか、お客さんにも(趣旨が)入るし」
春日「はいはい」
さらに、以下のように語っていた。
若林「お笑い芸人さんの耳って不思議でさ。全然、ウケてないのに楽屋帰ってきて『いやぁ~、ウケたわ』って言う人いるじゃん(笑)」
春日「いるね」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「『ウケてないだろ』ってボケじゃなくてね」
若林「そうそう(笑)耳の音量で、『ウケた』『ウケてない』って判断するツマミが、みんな違うじゃない?その山ちゃんのツマミが、高すぎるのよ」
春日「そうだね。その話聞く限り、すごいウケてたけどね。面白かったよ」
若林「俺は、毎回、負けてると思ってんのよ。それはしょうがないって思ってるんだけど」
春日「うん」
若林「メッチャ凹んで『若林くんに10-0で負けてる』みたいなことをラジオで喋ってたよ」
春日「へぇ~」
若林「ツマミがおかしいから、たまに俺と安島さんがスゴイ笑うことがあるんだけど、山ちゃんが言ったことでウケてるのに、『まぁね、お客さんポカーンですけど』みたいなことを言うの(笑)お客さんも、面白くて笑ってるのに『えぇ?面白いんだけど』みたいになるときがあって」
春日「うん、うん」
若林「ツマミが爆笑にしか合ってないから」
春日「はぁ、そう?」
若林「天才ゆえのヤツなんだろうね」
春日「大変だね、じゃあね」
若林「接してて、たしかにあんなにセンスのあるワードで拾える人、いなくない?」
春日「うん」
若林「でも、それ言われるのイヤなんだろうな」
春日「ふはは(笑)」
若林「山ちゃんのファンもスゴイのは、天才と知りつつ、そうやって言うのは山ちゃんにとってマイナスになるって知ってるから、言わなかったりするから…有能集団、みたいになったるんだよね(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)まぁ、そうね」
若林「ストイックというか、ウケる人の特性だろうな」
春日「うん」
若林「どっかで、まぁいいやって思うところあるじゃん」
春日「基準が上がってっちゃうんだろうな」
若林「スゴイなぁ」
春日「2日目は?」
若林「アノ人がね、相変わらず『今日はやんなきゃ』って精神状態よ。朝、スッキリやって、ラジオやって、現場来て。それで打ち上げにきて話をしてたんだけど、焦ってたんだって。アレがああでこうだ…みたいな。それで、楽屋で時間があと何分しかないってときに、俺が机に足を上げながら教育論を語ってたんだって(笑)」
春日「どういうことだよ?えぇ?」
若林「『自然にできる子とできない子がいて…』、みたいな話を俺がしてるんだって。それに山ちゃん、スゲェムカついてたんだって(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「『アイツ、いつ緊張するんだよ!』って(笑)」
春日「なるほどね」
若林「それを打ち上げで話をしてゲラゲラ笑ってたんだけど」
春日「だったら初日より2日目の方がウケたってこと?」
若林「俺は、初日も2日目も山ちゃんスゴイって思ってたから」
春日「初日だって相当ウケてたからね。それ以上ってことはよっぽどだよ」
若林「でもね、春日が観に来たって話を打ち上げでしてたら、ボソって言ってたね。酔っ払ったから言ったんだけど」
春日「何を?」
若林「山ちゃんが『正直、しずちゃん観に来て欲しいもんね』って(笑)」
春日「酔ってるね。山里さん、酔ってるね(笑)」
若林「ねぇ。なんかさぁ、もう2歳3歳若かったら、『観に来てんじゃねぇ』とか『お前に見られたくねぇ』みたいなやり合いもあるんだけど、俺ら歳じゃん。だから、『よく来てくれたね』って方が面白くなっちゃったじゃん」
春日「逆にね」
若林「山ちゃん、男女っていうのもあるけど、しずちゃんもね、『是非、観に行ってあげても』って話もあるよな」
春日「うん。スケジュールとかもあると思うけど」
若林「もちろん、仕事が入ってたんでしょうけど。でも、ポソって言ってましたよ。でも、反省してたね。打ち上げでも、悪いところしか話さないもん。『あそこがウケた』とか言わないもん」
春日「へぇ。じゃあ、大変だね。一回、一回ね。そんなの。ウケたってところしか話さないけどもね、私なんかは」
若林「まぁね。でも、それもイキすぎちゃうとお前みたいになっちゃうけど」
春日「ふははは(笑)難しいね。バランスだな」
若林「今、春日ほどスタジオでスベってる人もいないよな(笑)」
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