オードリー・若林が語る「迷走していた若手芸人時代」
2011.08.21 (Sun)
2011年08月20日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、迷走していた若手芸人時代について語られていた。

話の発端は、「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」の感想について語られていたときのことだった。
若林「芸人交換日記に出てくる、芸人のコンビ、イエローハーツは、二人とも仲が良いんだよね。それでいて、二人とも頑張ってる。だからこそ美しいんだよね。実は、コンビの芸人ってどっちか頑張ってないんだよね」
春日「まぁ、量的に言ったらね。頑張りの量で言ったら、均等ではないよね」
若林「不思議じゃない?どっちか頑張ってないよな。意外と。だから、イエローハーツは、スッゴイ良いコンビだよね。二人とも売れたいから、相乗効果的に良い効果を産むじゃん」
春日「うん」
若林「それで、どっちもネタにこだわりがありすぎると、ぶつかってダメみたいね」
春日「難しいね」
若林「うん」
春日「だから、バランスってことなんでしょうな」
若林「どっちかが引くじゃん。どっちかがブレーンになって。段々決まってくるのかな」
春日「段々、そうなんじゃないの?」
若林「あれは二人で頑張って、二人で売れようとして。河本もネタ書けないから、なんだかんだするじゃん」
春日「うん、うん」
若林「相当頑張ってるよね、二人。あれで11年売れないってことは、ちょっとすごいコンビだよね。普通だったら、どっちか頑張ってないじゃな。4年くらい」
春日「ふっふっふ(笑)まぁ、そうね。同じ量っていうのは難しいね」
若林「春日さん、あんまり売れたいとか思ってなかったよね。真ん中の4年くらい」
春日「ああ、そこまで?」
若林「売れたい、とか。もう売れなきゃ、とか」
春日「うん。だから、思ってなかったわけですよ。今の漫才の形ができてから、だよね」
若林「うん」
春日「出来てから、芸人、みたいな感じになってきたように思いますよ」
若林「何年から?」
春日「あそこで、コンビになった感がありますよ」
若林「あぁ」
春日「それまでの感じは、芸人と言ってるだけ、みたいな」
若林「舞台で『芸人と言ってるだけで、安心してるだけじゃねぇか』ってあったけど」
春日「原作も読んで、私、その部分に赤線引いたからね」
若林「はっはっは(笑)」
春日「あぁ、これこれって思って。芸人って言って、安心しているだけだって」
若林「前、コンパやったら芸人、みたいな文化あったよね(笑)」
春日「どうなんだろ?」
若林「今の子は、そうでもないのかな」
春日「いや、たまに聞くのよ。でも、あんまりやってないんだって」
若林「こっちが立てば、あっちが立たない、じゃないけど。時代も、あのときよりもハードじゃなくなって来てる、みたいな感じもあるよね。あの当時、ムチャクチャしてたじゃない。ラジオで言えないような」
春日「暇だからね」
若林「やってることも、ドッキリやったりとか。人のウチのドアを壊したりとか」
春日「ふっふっふ(笑)」
若林「『服を破ってみようぜ』って言って、ただただ服を破ったりとか」
春日「そうよ。誰かの部屋に入ろうってことになって、勝手に合い鍵作って」
若林「はっはっは(笑)どっきりして、寝ているところに水を掛けたいって言ってさ。合い鍵作って、夜中入って水を掛けるんだから。あんなの、完全に訴えられてたら負けるよ」
春日「負ける(笑)」
若林「掛けられた方も、ゲラゲラ笑ってんだから」
春日「そうなんだよね。帰るとき、お礼言われるんだから。『ありがとうございます』って(笑)」
若林「ちょっとやめて、って感じになってるんだろうね。引いちゃうんだろうね。人のウチに行って、合い鍵作って夜中にバケツ一杯に、若干ションベンも入れて掛けて」
春日「プレゼントだね(笑)」
若林「デジカムで撮ってみんなでみるから、『ションベン入れてたんかい!』ってなるからね。今だったら、全然引いちゃうんだろうな。何してるんですかって」
春日「うん」
