爆笑問題・太田、高田文夫が語った『ビートたけしのオールナイトニッポン』誕生秘話に感動「3ヶ月だけ誰かいないかな?」
2017.07.19 (Wed)
2017年7月18日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、放送作家・タレントの高田文夫が明かした、『ビートたけしのオールナイトニッポン』誕生秘話について語っていた。
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太田光:(『ありがとうオールナイトニッポン50周年クロニクル』で)凄かったんだよ。松村君と高田文夫先生が出て。
田中裕二:うん。
太田光:たけしさんのオールナイトの一回目のことを話したんだよ。
田中裕二:おお、いいね。それ、この間の土曜日?
太田光:土曜日だよ。4時間、生だよ。
田中裕二:タイムフリーで聴けるのか。
太田光:聴けるよ。最初は、糸居五郎から始まって。
田中裕二:おっ、いいね。
太田光:亀渕さんとか、そういうのもやって。
田中裕二:亀渕さんも?
太田光:最初のパーソナリティ、全員集合した音源とか、流したんだよ。
田中裕二:それは、俺も聴くよ(笑)
太田光:だろ?あれは聴かなきゃダメだ、あれ。
田中裕二:糸居五郎はね、聴いてたんだよ。
太田光:結局、オールナイトニッポンやりたいんだから(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:面白かったよ、ラロトンガ島。
田中裕二:はい、はい。『戦場のメリークリスマス』のロケ地だった。
戦場のメリークリスマス
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太田光:あの時に、どうするかって。
田中裕二:うん。
太田光:たけしさんがさ、2週間くらい行かなきゃいけないって。
田中裕二:うん。
太田光:その時、「悪いけど、高田さん休みたい」って言ったら、「じゃあ、こうしましょう」って。「森谷さんが悪巧みして、地下ケーブルをラロトンガ島に通して、生で通じるようになった」ってウソついたら、みんな信じたっていう(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:みんな、いたいけな子供たちだから(笑)ラジオの前にいる、俺たちは「スゲェな、ニッポン放送」って思った思い出話とかさ。
田中裕二:ああ、いいね。
太田光:実は、一回目は収録だった、と。実は。
田中裕二:ああ、お正月のね。
太田光:そう、そう。
田中裕二:元旦の一回目ね。
太田光:「モチで押し出す ニ年グソ」っていうやつ、あれは実は収録で、高田さんが当時の局長に呼ばれて。「ダディ竹千代さ、つまんないだろ?」って言ったんだって、高田さんに(笑)
田中裕二:そうなんだ(笑)俺は好きだったけどなぁ。
太田光:「どうしようもないだろ、ダディ竹千代」って(笑)で、「凄いの次、決めてあるんだ。それまで、3ヶ月だけ誰かいないかな?」って。
田中裕二:うん。
太田光:その時、まだ漫才ブームの初期だから。
田中裕二:初期だね。ツービートとしてはもちろん売れてたけど。
太田光:高田さんは、「ぼんちとか他でやってますしね」って言ったら、「いや、高田ちゃんの仲のいいね、ほら、首コキコキ曲げるのいるじゃん」って(笑)
田中裕二:いやいや(笑)
太田光:「いるじゃん、ツーなんとか。いるじゃん」って言って。
田中裕二:うん。
太田光:「でさ、相談なんだけどさ、面白い方だけダメかな?」って(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:言ったんだって(笑)
田中裕二:へぇ(笑)
太田光:「あっちはつまんねぇじゃん」って。「たしかに、つまんねぇけど」って(笑)高田さんが、全部仲介したんだって。
田中裕二:へぇ。
太田光:それで、そのまま太田プロに行って。そしたら社長が「どうも、どうも」って出てきて。「どうしたの?高田ちゃん」「今日、仕事の話なんですよ」って言ったら、「じゃあ、僕はいらないね」って(笑)
田中裕二:それで、副社が登場して(笑)
太田光:それで、「実はツービートでやりたいんですけど、タケちゃんだけでって言われてて」って。そしたら、副社は大反対だったんだって、最初は。「コンビっていうのは、そういうもんじゃない」って。
田中裕二:うん。
太田光:散々言ったあとに、「ちょっと待って」って、窓を開けて、しばらく腕組みして、港を見つめるみたいにして。
田中裕二:副社が?(笑)
太田光:副社が(笑)海もないのに、四谷三丁目で、港を見つめるみたいにして、それでクルッて回って、「一つだけ条件がある。タケちゃん、ああいうふうに大人しい。物凄い、気が小さい。高田先生、必ず近くにいて」って。
田中裕二:それでだったんだ。
太田光:そう、副社長の条件だったんだって。
田中裕二:ああ、そうなんだ。
太田光:「いいですよ、じゃあなんでもやります」って言って始まったんだって。
田中裕二:うん。
太田光:だけども、最初、緊張して。バーッってやってんだけど、結局、森谷さんとかもヤバイと思ったところ、全部カットしたんだって。
田中裕二:へぇ。
太田光:そしたら、足りなくなっちゃったらしいんだよ(笑)
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:それで、誰かの歌を。井上陽水さんの歌を1番、2番、3番までかけて、もう一回、1番のワンフレーズ目までかけて(笑)
田中裕二:他の曲にすればいいのに(笑)
太田光:それでなんとか間に合わせたんだって。
田中裕二:うん。
太田光:それを高田さんが聴いてたら、「こんな曲の多い番組だったかな」って(笑)
田中裕二:いやぁ。
太田光:高田さん曰く、最初3ヶ月は「つまんねぇよ」って言ってんだけど、俺ら、リアルタイムで覚えてるけど、「こんな面白いもの始まったんだ」って、目が覚める思いだったじゃん。
田中裕二:カットしてアレなんだ。本当は、もっとヤバイわけだ。今だったら、ほぼ7割から8割カットだよね、恐らくね。
太田光:今は、オンエアできないな。
田中裕二:本当に、今だったらオンエアできない。実際の犯罪者の名前、ばっかり(笑)
太田光:平気でつかってたからね。旬のね(笑)
田中裕二:ありえないんだよ(笑)
太田光:ありえないんだよ。でも、あれが高田先生は…
田中裕二:何を言ってたのかな、カットしてたやつ(笑)
太田光:最初の3ヶ月は、「今、考えると面白くなかった」って言うんだけど、俺らあれで目覚めたわけじゃん。
田中裕二:価値観が変わったからね。
太田光:すべてのカルチャーショックっていうかさ。
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田中裕二:うん。
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太田光:土曜日だよ。4時間、生だよ。
田中裕二:タイムフリーで聴けるのか。
太田光:聴けるよ。最初は、糸居五郎から始まって。
田中裕二:おっ、いいね。
太田光:亀渕さんとか、そういうのもやって。
田中裕二:亀渕さんも?
