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オードリー・若林「twitterが変えるラジオ」

2011.02.27 (Sun)
2011年02月26日放送の「オードリーのANN」にて、twitterがテレビやラジオにもたらす変化について語られていた。

若林「この前、韓国にも行ったし、ダラスにも行ったでしょ。その時、もうみんなiphoneで下向きながら歩いてるね。韓国もアメリカも、空港でみんな下向きながら歩いて前の人にぶつかってるよ」

春日「良くないね~危険だね」

若林「ちょっとカルチャーショックで、人類全体が更新されてる感じがするね」

春日「なるほどね」

若林「日本が…基本、日本で活動してるから(笑)」

春日「みんな、そのつもりで聞いてるから。改めて言わなくても」

若林「日本人が村的な意識をもってるから、twitterとか流行っててやってるのかな、好きなのかなって漠然と思ってたの。だけど、みんなやってるもんね」

春日「イエス、イエス」

若林「アメフトの選手もやってて。『アイツは怠けてる』って選手同士でやってて、ヘッドコーチまで出て来ちゃったりとか」

春日「今の最先端の通信手段ってなってるわけでしょ」

若林「俺も栗ちゃん(構成作家)とファミレスでネタを書いてたら、『若林が偉そうに栗に指示出してた』って書かれてたらしいのよ」

春日「twitterに?もう、レポーターになれるね。実況中継できてるわけだから」

若林「そうそう。もう、それがありきの世界だから。もう、ラジオが一番危ないよね」

春日「ラジオが?」

若林「テレビって、現場のノリで結構ヤバイことを言ったりするじゃん。放送したら危ないこととか、誰かの悪口とか言い出すでしょ」

春日「下ネタとかもね」

さらに、以下のように語っていた。

若林「カットされる前提でのノリだから、カットされるじゃん。生放送じゃなければ。だけど、ラジオは生放送でしょ。ラジオって、前は俺らが高校生の頃、テレビでは元気いっぱいの人が、実はダークで、他の芸能人のことを言ったりすることが、すごいスリルがあってワクワクしてたじゃん」

春日「うん」

若林「でも、危ないよ。もうtwitterがラジオだから(注:出典ツイッターってラジオだ!より)」

春日「ほうほう」

若林「俺は、twitterはラジオだと思うから」

春日「ふははは(笑)思うのかね」

若林「分かんないけど、俺らの高校生の頃のラジオとは違うね」

春日「ラジオが、リアルタイムでお送りするってことだとすると、twitterって(一般の人も)街中でラジオをやってる、みたいなことじゃないのかな」

若林「番組をやってるってことじゃないけどね。これはニッポン放送でお送りしてるけどね」

春日「ラジオはね。でも、twitterというのは、色んなことで、誰もがレポーターみたいになれるわけだから」

若林「俺は毎回言われるもん。ラジオで藤森のことを話すと、『若さん!随分言ってくれたみたいっすね!』って。だから、聞いた人がtwitterで藤森くんに教えるんだろうね。これも書き込まれるんだと思うけど」

春日「2秒後には書き込まれてるってことなのかな」

若林「だから、俺はもう気をつけるよ。これからラジオでは、めっちゃ気をつけるからね」

春日「え~?」

若林「(宗岡)芳樹ディレクターがね『頼みますよ。尖ってくださいよ』って言いますからね(笑)」

春日「尖りオファーっていうのも聞いたことないな」

若林「今日日、尖る人もいないしね。だけど、それはそうでしょ。怖いもん。俺もこの番組が始める時、勇んでいましたよ。それこそナイナイさんとか、くりぃむしちゅーさんとか聞いてきたからさ、それこそくりぃむしちゅーさんってマエケンさんのこと、まぁ言ってたじゃない(笑)」

春日「まぁね」

若林「でも、俺らがマエケンさんのこと言うと、そのことがtwitterを介して届いちゃうもん。マエケンがシャワーのノズルをとって、家の風呂で腸内洗浄してるって、そのことがマエケンのtwitterに届いちゃうもん」

春日「今、もう届いてるかもしれない」

若林「次に会った時、怒られちゃうもん。ラジオで喋ったことで、twitterで気づかれて怒られたこと、何回もあるんだから」

春日「なるほどね、そういうことがあるんだね」

若林「だから、ラジオでの発言は気をつけるよ…ダメって、それは芳樹さん、おかしいでしょ(笑)」

春日「芳樹さんが責任とってくれるんじゃないの?謝ってくれて」

若林「芳樹さんが謝るじゃなくて、俺もヤバイから」

春日「いくら謝ったところでね」

若林「うん。それでニュースになっちゃって、深夜のラジオで尖ってると思われるの嫌だもん。恥ずかしいわ、そんなの」

春日「うん」

若林「…中島みゆきさんって、あんなに暗い歌を唄うのに、ものすごい面白いんだよ。それをドキドキして聞いてたわけじゃん…というか、これは良いのか(笑)」

春日「そうだね。『こんなこと話して大丈夫なの?』ってことを、話すのを聞いているドキドキ感だね。そういうことが起こらなくなってくるのかな、今後ね」

若林「その割には、お前はオールナイトニッポン始まってから、危険な橋を渡らないよな」

春日「バカ野郎が(笑)」

若林「お前は舗装した道路しか走らないからな。しかも、下な(笑)」

春日「だって、ニッポン放送に好かれたいんだよ」

若林「お前は、なんか分かってて話してるよな。俺はもう…そういうの関係無く、『POPOLOがどうの…』って言っちゃうから(注:若林がPOPOLOという雑誌に取材記事が掲載される際、アイドルテイストの写真を撮られることに非常に抵抗感を感じていた、と話したことから)」

春日「それを期待している人もいるんだよ」

若林「いや、いないよ。いないいない。もういないと思うよ。時代は違うよ。ラジオは、一番気をつける時代。だから、twitterはラジオですよ」と語っていた。

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