若林「コンパして、芸人として確かな評価も得てないのに、コンパの重鎮、みたいな人が居て回すの。MCみたいに。あんなに金ないのに、みんな女の子に偉そうだったもんね」
春日「そうね」
若林「『今、入ってくんなや』みたいな回ししてる人もいたもんな(笑)」
春日「いたいた」
さらに、以下のように語っていた。
若林「俺、結構しんどかったもん。芸人交換日記でも、『コンパに行かなかったら芸人じゃねぇ』とかって。でも、俺は一切止めようと思って。別に、あんなの芸人じゃねぇと思って。でも、当時の圧力ってすごくて、95%くらい行くから。みんな王様ゲームとかやって」
春日「うん」
若林「今はl、人見知りとかも居るって分かってるけど、当時は、全然無かったよね」
春日「無かったし、その場で芸人同士が仲良くなるんだよね」
若林「うん」
春日「そこで出来たパターンとか、イジリ方とかをそのままライブのエンディングでもっていく、とかね」
若林「そうそう。それで、コンパ行ってるメンバーが、おきまりパターン、みたいなのをやってて、ガンガンウケてるの」
春日「そうなのよ」
若林「俺、よく言われてたもん。絶対に売れないって。人見知りは、絶対に売れないって、死ぬほど怒られてたから」
春日「コンパの中で、前に出なきゃダメだ、みたいな。5~6人の前で前にでなきゃダメだ、みたいな」
若林「そう。コンパで前に出られるようになってから、みたいな感じだったよな。23歳の頃に、『コンパ行かなきゃ売れない』って、先輩みんなに言われたら、結構な圧があるから。結構、狭いじゃん、事務所も小さくて、その中で遊ぶから」
春日「うん」
若林「その中で浮いてると『何、あいつ』みたいになるから」
春日「そうね」
若林「春日は、ガンガンコンパ行ってたから」
春日「そうね」
若林「それで、コンパに行ってさ、開始5分くらいで『はい、じゃあキスしましょう』とかいって、何の会話もしてないのに、4対4でいきなりキスするのよ(笑)」
春日「うん」
若林「俺、専門学校生みたいな子と、全く喋って無いのにキスして。これやったら、売れるか?って思って。カラオケボックスだよ。それで、『はい、じゃあキスしましょう』で、女の子もキスするのよ」
春日「そうね」
若林「それで、集める女の子も居るんだよね」
春日「居る」
若林「そういう、すぐにキス出来る子を集めてね。それで、ゴスロリの子と、いきなりキスしたもん」
春日「はっはっは(笑)」
若林「面識ないのに」
春日「それもすごいね」
若林「始まって5分でキスするって。これは違うと思うけどなぁって思って」
春日「うん。あるよ。そういう子が来る感じだったからね」
若林「その女の子も、嫌がらないじゃん。それが、カルチャーショックだったの」
春日「向こう側でも、ミーティングみたいなのがあるのかもね。女子側のね」
若林「あぁ」
春日「引いたら、空気悪くなる、みたいな。私が行ったときも、そういう集めてくれる女子が居たんですよ。G子って言われてたからね。どっから集めてくるのか」
若林「不思議な時代だよな。8年くらい前だよな」
春日「そういうことをやることが、芸人としての修行、みたいに考えてたからね。ツッコミの、手を100回素振りする、とかメニューが無いから。『コンパ、行く?』っていうのが芸人みたいになっちゃうのよ」
若林「素振りはしないけど、『どうしたら面白くなれるんだろうか』って、そこからトレーニングを自分で考えるんでしょ。映画を観るヤツはみるし、色んなボランティアみたいなのに参加する人もいるし。それが、みんながコンパだと思ってたっていう(笑)」
春日「コンパに行って、『俺、芸人なんだ』っていうのが安心になるし」
若林「みんな『芸人だ』って言ってたんだよね。それで、道端でチケット売ってて。路上ライブだってやってて、なんかアイドルみたいになるんだよな、すぐに」
春日「そうそう」
若林「それでお客さん70人とか持ってるヤツがいるの。全然、面白くねぇのに。ネタ、全然面白くねぇのに、『○○くぅ~ん!』みたいになってて。それで、イベントをやると何百人って集まるの。俺らは全然、無かったけど。ダンスとか踊ってね」
春日「うん」
