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ブラマヨ×ナイツの対談「ナイツのヤホー漫才誕生秘話」

2012.06.11 (Mon)
2012年06月09日放送の「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」にて、ナイツ・塙宣之、土屋伸之がゲスト出演していた。

ブラマヨ・小杉「ナイツと言えば、『ヤホー』ね。あれがどうやって生まれたのかって知りたいんですけど」

ナイツ・塙「それはですね、2000年にコンビを組んで、2001年からM-1グランプリ、参加しました」

ブラマヨ・吉田「はい、はい」

ナイツ・塙「全く結果がでずに、7年くらい経ちまして。2007年になってしまいまして。なんで売れないんだろうか?って思って」

ブラマヨ・吉田「うん、うん」

ナイツ・塙「それで、やっぱり自分たちの漫才が面白くないんだろうって思って」

ブラマヨ・吉田「うん」

ナイツ・塙「それで、事務所に行って、自分たちの漫才を撮ったビデオを全部観たんですよ」

ブラマヨ・吉田「うん」

ナイツ・塙「それで、どこがウケてるのかなって見たら、ちょっとした僕の小ボケですね。つかみとか。たとえば、雨が降ってるときに、『今日もお足元の"クサイ"中、よくぞ来て下さいました』みたいな」

ナイツ・土屋「『足元の"悪い"中だろ』って」

ナイツ・塙「そこは絶対にウケるんです。その後、漫才に入るとウケないんです。だから、『ウケるところあるから、こういうことばっかりやろうぜ』って言って。それを5分くらい連発する漫才を作ったんです」

ブラマヨ・小杉「うん」

ナイツ・塙「それが元々で、小ボケの漫才を作るっていうのができて。それで、小ボケを連発するには、『調べてきて間違えた』っていうのが一番しっくりくるなって思って、『昨日、調べてきたんですけど』っていうのでやってたら、『インターネットで調べました』ってして、『ヤフーをヤホーって間違えちゃおうか』っていうのも後でできたんです」

