爆笑問題「子役をとりまく芸能界・芸能事務所の実情」
2011.08.24 (Wed)
2011年08月23日放送の「爆笑問題カーボーイ」は、『夏休みの宿題をみんなでやってあげようスペシャル』という内容であった。この中で、身近な人の職業レポートが投稿されており、某有名劇団に所属していた子役だった、というリスナーのレポートが読まれていた。

太田「『今は昔、私は某有名劇団に所属していた子役でした』…宴会部の部長が?!」
田中「はっはっは(笑)」
太田「子役だったの?」
田中「そうなの?」
太田「ただ者じゃないとは思ってたけど…『現在では、子役時代の友人の息子が、そこに所属して子役をやっており、時の流れの恐ろしさを痛感している次第です』…友人の息子がやってるんですね」
田中「ねえ」
太田「『たまに友人から話を聞くのですが、今も昔も子役の仕事振りはあまり変わらないみたいで。今回は、私が子役だった頃の話をさせていただきます』」
田中「良いね」
太田「『私が居た劇団は、何百人もの子役が所属していたので』…大手ですね。ひまわりかな?」
田中「うん」
太田「『一番大切なことは、演技力でもかわいらしさでもなく、マネージャーに顔を売ることです』」
田中「へぇ」
太田「何百人もいますからね。『マネージャーたちのいる部屋に行き、大きな声で"おはようございます!何か、私に出来るお仕事はありますか?"と叫びます』」
田中「へぇ」
太田「『しかし、そこで仕事をもらえるほど甘くはありません。この行動の目的は、あくまでマネージャーに顔を売ることなんです。もし、ここで運良く仕事がもらえたとしても、エキストラである場合が多いです』」
田中「うん」
さらに、以下のように語っていた。
太田「『しかし、エキストラの現場は、待ち時間が長いので、マネージャーと仲良くなる絶好のチャンス』」
田中「なるほどね」
太田「『"○○マネージャー!これ見て下さい!"と言って、特技を披露します』」
田中「うわ、もう見たくない。イヤだ。子供がそういう必死なの、超引くんだけど(笑)」
太田「『また、小学生までは撮影現場やレッスンには保護者が付いて来なければなりませんでした。そこで、撮影の集合場所に行く際には、親よりも二歩も三歩も前を歩いて、マネージャーの元に向かい、自分は親にやらされているのではなく、自分で仕事がしたいのだ、とアピールします』」
田中「うん、そうか。なるほど」
太田「『また、マネージャーたちは、CM担当、ドラマ担当といった形で担当が決まっていたので、自分がやりたい分野のマネージャーと特に仲良くなる必要がありました』」
田中「子供なのに(笑)イヤだね」
太田「CM担当にはゴマ擦っておこう、とかね。なんだアイツ、再現ドラマしか持ってこねぇな、とか言ってるのかな」
田中「うん(笑)」
太田「『しかし、ここで注意しなければならないのは、もしそのマネージャーが退職してしまった場合、いきなり仕事が無くなります。そこで、他のマネージャーも邪険にしてはいけません。満遍なく媚びを売ります。芦田真名ちゃんや、加藤清司郎くんのように売れてしまえば話は別ですが、大多数の子役の現実は、こんな感じです』」
田中「いやぁ…そこまで計算してるとは」
太田「『子役の裏側として、参考としていただければ幸いです』」
田中「面白い話だけどね」
太田「したたかな子役ね」
田中「うん、スゴイね。マネージャーが何が担当だとか、子供も思うのかね」
太田「思うんでしょうね、業界に居ればね」
田中「うん」
太田「色々、裏話も聞くでしょうしね」
田中「スゲェな」と語っていた。
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田中「はっはっは(笑)」
太田「子役だったの?」
田中「そうなの?」
太田「ただ者じゃないとは思ってたけど…『現在では、子役時代の友人の息子が、そこに所属して子役をやっており、時の流れの恐ろしさを痛感している次第です』…友人の息子がやってるんですね」
田中「ねえ」
太田「『たまに友人から話を聞くのですが、今も昔も子役の仕事振りはあまり変わらないみたいで。今回は、私が子役だった頃の話をさせていただきます』」
田中「良いね」
太田「『私が居た劇団は、何百人もの子役が所属していたので』…大手ですね。ひまわりかな?」
田中「うん」
太田「『一番大切なことは、演技力でもかわいらしさでもなく、マネージャーに顔を売ることです』」
田中「へぇ」
太田「何百人もいますからね。『マネージャーたちのいる部屋に行き、大きな声で"おはようございます!何か、私に出来るお仕事はありますか?"と叫びます』」
田中「へぇ」
太田「『しかし、そこで仕事をもらえるほど甘くはありません。この行動の目的は、あくまでマネージャーに顔を売ることなんです。もし、ここで運良く仕事がもらえたとしても、エキストラである場合が多いです』」
田中「うん」
さらに、以下のように語っていた。
太田「『しかし、エキストラの現場は、待ち時間が長いので、マネージャーと仲良くなる絶好のチャンス』」
田中「なるほどね」
太田「『"○○マネージャー!これ見て下さい!"と言って、特技を披露します』」
田中「うわ、もう見たくない。イヤだ。子供がそういう必死なの、超引くんだけど(笑)」
太田「『また、小学生までは撮影現場やレッスンには保護者が付いて来なければなりませんでした。そこで、撮影の集合場所に行く際には、親よりも二歩も三歩も前を歩いて、マネージャーの元に向かい、自分は親にやらされているのではなく、自分で仕事がしたいのだ、とアピールします』」
田中「うん、そうか。なるほど」
太田「『また、マネージャーたちは、CM担当、ドラマ担当といった形で担当が決まっていたので、自分がやりたい分野のマネージャーと特に仲良くなる必要がありました』」
田中「子供なのに(笑)イヤだね」
太田「CM担当にはゴマ擦っておこう、とかね。なんだアイツ、再現ドラマしか持ってこねぇな、とか言ってるのかな」
田中「うん(笑)」
太田「『しかし、ここで注意しなければならないのは、もしそのマネージャーが退職してしまった場合、いきなり仕事が無くなります。そこで、他のマネージャーも邪険にしてはいけません。満遍なく媚びを売ります。芦田真名ちゃんや、加藤清司郎くんのように売れてしまえば話は別ですが、大多数の子役の現実は、こんな感じです』」
田中「いやぁ…そこまで計算してるとは」
太田「『子役の裏側として、参考としていただければ幸いです』」
田中「面白い話だけどね」
太田「したたかな子役ね」
田中「うん、スゴイね。マネージャーが何が担当だとか、子供も思うのかね」
太田「思うんでしょうね、業界に居ればね」
田中「うん」
太田「色々、裏話も聞くでしょうしね」
田中「スゲェな」と語っていた。
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