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伊集院光、小島よしおが『Qさま!!』で大失態を犯してザキヤマのフリにも応えられず「涙目で震えて」いたと明かす

2016.11.22 (Tue)
2016年11月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、テレビ朝日系の番組『Qさま!!』で、小島よしおが大失態を犯してしまい、山崎弘也(ザキヤマ)のフリにも応えるられず、涙目でずっと震えて」いたと明かしていた。

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伊集院光:小島よしお君も、早稲田出てて、頭良いわけ。それでいて、一回戦は早押し通って、二回戦は10人がけの例の円卓の共同責任、全員がクリアしたら、一問正解。

しかも今回のルールは、50人いる中から、20人がまず早押しで勝ち残りました、と。それで10人、10人に分けて2チーム作ります。それで今度は、10人、10人に今言ったチーム戦をやって、勝った10人が決勝にそのまま残ります。

決勝は、その10人が今度、個人戦で対決します、と。小島くんは俺も同じチームで、10人に入って、トップバッターなんですよ。で、小島くんが…本人が言ってたのは、『Qさま!!』のルール、細かく説明するのもなんだけど、1番から10番まであって、10番が一番難しい、と。

トップバッターの人が、「何番を選びますか?」って、選びます。それで、パスができます。パスができるんで、やり方として、小島くんは一旦、「10番」って言ってくれて、10番の問題を見てもいい。問題を見ると、みんな見てるから、後ろの方の人は、考える時間ができるから、一回開けてもらった上で、分かんなかったら、パスしてもらって、「次は9番」とか。それでもパスだったら、「5番」とか「3番」とかってやっていくのがトップバッターの役目なんだけどね。

それで小島くんが、「10番」って問題を開いたら、たまたま小島くんも早稲田出てるわけだから、知ってる問題だ、と。小島くんが、「これ、分かる!」って言って、答えたの。それが、間違いだったの。

それで一問目のど頭で、10番選んでプシューってなるわけ。もう、小島くん、今回、特に答えが4択だから。4択って難しいのは、引っかかりやすいっていう。それらしい答えがそこにあると、「これじゃね?」って思っちゃうんだよね。それで間違って、プシューってなっちゃう。

全員が、次のラウンドに進めないかもしれないっていう、とんでもない大失態で。小島くん、本当にビビッて。ちょっと涙目で、真っ青になっちゃって。シーンとして、「どうする…」っていう。

もう、救えないって状況ってなった時に、一応、俺が苦し紛れにっていうか、言われてみればってふっと思ったら、「え?こういう時って、『ヘタこいたぁ~』って言わないんだね」って(笑)

本当にヘタこいた時って、「ヘタこいたぁ~」って出ないもんだねって。そしたら、小島くんが、「はっ!」ってなって。「はっ!」ってなって、一瞬あって、「…すみませんでした」って(笑)

これが面白いのが、ギリギリのドキュメンタリーの感じと、お笑いとしての本能みたいなのが凄い渦巻いてて。俺、今日、家で観てないから、どこまでオンエアされたか分からないんだけど、その後、やっぱり手練だなって思うのは、ザキヤマがまた沈んでるから、「でも?でもでも~?」って言うわけ(笑)

そうするとやっぱり、俺の中での『Qさま!!ザ・ムービー』の描写で言うと、涙目の小島くん、下向いてんだけど、「ドキン…ドキン…」ってくるわけ。「でもでも~?」「…本当にすみませんでした」って(笑)

一旦、お笑いの何かが覚醒しそうになるんだけど、「でも、やらかしたことのデカさは、俺がここで笑いをとるとか、そういうことじゃないんだ」みたいな。かと言って、「お笑いってどうしたらいいの?こういう時に」みたいなことが、小島くんの中で、ずっと渦巻いていくわけ。

「大丈夫だよね?大丈夫だよね?」って(笑)でもう、俺の中では、「もういいでしょ。ここまで振られたら、行ってもいいでしょ」って。「ダイジョブ、ダイジョブ~」って、頭の上でやるじゃん。俺には、「肩関節動いたかな?」って思ったけど、「ごめんなさい」って(笑)

お笑い好きな人が、どれくらいこれを「素敵だな」って思ってくれるかは分からないけど、俺の中では、ネタをやりますとかじゃないし、クイズはクイズ、とかじゃないんだよ。その全部がグッチャグチャに混ざりながらも、苦しんで、苦しんで、自分のお笑い本能と、彼の本当に優しい、このクイズで、いきなり一問目で難しいの選んで、良い格好しようとして失敗した、というような、本当に涙目だからね(笑)

本当の涙目で、その後、敵の攻撃を待ってる間も、まだずっと震えてる、くらいのことなんだけど。でも、その時の、ザキヤマが振ったり、周りが振ったりしてる時の間合いみたいなのは、やっぱりお笑いをずっとやってる人の間合いの残骸みたいなのが残ってるわけ。

恐らく、結構、長きに渡ってやってて、最終的には「すみませんでした」になって、次の問題に行っちゃってるんだけど、この一連のくだりを、俺も見なきゃいけない、きちんと覚えてなきゃいけないし、若いお笑いとかは、絶対に見た方が良い。

これは恐らく、狙ってはできないんだけど、ああいう今のガチのクイズ番組とかに、お笑いの人間が出た時に、もしかしたらとても美しくて、今日以外ない、ある程度、パーフェクトな形なんじゃないかな、みたいな。


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タグ : 伊集院光,小島よしお,Qさま!!,

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