伊集院光、東京オリンピック開催にあたって起こった問題は「きちんと記録して」次に活かすべきと指摘
2016.10.20 (Thu)
2016年10月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、東京オリンピック開催にあたり、今回起こった問題は「きちんと記録して」次に活かすべきであると指摘していた。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1


伊集院光:オリンピックですけれども、IOCのバッハ会長が乗り込んできまして。
内山研二:ええ。
伊集院光:まずは、「もったいない」なんてのをね、使いながら(笑)牽制球を投げながら。
内山研二:そうですね。
伊集院光:ただまぁ、IOCの言い分としては分かるな、と思うのは、「エントリーした時の条件、それで選んでるんだから」と。
内山研二:はい。
伊集院光:「一応、それを基準にはやって下さいよ」みたいなことは言ってますね。
内山研二:うん。で、提案がありましてね。「作業部会を作ったらどう?」と。そのメンバーが、東京都と政府と大会組織委員会とIOC。「その4者が、実務レベルで話したら良いんじゃないですか?」と提案してきたんですが、これで、すんなり話し決まります?(笑)
伊集院光:なんかイメージとして、「IOCの人が加わって、まとめてくれるならうまくいくんじゃないの?」っていうふうにあんまり思わない。ややこしいですね。「ややこしいことになりそうだな」っていう。
内山研二:そうでなくても、なかなか決められない、決まらないというのが日本の会議ですから。IOCが入ったからといって、どうなるか。しかも、軌を一にして昨日ね、問題となっている海の森水上競技場。この整備費が491億円かかってたんですが、「300億円くらいに安くできるんですけどね」っていう、そういう計算が出てくるわけですよ(笑)
伊集院光:今になってね、揉んでみるとね。
内山研二:はい。
伊集院光:だから僕ね、これで思い出したことがあるのが、前の東京オリンピック、僕が生まれる前の東京オリンピック。その時にも、色んなことがあったと思うんです。
内山研二:ええ。
伊集院光:いろいろ突貫工事もあったし、用地の問題とかも、色んなことがあったと思うんです。僕、それに関して小林信彦さんあたりが、結構ドタバタだったし、そこで「惜しかったけど、なくなった風景もいっぱいありますよ」みたいのを書いていたのを見たことがあるんですけど。
内山研二:ああ。
伊集院光:それ以外に、あんまりその前の東京オリンピックの負の方の財産とか、揉め事の話って、あんまり入ってこないまま大人になったんですね。
内山研二:はい。
伊集院光:本当は今考えると、当たり前のことなんだけど。「東京オリンピックやりたいです」って今回、エントリーする前の段階で、もっとこういうことを細かく洗い出した上で、エントリーをして、OKが出て。それでバッハ会長が言うように、その時のエントリー条件に従って、というのが正しかったんだと思うんですね。
内山研二:うん。
伊集院光:まして今日なんかさ、吉田沙保里さんがゲストに来て下さったりするわけじゃない。
内山研二:そうですね。
伊集院光:僕らは、東京オリンピックが楽しみで。この口で「メダルをとってほしい」と言うし、盛り上がってほしいと思うわけで。なんかちょっとでも、オリンピックを誘致するのに疑問を挟むと、「お前じゃあ、東京オリンピック見たくないのかよ?見ないのかよ?」みたいになっちゃう。
内山研二:うん。
伊集院光:そういう空気じゃなくて、今回、東京オリンピックをやるのは決まったわけで。色々実現に向けて盛り上げることもそうだし、予算をコンパクトにするのもそうだし、色々協議をしていく、と。このゴタゴタの過程を、きちんと記録してね。
内山研二:ええ。
