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秋元康、AKB48は地下アイドルから国民的アイドルになることで「歪みが生じるようになった」と告白

2017.12.16 (Sat)
2017年12月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、秋元康がゲスト出演し、AKB48は地下アイドルから国民的アイドルになることで「歪みが生じるようになった」と明かしていた。

AKB48の戦略! 秋元康の仕事術
AKB48の戦略! 秋元康の仕事術 (田原総一朗責任編集)

伊集院光:「秋元さん、それはダメなんじゃないの?1人でCDいっぱい買っちゃうやつ、ダメなんじゃないの?」みたいなのも、物議を醸すでしょ。

秋元康:一番は、AKBはもっと本当は小さなグループで、地下アイドルでワイワイ、「こんなくだらないことやってんのが」っていうのが楽しかったんですよ。

伊集院光:まぁまぁ、そうですね。

秋元康:それが国民的アイドルっていうふうに言っていただけるようになったところで、きっと色んなところでの歪みが出てるんだと思うんです。

伊集院光:はい。

秋元康:つまり、元々は秋葉原の小さいところで、劇場で始まって。歌もダンスも初めてのような子たちが一生懸命やってる、と。

伊集院光:はい。

秋元康:「私、歌手になりたいんです」って言ってた子が、「今度、デビューするんです」「じゃあ、5枚買ってやるよ」っていうような応援の仕方だったんです、始めは。

伊集院光:うん、最初、そうでしたね。

秋元康:それが、どんどん、どんどん大きくなっちゃったことと、それから、握手会がどうのこうのっていう方もいらっしゃるんだけど、基本的なコンセプトは、AKB48っていうのは、それぞれのファンの人たちが、自分たちの思いでプロデュースしていく感じが、面白かったんですよ。

伊集院光:うん。

秋元康:僕がずっと始め、劇場で見てた時にね、みんな握手したりするじゃないですか。そのときにファンが「この間の喋り、テンポ悪かったから、もうちょっとやった方がいいよ」とか。

伊集院光:ふふ(笑)

秋元康:「髪はもうちょっと切った方がいい」とか、「外ハネはうるさく見えるね」ってことを、一人一人にちゃんと言ってたんですよ。

伊集院光:へぇ。

秋元康:それは、「なるほどな」と。ファンは自分が育ててあげたいって思いがあって、その時間は凄く大事だって思ったんですね。その場っていうのは、絶対に必要なんですよね。

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