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ちきりん、理解度・学力の異なる生徒たちが同じクラスで授業を受けることに疑問「生産性の低いシステム」

2017.02.22 (Wed)
2017年2月20日放送のMBSラジオのラジオ番組『アッパレやってまーす!』(毎週月 22:00-23:30)にて、著述家・ブロガーであるちきりんが、理解度・学力の異なる生徒たちが同じクラスで授業を受けることに疑問を呈していた。

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ちきりん:圧倒的に生産性低いなって思うのは、30人とか40人のクラス、大学だともっと多かったりするじゃないですか。でも、多分、先生の話が一番おもしろくて勉強になってるのって、真ん中の10人くらいなんですよね。

篠田恵里香:ああ。

ちきりん:トップの10人くらいの人は、「もう塾でそれは1年前に習ったよ」って感じになってるし、下の方の10人は、何を言ってるか全然分からない。そんな時間を、毎週、毎週、一日何時間も6年間、10何年間、人生のムダ以外何物でもないですよね。

田村淳:本当だ。

ちきりん:しかも、英語の時間は、自分が真ん中の10人だから凄い勉強になってても、物理の時間は全然分からないとか、算数の時間は分かり過ぎててつまらないとか起こるじゃないですか。なんでこんな生産性の低いシステムを残してんのかなって思うんですよね。

篠田恵里香:たしかに、そういう切り口で見ると、たしかにそうですよね。

田村淳:本当だ。上位10人とかは、あの授業付き合わなくても、理解してるんですもんね?

ちきりん:そうなんです。もっと進んだことを教えてあげるなり、全然違うことでやりたいことがあるならそれの練習をするなりに使わせてあげれば良いと思うんですよね。

田村淳:おさらいにもなってないくらいですよね、学校の授業が。

ちきりん:凄くできる子なんか、中学ぐらいで大学生レベルのことを理解してるはずなんですね。だったら、もう一緒に授業受けさせずに、YouTubeとかネットでやってる、高度な外国の大学の授業とかを聴かせた方がよくないですかね?

田村淳:俺は下の10人だから、すげぇ話下手な先生がこの辺にしか刺さらない口調で喋って、「退屈だな」って思いながら過ごしてたんですけど。その時間を、自分の好きなものに使った方が、より特化した能力を持った子供が出来上がるってことですね。

ちきりん:そうなんです。子供の頃って、色んなことにチャレンジしてみて、それこそダンスだったり、お笑いだったり、色んなことにチャレンジしてみて、自分のやりたいことを決めればいいじゃないですか。そういうことに使う時間が捻出できたはずなんですよね、あんなつまんないところに縛り付けるのをやめれば。

篠田恵里香:うん。

田村淳:だから、大学4年間とか、小学校6年間とか今の年数を固定する気なんだったら、倍くらいのことが教えられることができると思います。生産性を上げれば。


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タグ : 田村淳,ちきりん,

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