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赤江珠緒、ネットメディアにはチェック機構が少なく責任の所在が不明確であると指摘「メディアと言っていいのか」

2016.12.13 (Tue)
2016年12月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、フリーキャスターの赤江珠緒が、ネットメディアにはチェック機構が少なく、責任のの所在が不明確であると指摘していた。

この差って何ですか?


赤江珠緒:今の時点でインターネットメディア、「メディア」って言っていいのかっていう。

小田嶋隆:今は、メディアの体(たい)をなしてないです。

赤江珠緒:そうですよね。

小田嶋隆:だから、流すだけの機能と技術的な基盤はできてるんだけど、コンテンツを作るとか、報道をするっていう時のための人材の作り方とか、心構えっていうのが、まだできてない。

赤江珠緒:ねぇ。

小田嶋隆:これから10年でできてこないとすると、ただ乱れるだけで終わっちゃいますね。

赤江珠緒:新聞とかね、本とかにしても、今、ドラマ(『校閲ガール』あらすじ)になってる校閲みたいな人が入って。



小田嶋隆:うん。

赤江珠緒:チェックにチェックを重ねて、やっと出して。それでも間違ってたら、責任はどこかがとらなきゃいけない、っていう状況じゃないですか。

小田嶋隆:そうですね。

赤江珠緒:それを経てないですもんね。

小田嶋隆:そう。また、デジタルだとパクリがワンクリックで全部パクれちゃうから。

赤江珠緒:うん。

小田嶋隆:それで、文責だとか編集責任だとかって概念が、基本的にはなかったですからね。

赤江珠緒:はい。

小田嶋隆:これから少しずつ、整備していかないとキツイかもしれないですね。

赤江珠緒:でも、読み手とか情報を得る方としては、インターネットの方がより手軽にすぐ読めるってことで。

小田嶋隆:そうですね。

赤江珠緒:読む人も増えてるじゃないですか。

小田嶋隆:2006年に堀江貴文さんがテレビを買収しようと思った時に、「あのまま買収してたら、どうなってたんだろう」って逆に思いますね。

カンニング竹山:たしかにね。もっとネットとテレビの融合が早かったのかな。

小田嶋隆:あの時、粉飾決算って言い方されましたけど、あれが粉飾決算なら、去年一昨年の東芝はどうなのよって言ってる人たちもいたりしますからね。

カンニング竹山:堀江さん逮捕は、「何かやったの?堀江さんが」って思いますけど。

小田嶋隆:決算がおかしかったのはおかしかったんだけど、上場廃止までにもっていくのかっていう、裁きの厳しさが、他の企業の場合と少し違ったんじゃないかって。お灸を据えられた感じっていうのがあって。


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タグ : 赤江珠緒,小田嶋隆,

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