太田光:最初のパーソナリティ、全員集合した音源とか、流したんだよ。
田中裕二:それは、俺も聴くよ(笑)
太田光:だろ?あれは聴かなきゃダメだ、あれ。
田中裕二:糸居五郎はね、聴いてたんだよ。
太田光:結局、オールナイトニッポンやりたいんだから(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:面白かったよ、ラロトンガ島。
田中裕二:はい、はい。『戦場のメリークリスマス』のロケ地だった。
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太田光:あの時に、どうするかって。
田中裕二:うん。
太田光:たけしさんがさ、2週間くらい行かなきゃいけないって。
田中裕二:うん。
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田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:みんな、いたいけな子供たちだから(笑)ラジオの前にいる、俺たちは「スゲェな、ニッポン放送」って思った思い出話とかさ。
田中裕二:ああ、いいね。
太田光:実は、一回目は収録だった、と。実は。
田中裕二:ああ、お正月のね。
太田光:そう、そう。
田中裕二:元旦の一回目ね。
太田光:「モチで押し出す ニ年グソ」っていうやつ、あれは実は収録で、高田さんが当時の局長に呼ばれて。「ダディ竹千代さ、つまんないだろ?」って言ったんだって、高田さんに(笑)
田中裕二:そうなんだ(笑)俺は好きだったけどなぁ。
太田光:「どうしようもないだろ、ダディ竹千代」って(笑)で、「凄いの次、決めてあるんだ。それまで、3ヶ月だけ誰かいないかな?」って。
田中裕二:うん。
太田光:その時、まだ漫才ブームの初期だから。
田中裕二:初期だね。ツービートとしてはもちろん売れてたけど。
太田光:高田さんは、「ぼんちとか他でやってますしね」って言ったら、「いや、高田ちゃんの仲のいいね、ほら、首コキコキ曲げるのいるじゃん」って(笑)
田中裕二:いやいや(笑)
太田光:「いるじゃん、ツーなんとか。いるじゃん」って言って。
田中裕二:うん。
太田光:「でさ、相談なんだけどさ、面白い方だけダメかな?」って(笑)
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太田光:言ったんだって(笑)
田中裕二:へぇ(笑)
太田光:「あっちはつまんねぇじゃん」って。「たしかに、つまんねぇけど」って(笑)高田さんが、全部仲介したんだって。
田中裕二:へぇ。
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太田光:それで、「実はツービートでやりたいんですけど、タケちゃんだけでって言われてて」って。そしたら、副社は大反対だったんだって、最初は。「コンビっていうのは、そういうもんじゃない」って。
田中裕二:うん。
太田光:散々言ったあとに、「ちょっと待って」って、窓を開けて、しばらく腕組みして、港を見つめるみたいにして。
田中裕二:副社が?(笑)
太田光:副社が(笑)海もないのに、四谷三丁目で、港を見つめるみたいにして、それでクルッて回って、「一つだけ条件がある。タケちゃん、ああいうふうに大人しい。物凄い、気が小さい。高田先生、必ず近くにいて」って。
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田中裕二:へぇ。
太田光:そしたら、足りなくなっちゃったらしいんだよ(笑)
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:それで、誰かの歌を。井上陽水さんの歌を1番、2番、3番までかけて、もう一回、1番のワンフレーズ目までかけて(笑)
田中裕二:他の曲にすればいいのに(笑)
太田光:それでなんとか間に合わせたんだって。
田中裕二:うん。
太田光:それを高田さんが聴いてたら、「こんな曲の多い番組だったかな」って(笑)
田中裕二:いやぁ。
太田光:高田さん曰く、最初3ヶ月は「つまんねぇよ」って言ってんだけど、俺ら、リアルタイムで覚えてるけど、「こんな面白いもの始まったんだ」って、目が覚める思いだったじゃん。
田中裕二:カットしてアレなんだ。本当は、もっとヤバイわけだ。今だったら、ほぼ7割から8割カットだよね、恐らくね。
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太田光:平気でつかってたからね。旬のね(笑)
田中裕二:ありえないんだよ(笑)
太田光:ありえないんだよ。でも、あれが高田先生は…
田中裕二:何を言ってたのかな、カットしてたやつ(笑)
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