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南キャン・山里が語る「IPPONグランプリでの戦い」

2012.04.13 (Fri)
2012年04月11日放送の「山里亮太の不毛な議論」にて、IPPONグランプリについて語られていた。

山里「どうもこんばんは。大喜利下手クソ野郎です(笑)大喜利っていうのを開発したのは、笑点メンバーかい?じゃあ、タイムマシーンに乗ってあいつらボコボコだ、もう。とんでもねぇもん作ってくれやがって。お陰で大恥だ!誰からいったら良い?ピンクか?黄色か?やんのかぁ?滑らせやがって(笑)」

「大喜利っていうのは、お題が出て、それに対して面白い答えを出す。まぁ、つまり、芸人の地型(ぢがた)、本質が最も出るものなんです。フリップに書いて回答するだけですから。それにですね、ワタクシ、山里亮太がなんと松本さんから『チャレンジしてみたらどうか』と、直接のオファーをいただきまして。『光栄です。いかせていただきます』といって出たのが、この番組、IPPONグランプリでございますけれども」

「まぁ爪あと残せなかったよね。正直、傷だらけです。なんていうんですか?今、流行りのtwitterというのは、便利なことに、みなさんの意見が、凄いスピーディーに本人に届くというシステムでございますけれどもね。最も多かった、山里のtwitter上でのトレンドワードですよ、それはガッカリっていう(笑)逆に言わせて!勝手に期待すんなよ、俺に。俺はそんな面白いこと言えないんだから」

「俺は今までだって、大柄な女性や、人気コンビのツッコミを借りてなんとか笑いをとってるオレ様にね、何を大喜利期待してるのよ。止めてよ。そんなの、山ちゃん出来ないぜぇ~それは。山ちゃん、それ出来ないぜぇ~。大喜利とか苦手だぜぇ~芸人失格だろうぉ~…新しいギャグできた!これでいくよ!俺、この春からこれでいくよ。山ちゃんってキャラクターなんだけど。できた、できた」

「始まって4分くらいですか?みなさんの声、聞こえますもんね。『お前、お笑い辞めちまえ』って。こればっかりは辞めたくないんですよ」

さらに、以下のように語っていた。

「はっきり言うよ。居なかったことにして欲しいよ!あんだけスベるんだもん。こんなこと恥ずかしいけど…もうちょっと面白いと思ってたんだよなぁ。高く見積もってたなぁ、自分のことを。何が凄いって、母ちゃんまで言ってたからね。『あんまり面白くないねぇ』って。『亮太は、ああいうの得意じゃないからね』って言って、慰められちゃって。『亮太は、司会向きだから。亮太は、ああいう芸人の底力を試されるの、向いてないよね』っていう。フォローのテンションで、バッサバサ切ってくの、親に言われちゃったってね」

「『放送コードギリギリの芸名』ってお題で、『天は見捨ててなかった。下ネタ来たぞ』って思ってたかもしれないけど、2個しか答えてないんですよね。でもね、違うの。これだけ言い訳させて。あれね、テレビで観てた人も思うかもしれないけど、早押しなわけじゃない?回答権をもらうために、めっちゃ押してるでしょ。こんなに押さなきゃいけないもんかねって思ってて。あんだけ押しても、全然、こないのよ。答えたかったぜぇ~山ちゃん。色々思いついたぜぇ~山ちゃん。ワイルドだろぉ?(笑)危ない、いろんなのがミックスされてきちゃってるけど(笑)」

「IPPONグランプリね、芸人の地型を試されるというか、プレッシャーが凄いのよね。失敗すると面白くないって言われちゃうんじゃないかって怖さがあるから、みんな震えてるワケよ。でも、常連のバカリズムさんとかは、スポーツでもそうだけど、ある程度レベルが高いと、試合を楽しめるってところまでいってるから、楽しむけど緊張感を持ってる、みたいになってるんだよね」

「俺なんかビクビクしてるわけよ。それで、類は友を呼ぶというか。ビクビクしてるところには、ビクビクしてるやつが来るんだよね。もう、ノックで分かるもん。震えてるの。誰か来た、と思って開けたら吉村だからね。ノブシコブシの吉村が来て。『よぅ、大将!』って。アイツが(笑)」

「『よぅ、大将!面白い言葉出てる?』って。『吉村よ、正直、俺はビビってる。吉村はどうよ?』って訊いたら、『ダメだ!下ネタしか出てこない』って。『でもなぁ、お題で下ネタなんか出てこないもんなぁ』って言ったら、『大将!俺の中で出てる一番面白い言葉、ペ○スなんだよ。ペ○スしか面白い言葉出てこないよ』って。『使えるか!そんなもん』って話を楽屋でしてたのよ。そしたら、この『放送コードギリギリの芸名』っていうお題が出たのよ」

