吉田豪が語る「IT会社社長・堀江貴文と藤田晋の違い」
2011.03.12 (Sat)
2011年03月10日放送の「小島慶子 キラキラ」にて、インタビュアー、コラムニストである吉田豪が、元・ライブドア社長である堀江貴文と、サイバーエージェント・藤田晋 社長の対談について語っていた。

吉田「堀江さんが、モテたいために俳優をやったとかって話をしてて(小島慶子「堀江貴文は中学生の男子」)、藤田さんが『僕も、モテたいって気持ちが仕事のモチベーションの一つになっていた。結婚してモテたいって気持ちが失われたら、仕事へのモチベーションも減るんじゃないかなって思ってたんですけど、全然、そんなことなかった』って言ってて」
小島「うん、うん」
吉田「それで、『代わりに、どんな気持ちがでてきました?』って訊いたら、ホリエモンも『そこだ!そこを知りたい』って食いついて来たんですよ。でも、藤田さんは『現役で仕事してるし、会社の目標としていることもあるので、それに夢中になって取り組むだけ』って。真面目なことを言うんです」
ピエール瀧「経営者だねぇ~」
吉田「経営者なんですよ。『女性というよりも、社会とか、社内、社員にモテたいって気持ちはある』って言ってました。『さっき、twitterで悪口書かれて、ムカーってきたんだけど、そういうことでムキになることって、なかなか無いじゃないですか』って。良い話をするんです」
小島「大人ですね」
吉田「堀江さんは、ひたすら違うって感じで。やってることは近いんですけどね。IT企業立ち上げて、そうしたら、ホリエモンはレールからはみ出して生きるようなやり方をして。堀江さん曰く『当時は、周りからの反発はそんなに無かった。マーケットが開拓されていく途中だったから、会社が小さいウチは大丈夫で。…でも、サイバーエージェントは何もされてないもんね』って言ってて」
小島「うん、うん」
吉田「そうしたら、藤田さんが『そんなことないです。細心の注意を払って…』とかって言ってるんですよ。結局、会社が成長するとそれだけで怒る人もいるようで、それに対して『なんだよ!関係無いじゃん』ってスタンスでいくと、敵も増えていく。だから、批判や敵をいかにして抑えていくかに注意しているって藤田さんは言ってて」
小島「そうですね」
吉田「『その点、堀江さんは気にしてないし、懲りてないですよね?』って訊いたら、『いや、すごい懲りた。だから、既得権益のあるところにはいかなくなった』って言ってて。ただ、藤田さんも言ってたんですけど、『誰かに何を言われても男は黙って、言いたいヤツに言わせておけ、みたいな価値観を昔は持ってたんだけど、それに惑わされて噂とかを放置しているとヒドイ目に遭う』って」
小島「ほう、うん」
吉田「実際、サイバーエージェントがYahoo!に買収するって噂になったときも、twitterで『誤報ですよ』って否定することができたって言ってて。否定できるツールができたっていうのは、便利になったって言ってましたね」
小島「これはね、割と古い価値観の会社って、『雑誌とかが騒いでいるだけだろ。放って置けば消えるよ』って言ってて、放って置いたままで騒ぎが大きくなるって、よく見る例ですよね」
吉田「今は、すぐに反応できるようになりましたからね。堀江さんも、あんだけ叩かれてた時に、自分で反論するツールが無かったって言ってて」
ピエール瀧「たしかに、あのときtwitterがあればね」
吉田「完全に、一丸となって叩かれましたからね。ちなみに、『堀江さんに都知事選出馬の噂もありましたが』って訊いたら、自分で出馬するつもりはないけど、(リーダーシップのとれる)誰かにやって欲しい、っていう希望はあるようですね。政治をキチンとやって欲しいけど、自分はやりたくない、割に合わない。総理になっても、的外れな叩かれ方するし…みたいな。小沢一郎が、メディアの目の敵にされたりとか。『結局、悪代官顔だからだろう』って堀江さんは言ってましたけどね」
ピエール瀧「顔の話ね」
吉田「顔については堀江さんも損してたみたいで、『最近、孫正義さんと堀江さんの違いは何?』って訊かれたみたいで、『俺に訊くなって思うけど、本音を言うよ…それはね、孫さんはハゲてる』って言うんですよ」
小島「関係無いじゃん」
吉田「いや、関係無くはないそうなんですよ。『俺が禿げてたら、捕まらなかったと思う』って言ってて」
