オードリー・若林「芸人は性格が悪くあるべきだ」
2011.12.04 (Sun)
2011年12月03日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、芸人に求められる資質、性格について語られていた。

若林「お笑い芸人になって、テレビに出るようになって、ファンレターを送ってくれる人がいて」
春日「うん」
若林「結構、『性格が悪いところも好きです』っていうのも多いのよ。…俺、性格悪いのかな?」
春日「ふふっ(笑)」
若林「春日から見て、俺は性格悪いのかな?」
春日「まぁ…悪いね」
若林「はっはっは(笑)」
春日「決してキミは、良い人間じゃない」
若林「はっはっは(笑)あぁ、そう?」
春日「何をもって性格悪いのかってところもあるけどね」
若林「そうだね」
春日「嫌がらせをする、とかはそういうの無いじゃない?」
若林「ちょっとするけどね(笑)」
春日「陰湿なことをする、とかは、まぁ無いじゃない?」
若林「どういうところが悪いと思う?」
春日「う~ん…性格悪いっていうよりは、面倒くさいっていうのはあるよね」
若林「はっはっは(笑)それ、究極に性格悪いじゃん(笑)」
春日「色んなこと、よく覚えてるなっていうのはあるね」
若林「あぁ…」
春日「高校の時とかのこと。谷口(同級生)ともたまに話すんだけど、『若林はよく覚えてるよね。高校の時のアレとかソレとかを…』って。家に行って、ネックレスをぶち切ったこととか」
若林「あぁ、それは覚えてるね。そういえば、ゲストで谷口が来たとき、その話をしなかったね。谷口が俺ん家に来たとき、ネックレス千切って、俺に報告しなかったんだよね」
春日「3人で泊まりに行ったときにね」
若林「…この間、ビックスモールンのゴンちゃんと飯食いに行って」
春日「うん」
若林「俺、ゴンちゃんの話がスッゴイ好きなの。毎回会うと、ホントに面白いの。ゴンちゃんって、器が小っちゃいの」
春日「うん、うん」
若林「だから、スッゴイ怒ってるの。『若さん、聞いてください』って言って。『俺があれほど"相方と月に20日以上会え"って言ってつのに、後輩芸人たちは俺が売れてないから、全く言うことを聞かないんですよ』って」
春日「ふふっ(笑)」
若林「『いや、ゴンちゃんが売れてないからじゃ…』って言ったら、『だって、アイツら俺と将棋やってるときは"眠いからもう止めましょう"って言ってたのに、若さんから電話会ったら飛び起きてすぐにダウンジャケット着て、"若さんのところに行きましょう"って言うんですよ』って言い出して(笑)」
春日「うん」
若林「『俺と将棋やってたときは!』って言うのがすっげぇ面白くて。お笑いのトークするときに、器が小っちゃい方が熱を持つし、引っかかるじゃない?色んなことが」
春日「うん」
若林「その方が面白いのかなって思って。春日って、器がデカイからあんまり面白くないのかなって」
春日「はっはっは(笑)」
若林「芳樹ディレクターが『ホントにそう思う』って言ってるし(笑)」
春日「おい!入ってくるんじゃないよ貴様!」
若林「ねぇ?(藤井)青銅さん(構成作家)、落語家さんの枕でも『なんでそんなこと言うの?』っていうのあるもんね」
春日「それはあるだろうね。気付く、気付かない。反応する、反応しないってところがあるんだろうね」
さらに、以下のように語っていた。
若林「だから俺は昔のことも覚えてて。谷口が、俺の好きだった光武さんをそのときリアルタイムで想いを伝えなかったっていうのは、もう俺の器からこぼれ落ちまくってるのよ。いまだに言うもんね」
春日「言うね。その時と同じ熱で言えるもんね。なぜ光武さんに言わなかったのかって」
若林「今は許せちゃうけどね。これで春日の器がデカイとかリスナーに思われることも、マジで俺の器からこぼれ落ちてるからね」
春日「はっはっは(笑)器がでかい、小っちゃいって言い方するからだよ。気付くか、気付かないか、だよ。それで言うと、私はまぁ気付かないからね。忘れちゃう。もう忘れちゃう。すぐに忘れちゃう。昨日、何を食ったかも忘れちゃうから」
若林「あぁ、そう?だからそんなに面白くないの?」
春日「それとこれとは話が別だよ」