ブラマヨ・吉田「へぇ」

ナイツ・塙「そこでも1個笑いが欲しかったんです。『昨日知ったんですけど、宮崎駿ってスゴイ人ですね』っていうんだと、ちょっと弱いじゃないですか」

ブラマヨ・吉田「あぁ」

ナイツ・塙「『テレビで観たんですけど』っていうのもしっくりこない。やっぱり、『ヤホーで調べたんですけど』っていうのが一番しっくりくるんですよね」

ブラマヨ・小杉「スゴイな。小ボケ集のために、新たに小ボケができたんや」

ナイツ・塙「そうです。そうです」

さらに、以下のように語っていた。

ブラマヨ・小杉「2007年くらいにガって変えたわけやんか」

ナイツ・塙「はい」

ブラマヨ・小杉「その時に、変えるってなったときは、土屋はどんな感じだったん?」

ナイツ・土屋「塙さんのキャラクターも、小ボケがウケるキャラだし、僕のツッコミも頭を叩いたりだとか、派手に大きくツッコむタイプじゃないんで」

ブラマヨ・吉田「躍動感、みたいなタイプではないんやろうな」

ナイツ・土屋「ボソっと訂正するってタイプだなって思ったんです。だから、自然とそれが一番心地よかったんです。小ボケを訂正しているところが」

ブラマヨ・吉田「そりゃ、会計士も訂正するところとかもあるから(注:土屋は、公認会計士を目指していた)」

ナイツ・土屋「そうですね(笑)だから、ちょっとでもミスがあると、指摘するっていう(笑)だから、僕の性にもあってたんですね」

ナイツ・塙「そうですね」

ナイツ・土屋「だから、自然と小ボケの連続ってことになっていきました」

ブラマヨ・小杉「変えて、作って、練習して、なんかエェんちゃうかってなるわけやんか」

ナイツ・塙「なりました」

ブラマヨ・小杉「その舞台にかける直前とか、どんな感じやったん?」

ナイツ・塙「それは、練習したときに、『これは絶対に面白い』って」

ブラマヨ・小杉「はっはっはっ(笑)」

ナイツ・塙「絶対に売れる!って思ったんです。それで、出来たときに、周りの友達に『俺、絶対に売れるから!スゲェ面白いのできた』って言ってたんですよ」

ブラマヨ・小杉「『こんな面白いネタできたの初めてや』って?」

ナイツ・土屋「楽しかったんですよね、とにかく」

ナイツ・塙「信じられないくらいテンション上って、鳥肌立って」

ブラマヨ・吉田「あぁ」

ナイツ・塙「5分やったときには、『なんだコレ?』って思ったんです」

ブラマヨ・小杉「オモシロ過ぎるやろって?」

ナイツ・塙「それで、ずっとお世話になってた事務所のマネージャーにネタ見せしたところ、『小ボケばっかりだから、ダメ』って言われたんです」

ブラマヨ・小杉「えぇ?」

ナイツ・塙「だけど、その人のことずっと信頼してたんですけど、そのライブでやらなきゃいけなかったんですよ。だから、そのネタ見せのこと無視して、やっちゃおうって思ったんです」

ブラマヨ・小杉「うん、うん」

ナイツ・塙「それで、ライブでやったらめちゃくちゃウケて。そしたら、その人も『ほら、やっぱり』ってワケわかんないこと言ってましたけど(笑)」

ブラマヨ・小杉「はっはっはっ(笑)しょうがないな(笑)」

ブラマヨ・吉田「その『これいけるぜ!』って漫才を出すときの緊張感って、ハンパやなかったんちゃう?」

ブラマヨ・小杉「そうやな」

ナイツ・吉田「万が一、スベったとき」

ナイツ・土屋「それまでいけるって思ってたもんが崩れますからね」

ナイツ・塙「最初は緊張しましたね。だから、M-1の2007年、いよいよ言い間違えができて、行って。1回戦。毎年、3回戦で落ちてたから、自信なかったですけど、その時、今までで一番ウケたんじゃないかってくらいウケたんですよ」

ブラマヨ・小杉「おお!」

ナイツ・塙「2007年の1回戦で」

ブラマヨ・小杉「劇場にヒビが入るくらい?」

ナイツ・塙「はい(笑)それで、2回戦もめちゃくちゃウケて。3回戦もめちゃくちゃウケて。でも、準決勝はあんまりウケなかったんです(笑)」

ブラマヨ・小杉「はっはっはっ(笑)」

ナイツ・塙「スタミナ切れですかね(笑)」

ブラマヨ・小杉「ふふっ(笑)でも、その辺からテレビ出だしたもんな」

ナイツ・塙「はい、そうですね。そのくらいから」

ナイツ・土屋「あと、その時期に寄席に入ったのが良かったですね。今まで、漫才協会だけだったんですけど、落語芸術協会に入って、一気に、落語家さんの間に入れてもらって。そうなると、一気に年間500ステージくらいあって」

ブラマヨ・小杉「年間、500ステージ!?」

ナイツ・土屋「そうなんですよ。その年に、ちょうどヤホー漫才が出来たんで。年間、500ステージ、全部15分ネタとかでしたから。一気にそこでかけまくって」

ブラマヨ・小杉「うん、うん」

ナイツ・土屋「リズムができてきて」

ブラマヨ・吉田「1日、2ステージ?」

ナイツ・塙「そうですね。今でも、そんな感じですね」

ブラマヨ・吉田「えぇ?イヤにならへん?またやんって」

ナイツ・塙「でも、毎回、違いますね」

ブラマヨ・吉田「またやんって思う漫才師おるよな。『まだここかい…あと10分あるんかい』って」

ブラマヨ・小杉「お前や!それ。お前、そんなこと思っとったんかい!」

ブラマヨ・吉田「後輩の前で、カッコつけさせろや!」

ブラマヨ・小杉「どう考えたって、お前や!」

ナイツ・塙「自分でしょ?」

ブラマヨ・吉田「違うよ!俺は、楽しくてしょうがないよ」

ブラマヨ・小杉「ウソつけ!」と語っていた。

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