伊集院光:何十年後かにたとえば、大阪でやりたい、名古屋でやりたいとなる時に、きちんとこういうこと起きますよ、ここちゃんとしておかないと、後で処理が大変ですよみたいなことは…東京オリンピックがあるのに、いつの話だってことなんですけど。今になって、「エントリーの段階でやっておかなきゃなんないこと、いっぱいあったね」って気がちょっとしますね。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
伊集院光:オリンピックですけれども、IOCのバッハ会長が乗り込んできまして。
内山研二:ええ。
伊集院光:まずは、「もったいない」なんてのをね、使いながら(笑)牽制球を投げながら。
内山研二:そうですね。
伊集院光:ただまぁ、IOCの言い分としては分かるな、と思うのは、「エントリーした時の条件、それで選んでるんだから」と。
内山研二:はい。
伊集院光:「一応、それを基準にはやって下さいよ」みたいなことは言ってますね。
内山研二:うん。で、提案がありましてね。「作業部会を作ったらどう?」と。そのメンバーが、東京都と政府と大会組織委員会とIOC。「その4者が、実務レベルで話したら良いんじゃないですか?」と提案してきたんですが、これで、すんなり話し決まります?(笑)
伊集院光:なんかイメージとして、「IOCの人が加わって、まとめてくれるならうまくいくんじゃないの?」っていうふうにあんまり思わない。ややこしいですね。「ややこしいことになりそうだな」っていう。
内山研二:そうでなくても、なかなか決められない、決まらないというのが日本の会議ですから。IOCが入ったからといって、どうなるか。しかも、軌を一にして昨日ね、問題となっている海の森水上競技場。この整備費が491億円かかってたんですが、「300億円くらいに安くできるんですけどね」っていう、そういう計算が出てくるわけですよ(笑)
伊集院光:今になってね、揉んでみるとね。
内山研二:はい。
伊集院光:だから僕ね、これで思い出したことがあるのが、前の東京オリンピック、僕が生まれる前の東京オリンピック。その時にも、色んなことがあったと思うんです。
内山研二:ええ。
伊集院光:いろいろ突貫工事もあったし、用地の問題とかも、色んなことがあったと思うんです。僕、それに関して小林信彦さんあたりが、結構ドタバタだったし、そこで「惜しかったけど、なくなった風景もいっぱいありますよ」みたいのを書いていたのを見たことがあるんですけど。
内山研二:ああ。
伊集院光:それ以外に、あんまりその前の東京オリンピックの負の方の財産とか、揉め事の話って、あんまり入ってこないまま大人になったんですね。
内山研二:はい。
伊集院光:本当は今考えると、当たり前のことなんだけど。「東京オリンピックやりたいです」って今回、エントリーする前の段階で、もっとこういうことを細かく洗い出した上で、エントリーをして、OKが出て。それでバッハ会長が言うように、その時のエントリー条件に従って、というのが正しかったんだと思うんですね。
内山研二:うん。
伊集院光:まして今日なんかさ、吉田沙保里さんがゲストに来て下さったりするわけじゃない。
内山研二:そうですね。
伊集院光:僕らは、東京オリンピックが楽しみで。この口で「メダルをとってほしい」と言うし、盛り上がってほしいと思うわけで。なんかちょっとでも、オリンピックを誘致するのに疑問を挟むと、「お前じゃあ、東京オリンピック見たくないのかよ?見ないのかよ?」みたいになっちゃう。
内山研二:うん。
伊集院光:そういう空気じゃなくて、今回、東京オリンピックをやるのは決まったわけで。色々実現に向けて盛り上げることもそうだし、予算をコンパクトにするのもそうだし、色々協議をしていく、と。このゴタゴタの過程を、きちんと記録してね。
内山研二:ええ。
伊集院光:何十年後かにたとえば、大阪でやりたい、名古屋でやりたいとなる時に、きちんとこういうこと起きますよ、ここちゃんとしておかないと、後で処理が大変ですよみたいなことは…東京オリンピックがあるのに、いつの話だってことなんですけど。今になって、「エントリーの段階でやっておかなきゃなんないこと、いっぱいあったね」って気がちょっとしますね。
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