小島「なんで?(笑)」
吉田「『若ハゲだったら、そんなに叩かれなかったと思う。見た目は重要だ。だからといって、ワザと禿げることもないし』って言ってて」
小島「若造が…って思われることがあったってことか」
吉田「ホリエモンの髪型って、やっぱりそうですよね。もうちょっと、重みのある髪型だったら違ったかもってね。球団買収の話が出たときも、Tシャツで出て来て、その後に楽天の三木谷さんがスーツで出て来て、信用出来る人だって思われたって。藤田さんは、『そういうことが意外と大事だったりする』って言ってて、それが全く出来なかったホリエモンと、ケースバイケースで使い分けができる藤田さん」
小島「大人ですね」
吉田「ホリエモンは、『スーツは拘束衣だ』って言うんですよ。『そんなものは着ちゃいけない』って闘いをずっとしてるんです」
小島「ホント、対照的ですね」
吉田「本当に対照的。一切、折れなかった。堀江さんは、結婚式以外着ないって主義らしいんです。スーツ着なかったのは、『嫌われると分かってた。嫌われたって良いじゃん。そいつらとどうせ会わないし。俺も会いたくないし。でもね、そうやってたら検察が来た』って言うんですよ」
小島「ヒヤっとした(笑)」
吉田「藤田さんも『エライのが来たね(笑)』って。まぁ、対照的ですよ」
小島「でも、堀江さんって、言葉だけとりあげると傍若無人で、言い放っている風に聞こえるんですけど、実際にお会いすると、本当に素直な中学生が話している風なんですよね」
吉田「あのままです。裏表無く、欲望のまま生きているタイプです」
小島「欲望のままですね」
吉田「『AV女優のプロデュースも、前の会社だったら出来なかったよね~社長だったら、BUBUKAに連載とかできないもん』って言ってて」
ピエール瀧「基本的に、『なんでダメなの?』って話ですよね。ホリエモンの主張って」
小島「割と、そうですよね」
吉田「藤田さんは、その横で『僕は僕で社長をやり抜きます』って言ってて。『堀江さんから、かなり色々なことを学んでますね』って言ったら、堀江さんが『検察のこともね』って言って。そこも学んでるのかっていうね(笑)」と語っていた。
前の記事:小島慶子「堀江貴文は中学生の男子」
次の記事(堀江貴文「ソフトバンクのCMに出演していた」)に続く。
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吉田「堀江さんが、モテたいために俳優をやったとかって話をしてて(小島慶子「堀江貴文は中学生の男子」)、藤田さんが『僕も、モテたいって気持ちが仕事のモチベーションの一つになっていた。結婚してモテたいって気持ちが失われたら、仕事へのモチベーションも減るんじゃないかなって思ってたんですけど、全然、そんなことなかった』って言ってて」
小島「うん、うん」
吉田「それで、『代わりに、どんな気持ちがでてきました?』って訊いたら、ホリエモンも『そこだ!そこを知りたい』って食いついて来たんですよ。でも、藤田さんは『現役で仕事してるし、会社の目標としていることもあるので、それに夢中になって取り組むだけ』って。真面目なことを言うんです」
ピエール瀧「経営者だねぇ~」
吉田「経営者なんですよ。『女性というよりも、社会とか、社内、社員にモテたいって気持ちはある』って言ってました。『さっき、twitterで悪口書かれて、ムカーってきたんだけど、そういうことでムキになることって、なかなか無いじゃないですか』って。良い話をするんです」
小島「大人ですね」
吉田「堀江さんは、ひたすら違うって感じで。やってることは近いんですけどね。IT企業立ち上げて、そうしたら、ホリエモンはレールからはみ出して生きるようなやり方をして。堀江さん曰く『当時は、周りからの反発はそんなに無かった。マーケットが開拓されていく途中だったから、会社が小さいウチは大丈夫で。…でも、サイバーエージェントは何もされてないもんね』って言ってて」
小島「うん、うん」
吉田「そうしたら、藤田さんが『そんなことないです。細心の注意を払って…』とかって言ってるんですよ。結局、会社が成長するとそれだけで怒る人もいるようで、それに対して『なんだよ!関係無いじゃん』ってスタンスでいくと、敵も増えていく。だから、批判や敵をいかにして抑えていくかに注意しているって藤田さんは言ってて」
小島「そうですね」