若林「あぁ、そうなの?だいたい、何かに怒ってたりする話でしょ?面白い話って。あと、恥ずかしかった話とか」
春日「うん」
若林「だから、恥がなかったら良いワケじゃん。だから、ちょっと大事なんだよね。人として常識的にちょっと器が小っちゃいとか」
春日「うん」
若林「俺も最近ホントに、お酒飲んでから寝ちゃうの。『あぁ、スベったなぁ今日も』って思うんですよ。今日のスクール革命でも大反省しなきゃいけない俺のコメント何十個ってありますよ」
春日「うん」
若林「だけど、黒ビール飲んで寝ちゃうんだよね。俺、実力が無いってことに気付いてるんだよね(笑)気付いちゃうじゃん。テレビの仕事を3年くらいさせてもらうと。天才がいるから、やっぱり。今日も天才が真横に居たりするし。昨日も天才が真横にいるから」
春日「うん」
若林「俺って、あんまり面白くねぇなって思うんだよね。だから頑張ろうって思うんだけど、山ちゃんとか天才だからさ、『俺、あんま面白くねぇな』って思う。当初は辞書とか読んでましたよ」
春日「面白くなろう、と(笑)」
若林「でも、あんまり面白くなんなかったし、最近はビール飲んで寝ちゃうんだよ」
春日「うん」
若林「そうするとさ、あんまり面白いトークが増えないっていう(笑)」
春日「ふふっ(笑)なるほどね、難しい所だね」
若林「『くそっ!』って思って、うろちょろしてないと、あんまり面白いことって増えないと思うんだよね」
春日「まぁそうだろうね」
若林「だって、許せちゃうんだもん。女性の一言とか、先輩や後輩の一言とか」
春日「うん」
若林「飲み屋でイジられても、許せちゃうから。この間、サトミツ(どきどきキャンプ・佐藤満春[構成作家])と漫才用のスーツを自腹で新調しようと買いに行って」
春日「うん」
若林「細めのスーツを勧めてくれる店員さんに『俺、こう見えてマッチョなんですよねぇ』って言ったら、『えぇ?全然マッチョじゃないでしょ』って言われたことを三週間根に持ってるんですよ」
春日「それは…ちょっと器が小さすぎるんじゃないですかねぇ」
若林「『アイツ、クビだろ』って言って。サトミツとずっと言ってたからね」
春日「そんな失礼な感じじゃなかったんでしょ?」
若林「普通の人にしたら、接客よ?でも、駄目なんだよ」
春日「でも、それ大変だね。ず~っとどっかに怒ってることになるから。黒ビールが良いですよ。黒ビールが」
若林「この間も、『若林だよね?』って居酒屋で言われたから、舌打ちしちゃったもんね。『うん、若林だよ』って言って」
春日「はっはっは(笑)」
若林「車で待ち伏せするなってトークを先週したじゃないですか。そうしたら、ラジオ始めてから、初めて出待ちがゼロになりましたね」
春日「事故が起きる前で良かったよ(笑)」
若林「俺がおかしいし、直して行かなきゃ行けない部分なんだけど…俺、本音言うと芸人が性格良くてどうすんだよって思ってる部分があるんだよ」
春日「うん」
若林「それこそ、談志師匠のブロマイドを胸ポケットにずっと入れててショーパブに出てた俺ですから」
春日「そうなの?(笑)」
若林「それはお前には言わないよ(笑)」
春日「知らなんだ~」
若林「談志師匠の枕のDVD(立川談志 ひとり会 落語ライブ '92~'93 第六巻)が好きでさ。ゴルフと野球の話をしてて、ある人が『ゴルフの方が難しい』んだって言うんだって。『止まってる玉を打つ方が難しいんですよ』って言われたんだって。だから、ゴルフボールを投げてやったら、空振りしたって話をしてて」
春日「ふふっ(笑)」
若林「それって、超面白いじゃん。でも、それはやっぱり器が小っちゃいのかな。引っかかる感性、そこは引っかかんなきゃいけないよね、芸人として」
春日「あぁ…そうね」
若林「さっきのファンレターの話に繋がるけど、『性格悪いところが好きです』っていうのも、悪くて良いんじゃねぇかなって思うんだよね。でも、良くなきゃいけないんだろ?今の時代」
春日「うん、まぁ悪態を吐かなきゃ良いんじゃない?陰湿なことをしなきゃ良いんだろうね。ドアノブに犬のフンをなすり付けるとか。そういうことをしなければ」
若林「お前が『器がデカイ、穏やか、性格が良い』とか言われることに、何一つ評価してないからな。それを今、この場で言っておこうと思って」