「それで、アイツが答えたのが、『元・独裁者、ペニーズバーン』っていうの。『アイツ、ペ○ス使ったぞ!』ってなって。でも、結果、それがウケたのよね。結果、IPPONグランプリをこの前のスペシャルでやって、一番心に残ったのが、『ペニーズバーン』だったんだよね。でも、それ以外はアイツ、スゲェ滑ってたんだけど」

「ただ、『おい、何をてめぇのことを棚に上げて、"吉村滑った"とか言ってんだ』と思われるかも知れませんけど、ここから冷静に分析させていただきます。…そこには、又吉もいて。同期ですよ。東京5期(又吉)、大阪22期(山里)という。仲良いんだけど、3人が並んで対戦ブロック決まったときに、その試合が始まる前にテープチェンジで戻ったときに、『嬉しいのと怖い気持ちがあるなぁ。3人がこういうIPPONグランプリに出て、勝負するのは』って。又吉は、本当に良いやつで。『同期としてこういう華々しい場所にいて、戦えるのは嬉しい』って」

「それで又吉が『でも、正直に言って良い?…あんま負けたないわぁ、山ちゃんに』って。それで俺も『ここはガチンコで行こうよ。俺も負けねぇよ。又吉は追い風吹いてノリノリだろうけど、俺は風なんか無くても、お前を越えてみせるよ』って」

「そしたら、誰かが俺の肩を叩くのよ。その手が震えていて、振り向いたら吉村で。『大将!同期のトップを決める時がきたね。誰が一番面白いか。又吉は、会社に推されてるだけなんだからよ』って言って。『ここでホントに面白いヤツ、見せてやりましょうよ』って言ってるんだけど、吉村ガクガク震えちゃって(笑)持ってるお茶が、泡立ってるの。ビールかってくらいで」

「それで始まったら、又吉面白いのよ。自分の世界観をもった良い答え出して、ポイントを重ねていくし。大本命バカリズムさんか、又吉かって2強に並べたって、あの感じ?その間に、山里と吉村の静かなことね。でもね、この静かさに圧倒的な差があって。俺は、まじめに悩んで出ない静かさ。でも、吉村は出ないことをイジられたときにカウンターを打って盛り上げながらの静かさなの。圧倒的な差があるの。テレビ的に、面白い答えっていうのを抜きにしたら吉村が一番面白いの」

「それで、有吉さんとか、みんながイジってバーンってウケる。答えを出して、全然表が入らずにスベってもウケてる。その横で、俺が答えを出して純粋にスベって、イジりにくい感じになって。『山里って、こういうの苦手なんだ』っていうのに、同業者の人がみんな気づいたっていう、あの変な空気ね」

「その空気に追い詰められて、ドンドン目が泳いで答えを書くのが怖くなりだすっていう。それでも吉村は、1) スベってもウケる。2) ウケたらラッキー。3) ウケてポイントをとったらブーイングでウケるっていう、3パターンのポイントを持ってたのよ」

「でも、山里はスベリウケもできないじゃん。吉村がそこに行ってるし。本格的な大喜利の面白さは、又吉、バカリズムさん、ぶっ飛んだ面白さの小木さんっていうのがいるのよ。それで、その時に自分のスペースを探すワケ。俺は、どこに行ったら笑いが取れるんだろって探してると、ホントに見つからないのよ。『俺は何ができるのか?』って悩んじゃって、答えも怖くなっちゃって、手数がめっちゃ減ったの」

「でも、お題で『ティッシュの過保護過ぎる注意書きは何?』っていうお題で、ある程度参加してて、でも全然ダメだと。吉村が0ポイントで、『相変わらず0ポイントですね、吉村さん』ってふられて、『いや、吉村はここからですよ』って言って、ウケるわけ。そういう感じで」

「でもさ、又吉がバカリズムさんと並んで、小木さんは小木さんのワールドで笑いをとってる。そこで一番ダメだったのは、俺だったの。何故かって言うと、イジられない上に、1本しかとってないわけよ。吉村は0ポイント、俺は1ポイントしかとってない上にイジられない。はっきり言って、あそこで『はい、俺もう終わった』と。俺面白くない人だなって思って、心が折れたの」

「2つ目のお題が、『写真で一言』ってやつで。それは、パグがベロンって舌を出してるので、『ローラだよ』って答えて、7ポイントくらいいって。中途半端に。それで心が折れて、さらにシュワって消えた感じがしたの。ダメだって」

「みんな早押しで押してるのに、その中で俺、押してないから。ずーっと思ってたの。『終わんないかなぁ』って。『終わって、おウチ帰りたいなぁ』ってなっちゃって。俺、終わったなって思ったときに、3問目ですよ。『放送コードギリギリの芸名を考えなさい』って。ベストコンディションであのお題が出たら、絶対にいけてたと思うのよ。実際、ずっとあれが終わってからの帰り道、考えてたんだけどね」

「あのときにピーが入ってる答えは『坂東玉しゃぶろう』って言ったんだけど…どう?ダメだったかぁ(笑)」と語っていた。

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