吉田「『その点、堀江さんは気にしてないし、懲りてないですよね?』って訊いたら、『いや、すごい懲りた。だから、既得権益のあるところにはいかなくなった』って言ってて。ただ、藤田さんも言ってたんですけど、『誰かに何を言われても男は黙って、言いたいヤツに言わせておけ、みたいな価値観を昔は持ってたんだけど、それに惑わされて噂とかを放置しているとヒドイ目に遭う』って」
小島「ほう、うん」
吉田「実際、サイバーエージェントがYahoo!に買収するって噂になったときも、twitterで『誤報ですよ』って否定することができたって言ってて。否定できるツールができたっていうのは、便利になったって言ってましたね」
小島「これはね、割と古い価値観の会社って、『雑誌とかが騒いでいるだけだろ。放って置けば消えるよ』って言ってて、放って置いたままで騒ぎが大きくなるって、よく見る例ですよね」
吉田「今は、すぐに反応できるようになりましたからね。堀江さんも、あんだけ叩かれてた時に、自分で反論するツールが無かったって言ってて」
ピエール瀧「たしかに、あのときtwitterがあればね」
吉田「完全に、一丸となって叩かれましたからね。ちなみに、『堀江さんに都知事選出馬の噂もありましたが』って訊いたら、自分で出馬するつもりはないけど、(リーダーシップのとれる)誰かにやって欲しい、っていう希望はあるようですね。政治をキチンとやって欲しいけど、自分はやりたくない、割に合わない。総理になっても、的外れな叩かれ方するし…みたいな。小沢一郎が、メディアの目の敵にされたりとか。『結局、悪代官顔だからだろう』って堀江さんは言ってましたけどね」
ピエール瀧「顔の話ね」
吉田「顔については堀江さんも損してたみたいで、『最近、孫正義さんと堀江さんの違いは何?』って訊かれたみたいで、『俺に訊くなって思うけど、本音を言うよ…それはね、孫さんはハゲてる』って言うんですよ」
小島「関係無いじゃん」
吉田「いや、関係無くはないそうなんですよ。『俺が禿げてたら、捕まらなかったと思う』って言ってて」
小島「なんで?(笑)」
吉田「『若ハゲだったら、そんなに叩かれなかったと思う。見た目は重要だ。だからといって、ワザと禿げることもないし』って言ってて」
小島「若造が…って思われることがあったってことか」
吉田「ホリエモンの髪型って、やっぱりそうですよね。もうちょっと、重みのある髪型だったら違ったかもってね。球団買収の話が出たときも、Tシャツで出て来て、その後に楽天の三木谷さんがスーツで出て来て、信用出来る人だって思われたって。藤田さんは、『そういうことが意外と大事だったりする』って言ってて、それが全く出来なかったホリエモンと、ケースバイケースで使い分けができる藤田さん」
小島「大人ですね」
吉田「ホリエモンは、『スーツは拘束衣だ』って言うんですよ。『そんなものは着ちゃいけない』って闘いをずっとしてるんです」
小島「ホント、対照的ですね」
吉田「本当に対照的。一切、折れなかった。堀江さんは、結婚式以外着ないって主義らしいんです。スーツ着なかったのは、『嫌われると分かってた。嫌われたって良いじゃん。そいつらとどうせ会わないし。俺も会いたくないし。でもね、そうやってたら検察が来た』って言うんですよ」
小島「ヒヤっとした(笑)」
吉田「藤田さんも『エライのが来たね(笑)』って。まぁ、対照的ですよ」
小島「でも、堀江さんって、言葉だけとりあげると傍若無人で、言い放っている風に聞こえるんですけど、実際にお会いすると、本当に素直な中学生が話している風なんですよね」
吉田「あのままです。裏表無く、欲望のまま生きているタイプです」
小島「欲望のままですね」
吉田「『AV女優のプロデュースも、前の会社だったら出来なかったよね~社長だったら、BUBUKAに連載とかできないもん』って言ってて」
ピエール瀧「基本的に、『なんでダメなの?』って話ですよね。ホリエモンの主張って」
小島「割と、そうですよね」
吉田「藤田さんは、その横で『僕は僕で社長をやり抜きます』って言ってて。『堀江さんから、かなり色々なことを学んでますね』って言ったら、堀江さんが『検察のこともね』って言って。そこも学んでるのかっていうね(笑)」と語っていた。
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