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伊集院光、青森中2女子の自殺について学校・教師は「イジメって絶対にある」と認識すべきと指摘

2016.11.08 (Tue)
2016年11月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、学校・教師は「イジメって絶対にある」と認識すべきであると指摘していた。

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伊集院光:青森の女子中学生が、夏に自殺した問題なんですけどね。

安田美香:はい。

伊集院光:いじめの存在が、アンケート調査等をした結果、明確だと。ありましたよ、という。それでまぁ、この女子中学生の件に関しては、こういうことを進めてて、進めたほうが良いと思うんですけどね。

安田美香:はい。

伊集院光:僕は、もしかしたら自分が育ってきた学生生活が、あまりにもひねくれていたので。ちょっとこう、見方が曲がっているかもしれないんですけど。イジメって、絶対にあると思ってます。

安田美香:うん。

伊集院光:凄く幸福なケースでね、それこそ先生達の努力も含めて、それから、たまたまそういう良いお子さんが揃ったり、タイミングが良かったということで、たとえば、1つの学級に一時期、イジメ的なものがないということは、あると思います。

安田美香:はい。

伊集院光:でも、学校単位で、その3年間なりの学校生活の中で、1回もイジメが起こらない、なんてことは僕はないと思っています。それで、大変だと思うんだけど、ないって自覚したら、疑ったほうが良いと思う。

安田美香:うん。

伊集院光:「無いなんてことは、おそらくない」と思ったほうが良いんじゃないかな、というのが僕の意見。

安田美香:はい。

伊集院光:それと、とてもイジメというのは微妙で。長くこういうラジオパーソナリティをやっていますとね、こんな自分にも、そういう経験談なんかが届く時はあるんですけど。

安田美香:はい。

伊集院光:そこで、凄く興味深いな、と思うことは、「その時、僕は気が付いたんです。この何年間、自分はイジメられていたということに」みたいな文章に出会うことが凄くあるんですね、そういういただいたお便りの中に。

安田美香:はい。

伊集院光:ってことはね、その本人すらもよく分からないんだよね。耐えてしまうから。人間、本能的に「これはイジられているんだ、イジメではない」とか。「自分は、構われているんであって、イジメではないんだ」というふうに耐えていくから。意外に、「ああ、これが世に言う、あの恐ろしいイジメというもののターゲットに、私がなっているんだ」という自覚が、自覚症状まで出てきた時というのは、相当進んでいたりとかする。

安田美香:うん。

伊集院光:だから、学校の先生も「自分の学級でイジメが行われていたらどうしよう」という恐怖は、絶対にあると思うんだよね。そうすると、「これはイジメじゃない」って信じたい時間は、長いと思う。

安田美香:ああ、はい。

伊集院光:「この子は、ちょっと変わっているから、浮いているかもしれないけど、これはイジメではないです」と思いたいと思う。

安田美香:はい。

伊集院光:だって、俺が担任だったらそう思いたいもん。

安田美香:そうですね。

伊集院光:その両方の心の動きとかで、イジメって、見つかりづらくはなっていると思うんで。そこをまず念頭に、「イジメがない学校がある」とか、何かこういう重大事件、誰かが遺書にイジメられていることを書いて、亡くなった時に、「イジメがなかったかもしれない」なんていうほうの可能性は、俺はほぼ0なんじゃないかなとちょっと思いますね。

安田美香:うん。

伊集院光:ただまあ、本当に、死んでほしくないし。大人も、そんなに明確な解決方法は持っていないんだけれども、死ぬのは違っているというのだけは、合っていると思っていたい、というのを。まぁまぁ、この時間にどれくらいにそのそういう年代の人が聞いているかどうか分かりませんけど、ちょっと分かって欲しいな、とは思いますね。


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タグ : 伊集院光,

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