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タモリ、吉田拓郎以降の曲の歌詞に「一人称」が登場するようになったと指摘「この頃からガラッと変わりました」
2016.12.31 (Sat)
2016年12月30日放送のニッポン放送系のラジオ番組『タモリのオールナイトニッポンGOLD』にて、タモリがシンガーソングライター・吉田拓郎について語り、今まで「一人称」を入れることを避けてきた歌詞が、「私はこう考える」といった内容になり、大きく変わってきたと指摘していた。
タモリ

タモリ:昭和46年、多分(吉田拓郎と)同じ世代なんですよね。
能町みね子:はい、そうですよね。
タモリ:僕は26くらいの時なんで。だから、こういう歌がガラッと変わるっていうのは、気持ちがよく分かるんですが。今までは、なんかしら歌詞というものは、「主語を言ってはいけないんじゃないか」っていうことがありましたよね。
能町みね子:ああ、はいはい。
タモリ:一人称、単数を。
能町みね子:「私」と言わない。
タモリ:考えるに、和歌の影響が脈々とあるんじゃないか、と。
能町みね子:ああ。
タモリ:それが良いんだ、と。自分の心情を風景に託すってことは要らないんじゃないか、と。「私はこう考えた」「私はこう考えてる」って、新たにこういう歌(『今日までそして明日から』)が出てきたんですが。
能町みね子:この辺から、主張し始めたんですね?
タモリ:ええ。でも、主語があって、ここまで長いとちょっとクドいっていう(笑)
能町みね子:ふふ(笑)ちょっと主張が激しい?
タモリ:ちょっと「主張が激しいなぁ」っていう(笑)
能町みね子:ふふ(笑)
タモリ:だから、主語ってものは、使い方によっては良くないんだよね。
能町みね子:押しが強くなりますね。
タモリ:押しが強くなるんだよね。一時期、よくテレビなんかでも、中途半端な人がよく言う…「中途半端な人」って言っちゃいけない(笑)
能町みね子:誰なんでしょうね(笑)
タモリ:「日本語っていうのは主語がないんで、文章に対して責任をとらない」なんてバカなことを言ってた人がいるんだけど。
能町みね子:バカなこと(笑)
タモリ:そんなことはないんですよね。
能町みね子:やり方がありますからね、日本語には日本語の。
タモリ:でも、この頃からガラッと変わりましたね。
能町みね子:ああ。
タモリ

タモリ:昭和46年、多分(吉田拓郎と)同じ世代なんですよね。
能町みね子:はい、そうですよね。
タモリ:僕は26くらいの時なんで。だから、こういう歌がガラッと変わるっていうのは、気持ちがよく分かるんですが。今までは、なんかしら歌詞というものは、「主語を言ってはいけないんじゃないか」っていうことがありましたよね。
能町みね子:ああ、はいはい。
タモリ:一人称、単数を。
能町みね子:「私」と言わない。
タモリ:考えるに、和歌の影響が脈々とあるんじゃないか、と。
能町みね子:ああ。
タモリ:それが良いんだ、と。自分の心情を風景に託すってことは要らないんじゃないか、と。「私はこう考えた」「私はこう考えてる」って、新たにこういう歌(『今日までそして明日から』)が出てきたんですが。
能町みね子:この辺から、主張し始めたんですね?
タモリ:ええ。でも、主語があって、ここまで長いとちょっとクドいっていう(笑)
能町みね子:ふふ(笑)ちょっと主張が激しい?
タモリ:ちょっと「主張が激しいなぁ」っていう(笑)
能町みね子:ふふ(笑)
タモリ:だから、主語ってものは、使い方によっては良くないんだよね。
能町みね子:押しが強くなりますね。
タモリ:押しが強くなるんだよね。一時期、よくテレビなんかでも、中途半端な人がよく言う…「中途半端な人」って言っちゃいけない(笑)
能町みね子:誰なんでしょうね(笑)
タモリ:「日本語っていうのは主語がないんで、文章に対して責任をとらない」なんてバカなことを言ってた人がいるんだけど。
能町みね子:バカなこと(笑)
タモリ:そんなことはないんですよね。
能町みね子:やり方がありますからね、日本語には日本語の。
タモリ:でも、この頃からガラッと変わりましたね。
能町みね子:ああ。
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