春日「なるほど。それを言いたいがための(笑)」
若林「26分使うってことは、相当性格悪いよな(笑)」と語っていた。
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春日「うん」
若林「結構、『性格が悪いところも好きです』っていうのも多いのよ。…俺、性格悪いのかな?」
春日「ふふっ(笑)」
若林「春日から見て、俺は性格悪いのかな?」
春日「まぁ…悪いね」
若林「はっはっは(笑)」
春日「決してキミは、良い人間じゃない」
若林「はっはっは(笑)あぁ、そう?」
春日「何をもって性格悪いのかってところもあるけどね」
若林「そうだね」
春日「嫌がらせをする、とかはそういうの無いじゃない?」
若林「ちょっとするけどね(笑)」
春日「陰湿なことをする、とかは、まぁ無いじゃない?」
若林「どういうところが悪いと思う?」
春日「う~ん…性格悪いっていうよりは、面倒くさいっていうのはあるよね」
若林「はっはっは(笑)それ、究極に性格悪いじゃん(笑)」
春日「色んなこと、よく覚えてるなっていうのはあるね」
若林「あぁ…」
春日「高校の時とかのこと。谷口(同級生)ともたまに話すんだけど、『若林はよく覚えてるよね。高校の時のアレとかソレとかを…』って。家に行って、ネックレスをぶち切ったこととか」
若林「あぁ、それは覚えてるね。そういえば、ゲストで谷口が来たとき、その話をしなかったね。谷口が俺ん家に来たとき、ネックレス千切って、俺に報告しなかったんだよね」
春日「3人で泊まりに行ったときにね」
若林「…この間、ビックスモールンのゴンちゃんと飯食いに行って」
春日「うん」
若林「俺、ゴンちゃんの話がスッゴイ好きなの。毎回会うと、ホントに面白いの。ゴンちゃんって、器が小っちゃいの」
春日「うん、うん」
若林「だから、スッゴイ怒ってるの。『若さん、聞いてください』って言って。『俺があれほど"相方と月に20日以上会え"って言ってつのに、後輩芸人たちは俺が売れてないから、全く言うことを聞かないんですよ』って」
春日「ふふっ(笑)」
若林「『いや、ゴンちゃんが売れてないからじゃ…』って言ったら、『だって、アイツら俺と将棋やってるときは"眠いからもう止めましょう"って言ってたのに、若さんから電話会ったら飛び起きてすぐにダウンジャケット着て、"若さんのところに行きましょう"って言うんですよ』って言い出して(笑)」
春日「うん」
若林「『俺と将棋やってたときは!』って言うのがすっげぇ面白くて。お笑いのトークするときに、器が小っちゃい方が熱を持つし、引っかかるじゃない?色んなことが」
春日「うん」
若林「その方が面白いのかなって思って。春日って、器がデカイからあんまり面白くないのかなって」
春日「はっはっは(笑)」
若林「芳樹ディレクターが『ホントにそう思う』って言ってるし(笑)」
春日「おい!入ってくるんじゃないよ貴様!」
若林「ねぇ?(藤井)青銅さん(構成作家)、落語家さんの枕でも『なんでそんなこと言うの?』っていうのあるもんね」
春日「それはあるだろうね。気付く、気付かない。反応する、反応しないってところがあるんだろうね」
さらに、以下のように語っていた。
若林「だから俺は昔のことも覚えてて。谷口が、俺の好きだった光武さんをそのときリアルタイムで想いを伝えなかったっていうのは、もう俺の器からこぼれ落ちまくってるのよ。いまだに言うもんね」
春日「言うね。その時と同じ熱で言えるもんね。なぜ光武さんに言わなかったのかって」
若林「今は許せちゃうけどね。これで春日の器がデカイとかリスナーに思われることも、マジで俺の器からこぼれ落ちてるからね」
春日「はっはっは(笑)器がでかい、小っちゃいって言い方するからだよ。気付くか、気付かないか、だよ。それで言うと、私はまぁ気付かないからね。忘れちゃう。もう忘れちゃう。すぐに忘れちゃう。昨日、何を食ったかも忘れちゃうから」
若林「あぁ、そう?だからそんなに面白くないの?」
春日「それとこれとは話が別だよ」
若林「あぁ、そうなの?だいたい、何かに怒ってたりする話でしょ?面白い話って。あと、恥ずかしかった話とか」
春日「うん」