若林「意味分かんないよな。単独ライブやるっていって、学芸会みたいなさ、出て来てドラゴンボールのカッコして出てきて、亀仙人と戦うみたいなことをやって、ガンガンウケてたからね」
春日「ウケてたね」
若林「何なんだろうな」
春日「それで、投票とかすると、絶対に負けるし」
若林「強いんだよな。70人とか票を持ってるから」
春日「そうよ」
若林「それで、悩むじゃん。負けた方は」
春日「イコール、お笑いのライブだから、負けた方はつまんないんじゃないかって思っちゃうんだよね」
若林「いくのな。いくんで良いのかな。でも、イエローハーツは、形を見つけて、割とトントンって行くでしょ」
春日「うん」
若林「でも、俺たちの場合は違うじゃん。ネタ見せして、事務所で。そこは芸人のたまりになってて、俺らが始めると、急にゲラゲラ笑い出して。ある、力を持ってる先輩が、『あれは裏笑いだな』って言って。終わった後に」
春日「うん、うん」
若林「裏笑いだから、お客さんにはウケないだろってことになるし。俺も春日も、気にするんだよな」
春日「まぁね」
若林「『裏だな』って言われて。そういう風に他にも言うヤツがいて。でも、『絶対に見つけたものだから、続けた方が良い』って言う人もいるの。ネタをやってる最中にも言うヤツが居て。『裏だ、裏』って」
春日「うん」
若林「それでも関係ねぇって後輩が思わなきゃなんないんだよね。『お前の言ってることなんて、知ったこっちゃねぇ』って思わないと」
春日「これが面白いんだって。やる以外ないんだよね」
若林「お客さんも、『あれは何なんですか?』って書く人もいるからね」
春日「そう」
若林「それを何年か頑張らないとダメなんだよね。3年から。でも、結局、M-1も二回戦で落ちてるから。『形見つけた。ついに出れるぞ』って。でも、二回戦で落ちてるからね」
春日「そうだね。今の漫才の原型になってからね」
若林「それで、次のネタを作ってるときに、春日はたまに言ってたもんね。アンケートで『○○って書いてあったけどなぁ』って」
春日「まぁ、そうね。難しいよね。それで新規で入ってきてくれる人もいて。形を変えてね。今までのファンが居なくなったり」と語っていた。
オードリー・若林「最近の若手芸人にみられる傾向」に続く。
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若林「芸人交換日記に出てくる、芸人のコンビ、イエローハーツは、二人とも仲が良いんだよね。それでいて、二人とも頑張ってる。だからこそ美しいんだよね。実は、コンビの芸人ってどっちか頑張ってないんだよね」
春日「まぁ、量的に言ったらね。頑張りの量で言ったら、均等ではないよね」
若林「不思議じゃない?どっちか頑張ってないよな。意外と。だから、イエローハーツは、スッゴイ良いコンビだよね。二人とも売れたいから、相乗効果的に良い効果を産むじゃん」
春日「うん」
若林「それで、どっちもネタにこだわりがありすぎると、ぶつかってダメみたいね」
春日「難しいね」
若林「うん」
春日「だから、バランスってことなんでしょうな」
若林「どっちかが引くじゃん。どっちかがブレーンになって。段々決まってくるのかな」
春日「段々、そうなんじゃないの?」
若林「あれは二人で頑張って、二人で売れようとして。河本もネタ書けないから、なんだかんだするじゃん」
春日「うん、うん」
若林「相当頑張ってるよね、二人。あれで11年売れないってことは、ちょっとすごいコンビだよね。普通だったら、どっちか頑張ってないじゃな。4年くらい」
春日「ふっふっふ(笑)まぁ、そうね。同じ量っていうのは難しいね」
若林「春日さん、あんまり売れたいとか思ってなかったよね。真ん中の4年くらい」
春日「ああ、そこまで?」
若林「売れたい、とか。もう売れなきゃ、とか」
春日「うん。だから、思ってなかったわけですよ。今の漫才の形ができてから、だよね」
若林「うん」
春日「出来てから、芸人、みたいな感じになってきたように思いますよ」
若林「何年から?」
春日「あそこで、コンビになった感がありますよ」
若林「あぁ」
春日「それまでの感じは、芸人と言ってるだけ、みたいな」
