オードリー・若林が語る「お笑いブームの終わり」
2011.02.21 (Mon)

若林「3日前くらいから、(ナイツ)塙くんから、ライブ終わりで飲みに行こうって誘われてて。『M-1も終わったことだし』って言って」
春日「なるへそ」
若林「俺も、行きたいって言って。俺と塙くんと、U字工事の益子と、ハライチの岩井と、ダブルネームのジョーと5人で飲みに行ったんですよ。それで、M-1リターンズ終わって、飲み屋に入って5人で『いやいやいや…』って始まってね」
春日「うん」
若林「いや、誰も『いやいやいや』とは言ってなかったね」
春日「そうだろうね。黙って座ったんだろうね」
若林「それでさ、塙くんってたまに突如として変なこと言うじゃん。2人でマクドナルドに居たとき、漫才の話をしてたの。そうしたら、渋谷のギャルに急に『ナイスミドル(オードリーの旧名)って知ってますか?』って話しかけたりして」
春日「はぁ~」
若林「大江戸無線とかに行った時も、急に話しかける癖があるんだよ」
春日「へぇ~ビックリするだろうね、話しかけられた方も」
若林「この間も、タクシーに乗って、九段下から渋谷に向かってたの。そうしたら、急に『運転手さん、運転遅くないですか?』って言い出したの」
春日「それは、変な空気になるだろうね」
若林「いや、笑ってたけどね」
春日「言い方が上手いのかもね?」
若林「そうなのかな…それで、飲んでてさ。結構、同世代なんですよ」
春日「そうなのかな」
若林「益子くんがタメで、塙くんが1個上。ジョーが1個下。岩井だけ24歳でダントツ若いけど。でも、キャンパスナイトフジの流れでさ」
春日「うん」
若林「それで、こんな話をするのも変な感じだけど、色んな番組があるじゃない。めちゃイケとか、はねるのトびらとか、ピカルの定理とか。色んな世代が集まって番組をやってるけど、俺らとかナイツとかU字工事とかの世代が無いぞって話になったのよ。ダントツに無いぞって話になって」
春日「そういえば無いね」
若林「『面白いことをやろうや』ってのが無いって話になって」
春日「5組くらいでね」
さらに、以下のように語っていた。
若林「それで、何でか?って話になったんだけど、結論は益子がブサイクだからだって話になって(笑)」
春日「なんでよ?益子くんに責任を負わすのよ」
若林「益子くんもエライ栃木弁で『なんでだよ?俺はイケメンだって言われるんだべ』って言うのよ」
春日「それはそんなに責められればね」
若林「益子くんが坊主じゃなくて、髪の毛遊んで、イケメンコンビとかじゃねぇからだって言われてて」
春日「本末転倒だけどね(笑)栃木のあの感じだから重宝がられるのに」
若林「ふふふ(笑)」
春日「まぁ、でも華が無いのかな」
若林「そうかな、華が無いのかな」
春日「それが良いのかもしれないけどね。素朴でね」
若林「素朴だよね、俺と塙くんなんか、結構なことを言いながら飲んでるんだけど、ニコニコしながら聞いてるもんね」
春日「あ、そう?」
若林「岩井は、2009年のM-1のネタ終わりの言動で、随分尖ってると思われてるけど、あれも良い子だからね、本当はね。エライみんないじってたけどね」
春日「何だっけかな…『優勝は笑い飯さんだと思いますよ』みたいな、終わった直後くらいで言ったのかな?」
若林「でも、ある意味マジメだよね。そういうことを言うのは。お笑いをマジメにやってるっていうね。自分の役割というか、一つのショーをね」
春日「うん」
若林「あんな気持ちの良い青年はいないよね?」
春日「人見知りかと思いきや、結構、向こうから来るしね」
若林「遊びに行きたいって言うしね」
春日「『スガさん!』って言われて。スガって言われて親しまれたからね」
若林「懐かしいね。その呼び方。キャンパスナイトフジの楽屋で、春日の缶ジュースを奪って飲み干すっていうのが流行ってたもんね」
春日「普通に空けたばっかりのお茶を流しに流される、とかね。結構な後輩なのに」
若林「…それでね、そこで漫才の話になるわけよ」
春日「どんな話よ?」
若林「なるほどなって話だけどね。塙くんが言ってたのは、年末で俺らの漫才を見て、久々に声出して爆笑したって」
春日「嬉しい話じゃない」
若林「『でも、上手いよね。あんまり漫才やんないって感じじゃん。たまに見れる、みたいにしてるじゃん』って言われて」
春日「そんなつもりはないけどね」
若林「でも、みんなそうじゃん。ネタ番組も減ってきて。それで、ネタ番組減ったねって話をして。もう、昔話だよね。1分でネタやってから、情報番組…みたいな流れになってたよねって話をしてて」
春日「うん、そうだったね」
若林「今、あんまり見ないよね。スタッフさんとかも、飲みに行ったりすると、込み入った話をしてくれるじゃない。そうすると、『この番組は、この性別のこの年代の人が観てる』って話をしてくれるんだよ。つまり、主婦の観てる番組で、そこでネタをやってから番組が始まるってことは、やっぱりブームだったってことだよね。お笑い好きっていう人以外も観たいってワケだったから」
春日「まぁね」
若林「色んなところで1分でネタやったって話をして。俺らも、ワイドショーで目の前に机があるところで漫才やったりしてたもんね」
春日「あったね。MC台の中でね」
若林「当時、スタンドマイク無いんだって思ってたんだよね。でも、今、振り返ると自分たちに『いや、やりなさいよ』って思うね」
春日「まぁそうね」
若林「何をそんなに『マイク無いと…』みたいに思ってんだと。でも、春日さんは思ってなかったでしょ?スタンドマイク無いとやりにくいなとか」
春日「ん?それは思ってるって感じでそれは良いだろ」
若林「でも、逆に『どこでも春日です』みたいなスタンスも嫌なんだよ」
春日「どうしたいんだよ?」
若林「結局、こいつは何も考えてないんですよ(笑)…あとは、サービスエリアの端っこで、ギャル曽根の前で漫才やったりしてたからね。そういうことが多かったね。でも、今はあんまり観ないねって話をしてたんですよ」と語っていた。
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