若林「だから、恥がなかったら良いワケじゃん。だから、ちょっと大事なんだよね。人として常識的にちょっと器が小っちゃいとか」
春日「うん」
若林「俺も最近ホントに、お酒飲んでから寝ちゃうの。『あぁ、スベったなぁ今日も』って思うんですよ。今日のスクール革命でも大反省しなきゃいけない俺のコメント何十個ってありますよ」
春日「うん」
若林「だけど、黒ビール飲んで寝ちゃうんだよね。俺、実力が無いってことに気付いてるんだよね(笑)気付いちゃうじゃん。テレビの仕事を3年くらいさせてもらうと。天才がいるから、やっぱり。今日も天才が真横に居たりするし。昨日も天才が真横にいるから」
春日「うん」
若林「俺って、あんまり面白くねぇなって思うんだよね。だから頑張ろうって思うんだけど、山ちゃんとか天才だからさ、『俺、あんま面白くねぇな』って思う。当初は辞書とか読んでましたよ」
春日「面白くなろう、と(笑)」
若林「でも、あんまり面白くなんなかったし、最近はビール飲んで寝ちゃうんだよ」
春日「うん」
若林「そうするとさ、あんまり面白いトークが増えないっていう(笑)」
春日「ふふっ(笑)なるほどね、難しい所だね」
若林「『くそっ!』って思って、うろちょろしてないと、あんまり面白いことって増えないと思うんだよね」
春日「まぁそうだろうね」
若林「だって、許せちゃうんだもん。女性の一言とか、先輩や後輩の一言とか」
春日「うん」
若林「飲み屋でイジられても、許せちゃうから。この間、サトミツ(どきどきキャンプ・佐藤満春[構成作家])と漫才用のスーツを自腹で新調しようと買いに行って」
春日「うん」
若林「細めのスーツを勧めてくれる店員さんに『俺、こう見えてマッチョなんですよねぇ』って言ったら、『えぇ?全然マッチョじゃないでしょ』って言われたことを三週間根に持ってるんですよ」
春日「それは…ちょっと器が小さすぎるんじゃないですかねぇ」
若林「『アイツ、クビだろ』って言って。サトミツとずっと言ってたからね」
春日「そんな失礼な感じじゃなかったんでしょ?」
若林「普通の人にしたら、接客よ?でも、駄目なんだよ」
春日「でも、それ大変だね。ず~っとどっかに怒ってることになるから。黒ビールが良いですよ。黒ビールが」
若林「この間も、『若林だよね?』って居酒屋で言われたから、舌打ちしちゃったもんね。『うん、若林だよ』って言って」
春日「はっはっは(笑)」
若林「車で待ち伏せするなってトークを先週したじゃないですか。そうしたら、ラジオ始めてから、初めて出待ちがゼロになりましたね」
春日「事故が起きる前で良かったよ(笑)」
若林「俺がおかしいし、直して行かなきゃ行けない部分なんだけど…俺、本音言うと芸人が性格良くてどうすんだよって思ってる部分があるんだよ」
春日「うん」
若林「それこそ、談志師匠のブロマイドを胸ポケットにずっと入れててショーパブに出てた俺ですから」
春日「そうなの?(笑)」
若林「それはお前には言わないよ(笑)」
春日「知らなんだ~」
若林「談志師匠の枕のDVD(立川談志 ひとり会 落語ライブ '92~'93 第六巻)が好きでさ。ゴルフと野球の話をしてて、ある人が『ゴルフの方が難しい』んだって言うんだって。『止まってる玉を打つ方が難しいんですよ』って言われたんだって。だから、ゴルフボールを投げてやったら、空振りしたって話をしてて」
春日「ふふっ(笑)」
若林「それって、超面白いじゃん。でも、それはやっぱり器が小っちゃいのかな。引っかかる感性、そこは引っかかんなきゃいけないよね、芸人として」
春日「あぁ…そうね」
若林「さっきのファンレターの話に繋がるけど、『性格悪いところが好きです』っていうのも、悪くて良いんじゃねぇかなって思うんだよね。でも、良くなきゃいけないんだろ?今の時代」
春日「うん、まぁ悪態を吐かなきゃ良いんじゃない?陰湿なことをしなきゃ良いんだろうね。ドアノブに犬のフンをなすり付けるとか。そういうことをしなければ」
若林「お前が『器がデカイ、穏やか、性格が良い』とか言われることに、何一つ評価してないからな。それを今、この場で言っておこうと思って」
春日「なるほど。それを言いたいがための(笑)」
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