若林「舞台で『芸人と言ってるだけで、安心してるだけじゃねぇか』ってあったけど」
春日「原作も読んで、私、その部分に赤線引いたからね」
若林「はっはっは(笑)」
春日「あぁ、これこれって思って。芸人って言って、安心しているだけだって」
若林「前、コンパやったら芸人、みたいな文化あったよね(笑)」
春日「どうなんだろ?」
若林「今の子は、そうでもないのかな」
春日「いや、たまに聞くのよ。でも、あんまりやってないんだって」
若林「こっちが立てば、あっちが立たない、じゃないけど。時代も、あのときよりもハードじゃなくなって来てる、みたいな感じもあるよね。あの当時、ムチャクチャしてたじゃない。ラジオで言えないような」
春日「暇だからね」
若林「やってることも、ドッキリやったりとか。人のウチのドアを壊したりとか」
春日「ふっふっふ(笑)」
若林「『服を破ってみようぜ』って言って、ただただ服を破ったりとか」
春日「そうよ。誰かの部屋に入ろうってことになって、勝手に合い鍵作って」
若林「はっはっは(笑)どっきりして、寝ているところに水を掛けたいって言ってさ。合い鍵作って、夜中入って水を掛けるんだから。あんなの、完全に訴えられてたら負けるよ」
春日「負ける(笑)」
若林「掛けられた方も、ゲラゲラ笑ってんだから」
春日「そうなんだよね。帰るとき、お礼言われるんだから。『ありがとうございます』って(笑)」
若林「ちょっとやめて、って感じになってるんだろうね。引いちゃうんだろうね。人のウチに行って、合い鍵作って夜中にバケツ一杯に、若干ションベンも入れて掛けて」
春日「プレゼントだね(笑)」
若林「デジカムで撮ってみんなでみるから、『ションベン入れてたんかい!』ってなるからね。今だったら、全然引いちゃうんだろうな。何してるんですかって」
春日「うん」
若林「コンパして、芸人として確かな評価も得てないのに、コンパの重鎮、みたいな人が居て回すの。MCみたいに。あんなに金ないのに、みんな女の子に偉そうだったもんね」
春日「そうね」
若林「『今、入ってくんなや』みたいな回ししてる人もいたもんな(笑)」
春日「いたいた」
さらに、以下のように語っていた。
若林「俺、結構しんどかったもん。芸人交換日記でも、『コンパに行かなかったら芸人じゃねぇ』とかって。でも、俺は一切止めようと思って。別に、あんなの芸人じゃねぇと思って。でも、当時の圧力ってすごくて、95%くらい行くから。みんな王様ゲームとかやって」
春日「うん」
若林「今はl、人見知りとかも居るって分かってるけど、当時は、全然無かったよね」
春日「無かったし、その場で芸人同士が仲良くなるんだよね」
若林「うん」
春日「そこで出来たパターンとか、イジリ方とかをそのままライブのエンディングでもっていく、とかね」
若林「そうそう。それで、コンパ行ってるメンバーが、おきまりパターン、みたいなのをやってて、ガンガンウケてるの」
春日「そうなのよ」
若林「俺、よく言われてたもん。絶対に売れないって。人見知りは、絶対に売れないって、死ぬほど怒られてたから」
春日「コンパの中で、前に出なきゃダメだ、みたいな。5~6人の前で前にでなきゃダメだ、みたいな」
若林「そう。コンパで前に出られるようになってから、みたいな感じだったよな。23歳の頃に、『コンパ行かなきゃ売れない』って、先輩みんなに言われたら、結構な圧があるから。結構、狭いじゃん、事務所も小さくて、その中で遊ぶから」
春日「うん」
若林「その中で浮いてると『何、あいつ』みたいになるから」
春日「そうね」
若林「春日は、ガンガンコンパ行ってたから」
春日「そうね」
若林「それで、コンパに行ってさ、開始5分くらいで『はい、じゃあキスしましょう』とかいって、何の会話もしてないのに、4対4でいきなりキスするのよ(笑)」
春日「うん」
若林「俺、専門学校生みたいな子と、全く喋って無いのにキスして。これやったら、売れるか?って思って。カラオケボックスだよ。それで、『はい、じゃあキスしましょう』で、女の子もキスするのよ」
春日「そうね」
若林「それで、集める女の子も居るんだよね」
春日「居る」
若林「そういう、すぐにキス出来る子を集めてね。それで、ゴスロリの子と、いきなりキスしたもん」
