TOP伊集院光とらじおと ≫ 伊集院光、R-1で優勝したアキラ100%の芸はいっこく堂やねづっち同様「生放送が醍醐味」であると指摘

伊集院光、R-1で優勝したアキラ100%の芸はいっこく堂やねづっち同様「生放送が醍醐味」であると指摘

2017.03.03 (Fri)
2017年3月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、R-1ぐらんぷりで優勝したアキラ100%の「全裸で股間をお盆を隠す」芸は、いっこく堂やねづっち同様、「生が醍醐味」であると語っていた。

伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1

伊集院光:昨日のオープニングでも喋ってたんですけど、R-1ぐらんぷりっていう、日本の日本のピン芸人の頂点を決めるとされている大会が、昨日ありまして。

吉井歌奈子:うん。

伊集院光:個人的にアキラ100%っていうね、素っ裸ですよ(笑)

吉井歌奈子:はい(笑)

伊集院光:テレビの生放送で、素っ裸で。テレビに映っちゃいけない部分を、お盆で隠してるっていう(笑)

吉井歌奈子:銀色のね、お盆でね(笑)

伊集院光:まさかの優勝ですよ。

吉井歌奈子:ねぇ!もう、伊集院さんの予告が的中。

伊集院光:いや、僕の予告の本命は、「緊張で手が滑ってお盆が転がり落ちて、一生テレビで見ることがなくなる」っていうのが、僕の第一予想だったんですけどね(笑)

吉井歌奈子:ふふ(笑)

伊集院光:だけどさ、これから売れると、(出演)機会が増えてくわけじゃないですか。

吉井歌奈子:うん。

伊集院光:「これ、難しいな」と思うのは、たとえば謎かけで一世を風靡した、ねづっち君とかいるでしょ?

吉井歌奈子:はい、はい。

伊集院光:腹話術の世界的な天才の、いっこく堂とかいるでしょ?

吉井歌奈子:はい。

伊集院光:彼らの一番の魅力って、生なの。たとえば、いっこく堂君の芸事って、編集しようと思えば、それこそ下手なディレクターが間違えて、音声ずらしちゃったのと一緒のことだから。

吉井歌奈子:ああ、そうか。

伊集院光:テレビへの信頼で見てもらってるけども、いっこく堂君への信頼で見てもらってるけど。いっこく堂君の芸事を、生で見た時の、何だか分からない、体が震える感じ。面白い上に、「僕は今、何を観てるんだ?」っていう感じとか。

吉井歌奈子:うん、うん。

伊集院光:ねづっち君も、要は考えてる時間を編集しちゃったりとか、「今、その場で出されたお題を、彼が解いている」という醍醐味がなくなっちゃうと、魅力がちょっと減るわけですよ。

吉井歌奈子:なるほど、ライブ感が重要なわけですね。

伊集院光:そう、そう。そうするとね、アキラ100%に関しても、やっぱり生であるというね(笑)

吉井歌奈子:うん、うん。あのハラハラ感が。「お盆が落ちるかもしれない」という。

伊集院光:凄かったよね。「股間を隠すだけで、どんな種類の笑いがあるの?」と思うかもしれませんけど、ご覧にならなかった方のために言うと、まず、お盆を股間に置きます。それ以外は、一糸纏わぬ姿です。

吉井歌奈子:うん、うん。

伊集院光:それで、向かい合わせに扇風機を置いて、ボタンを強で風を股間に送ります。そうすると、手を離すと風圧だけで、お盆が止まってるんです(注釈:実際には、扇風機での芸「T.M.Revolution」の際には、お盆ではなくアルミホイルで作ったものを股間にあてがう)。

吉井歌奈子:ええ!?それが、昨日のネタ?

伊集院光:あ、決勝(ファイナル)のやつ見たんだ?最初のが、それなのよ。

吉井歌奈子:ああ、そうだったんですか。

伊集院光:しかも、それだけでもみんなドキドキと大笑いなんだけど、いかしてるなと思ったのは、「ここから、首振りスイッチを入れます」って言うのね(笑)

吉井歌奈子:え?扇風機の?

伊集院光:扇風機の首振りスイッチを(笑)首振りの、振るスピードと動く距離は合わせて、ゆっくり移動するっていう。

吉井歌奈子:うーわぁ(笑)聞いてるだけで、ハラハラする(笑)

伊集院光:シルク・ドゥ・ソレイユですよ、もはや、やってることは(笑)

吉井歌奈子:はっはっはっ(笑)

伊集院光:これが凄いなって思うのは、これから売れていくと、恐らくあの芸事を、テレビで披露することがあって。もちろんね、録画の番組であっても、周りにいる人の尋常じゃない空気とか、凄さは伝わると思いますけども。

吉井歌奈子:ええ。

伊集院光:やっぱり、生が醍醐味だと思うから、生でアレをやる機会、増えると思うんですよ。

吉井歌奈子:ええ。

伊集院光:毎回、命懸けっていう(笑)

吉井歌奈子:ふふ(笑)もう、綱渡りよりドキドキするかも。

伊集院光:そうなのよ。いつも思うんだけど、絶叫マシーンとかいっぱいあるじゃん?

吉井歌奈子:ええ。

伊集院光:ああいうものって、その辺にある乗り物より、安全じゃなきゃいけないじゃん。

吉井歌奈子:うん、うん。

伊集院光:ドキドキをエンターテイメントにするためには、ほんの些細な失敗も許されないから。「失敗しそうでしない」しか意味がないから。

吉井歌奈子:そうですね。

伊集院光:いつか、アキラ100%君が、「つるっ、ガランガラン…キャー!」っていう音とともに、消えていく確率は上がっているっていう(笑)

吉井歌奈子:はっはっはっ(笑)…どう見守っていきましょうね(笑)

伊集院光:だから、早くみんな見てください(笑)早く見ないと、服を着てしまいますから。彼も、「優勝賞金で春物を買う」って言ってましたから(笑)

吉井歌奈子:はっはっはっ(笑)

伊集院光:あのジャンルの芸事、久々に観ました。攻めてる芸事でしたね。


同番組の過去記事



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

タグ : 伊集院光,R-1ぐらんぷり,アキラ100%,

トップページへ  |  この記事へのリンク  |  伊集院光とらじおと
次の記事:伊集院光、森友学園にまつわる疑惑をはっきりとさせない安倍首相の「批判があれば甘んじて受ける」発言を批判

前の記事:博多大吉、R-1決勝で2本ネタを披露すると視聴者に「飽きられる」可能性があると指摘「敗者復活で見切れるくらいが…」