春日「はっはっは(笑)」
若林「面識ないのに」
春日「それもすごいね」
若林「始まって5分でキスするって。これは違うと思うけどなぁって思って」
春日「うん。あるよ。そういう子が来る感じだったからね」
若林「その女の子も、嫌がらないじゃん。それが、カルチャーショックだったの」
春日「向こう側でも、ミーティングみたいなのがあるのかもね。女子側のね」
若林「あぁ」
春日「引いたら、空気悪くなる、みたいな。私が行ったときも、そういう集めてくれる女子が居たんですよ。G子って言われてたからね。どっから集めてくるのか」
若林「不思議な時代だよな。8年くらい前だよな」
春日「そういうことをやることが、芸人としての修行、みたいに考えてたからね。ツッコミの、手を100回素振りする、とかメニューが無いから。『コンパ、行く?』っていうのが芸人みたいになっちゃうのよ」
若林「素振りはしないけど、『どうしたら面白くなれるんだろうか』って、そこからトレーニングを自分で考えるんでしょ。映画を観るヤツはみるし、色んなボランティアみたいなのに参加する人もいるし。それが、みんながコンパだと思ってたっていう(笑)」
春日「コンパに行って、『俺、芸人なんだ』っていうのが安心になるし」
若林「みんな『芸人だ』って言ってたんだよね。それで、道端でチケット売ってて。路上ライブだってやってて、なんかアイドルみたいになるんだよな、すぐに」
春日「そうそう」
若林「それでお客さん70人とか持ってるヤツがいるの。全然、面白くねぇのに。ネタ、全然面白くねぇのに、『○○くぅ~ん!』みたいになってて。それで、イベントをやると何百人って集まるの。俺らは全然、無かったけど。ダンスとか踊ってね」
春日「うん」
若林「意味分かんないよな。単独ライブやるっていって、学芸会みたいなさ、出て来てドラゴンボールのカッコして出てきて、亀仙人と戦うみたいなことをやって、ガンガンウケてたからね」
春日「ウケてたね」
若林「何なんだろうな」
春日「それで、投票とかすると、絶対に負けるし」
若林「強いんだよな。70人とか票を持ってるから」
春日「そうよ」
若林「それで、悩むじゃん。負けた方は」
春日「イコール、お笑いのライブだから、負けた方はつまんないんじゃないかって思っちゃうんだよね」
若林「いくのな。いくんで良いのかな。でも、イエローハーツは、形を見つけて、割とトントンって行くでしょ」
春日「うん」
若林「でも、俺たちの場合は違うじゃん。ネタ見せして、事務所で。そこは芸人のたまりになってて、俺らが始めると、急にゲラゲラ笑い出して。ある、力を持ってる先輩が、『あれは裏笑いだな』って言って。終わった後に」
春日「うん、うん」
若林「裏笑いだから、お客さんにはウケないだろってことになるし。俺も春日も、気にするんだよな」
春日「まぁね」
若林「『裏だな』って言われて。そういう風に他にも言うヤツがいて。でも、『絶対に見つけたものだから、続けた方が良い』って言う人もいるの。ネタをやってる最中にも言うヤツが居て。『裏だ、裏』って」
春日「うん」
若林「それでも関係ねぇって後輩が思わなきゃなんないんだよね。『お前の言ってることなんて、知ったこっちゃねぇ』って思わないと」
春日「これが面白いんだって。やる以外ないんだよね」
若林「お客さんも、『あれは何なんですか?』って書く人もいるからね」
春日「そう」
若林「それを何年か頑張らないとダメなんだよね。3年から。でも、結局、M-1も二回戦で落ちてるから。『形見つけた。ついに出れるぞ』って。でも、二回戦で落ちてるからね」
春日「そうだね。今の漫才の原型になってからね」
若林「それで、次のネタを作ってるときに、春日はたまに言ってたもんね。アンケートで『○○って書いてあったけどなぁ』って」
春日「まぁ、そうね。難しいよね。それで新規で入ってきてくれる人もいて。形を変えてね。今までのファンが居なくなったり」と語っていた。
オードリー・若林「最近の若手芸人にみられる傾向」に続く。
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