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伊集院光、radikoのタイムフリー機能導入で権利関係や局の垣根を超える試みが必要だと指摘「ANNもJUNKも聴くみたいな」

2016.10.12 (Wed)
2016年10月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、インターネットでラジオ番組が聴取できるradikoが過去1週間分のラジオ放送を、好きな時に聴ける「タイムフリー聴取機能」の提供を開始したことを受け、権利関係や局の垣根を超える試みが必要なのではないか、と指摘していた。

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伊集院光:この番組でも、きちんとご案内しておかなきゃと思うのは、例のradikoというね。

上田まりえ:はい。

伊集院光:インターネットでAMもFMもラジオ放送を受信するradikoなんですけど。さらに新しい機能が、今日の午後12時から付きまして。

中村尚登:今日からですね、はい。

伊集院光:何と言うんですかね、タイムフリーとか、タイムシフトとか言い方しますけど。要は、聴き逃した番組を一週間。

中村尚登:一週間以内であれば。

伊集院光:過去一週間以内なら、スマホとかパソコンで聴くことができますよ、という。まだ、試験運用というか、とりあえずやってみましょうと。

中村尚登:実証実験という形ですね。実際に実験をして、どれだけ皆さんにニーズがあるかとか、サーバーにどれだけ負荷がかかるかとか、色々そういうのを調査するためにやってみましょう、と。そういう位置づけですよね。

「1番組で最長3時まで」という制限の理由


伊集院光:ねぇ。なんか、色々細かいことがあって。まず、無料で使えるんです。これ自体は、無料で。少なくとも自分のエリア内で、自分がいつも聴いているラジオを、いつも聴いているところで、radikoで聴きましょう、と。しかも、1週間前までの番組を遡って聴きましょう、というのに関しては無料でできるんですけど。

中村尚登:登録の必要もありませんしね。

伊集院光:それで、1番組につき最長3時間まで。これが変で。今日の『伊集院光とらじおと』を、明日聴こうと思ったら、まず聴こうと思って再生を始める。再生を始めて、それで3時間までは聴けるけど、「最初の30分を何度も聴きたい」という場合は、30分聴いて、また戻って30分分聴いて…とやると、合計が3時間になった時点で、もう聴けないんだよね。

上田まりえ:あっ、そうなんですね。

伊集院光:1つの番組の合計が。「何でこんなことになるの?」って言ったら、「この番組で、誰々の新曲をかけます」…この番組は、音楽基本的にアレなレコードしかかかりませんけど(笑)

中村尚登:ふふ(笑)

伊集院光:まぁ、例えば電リク番組で…電リク番組減ったけど、「誰々の新曲をかけます」ってなったら、ずーっとそれを何度も繰り返し聴いていると、「CDが売れなくなるんじゃねぇか」と。「楽曲を買わなくなるんじゃないか」というようなことを考える権利者もいる。

上田まりえ:へぇ。

中村尚登:だから、そういうことが本当にそうなのかどうなのか、ということをやってみよう、と。

伊集院光:やってみよう、と。

中村尚登:だから、その上でそれを踏まえての実証実験ということですよね。

権利関係の難しさ


伊集院光:面倒臭いのは、事務所によっては、「ウチのタレントの声は、このタイムフリーでは聴こえないようにしてほしい」とか。radikoも最近改善されてきたけど、スポーツ中継の一部は、「ラジオで聴く契約はしてますけど、パソコンを通じて聴くのは契約外で、もっとお金を下さい」って、その時間だけ流れないとかあったんですよ。

上田まりえ:へぇ。

伊集院光:最近、随分ね、普通のradikoに関しては、権利関係がクリアになってきたんですけど。まぁ、「とりあえずは実験をしてみましょう」ということなんだけど。なんかちょっとね、後手後手に回っている気がするんだけど。ラジオにまだ力があるうちに、それこそJリーグとかで言うところの川淵チェアマンみたいな人が、バリバリ手腕を発揮して、決めてくれれば良いのに、と思うんですけど。

上田まりえ:足並みがちゃんと揃うか、というのが何か心配ですよね。

「ラジオを生で聴く」ことの価値


伊集院光:それと、本当に僕は、生放送の深夜とかしゃべっている人間としては、僕の本当に個人的なわがままで言うと、なるべく生で聴いて欲しいと思っているし、生で喋っていることを、深夜、自分が聴いていたみたいに、生で「誰も聴いているヤツ、俺以外いないんじゃないか?」と思いながら聴いているという関係性が、好きは好きなの。

上田まりえ:はい。

伊集院光:でも、個人のパーソナリティがベストだったりとか、一番好きと思うことと、ラジオのために、ということは別だということも分かってる。

上田まりえ:ああ。

伊集院光:聴いている人が、長く聴いてるのに、ライフサイクルも変わって、「深夜のラジオは付き合えないよ」ってなっているのならば、それは録音でも良いし、こういうライムフリーでも良いです。なるべく、聴かないよりは絶対に聴いてもらったほうが良いです。

上田まりえ:はい。

伊集院光:この世の中に、聴いてもらっているというのが、今もこれを「録音で聴いています」という人が今現在いても、それは全然嫌じゃない。してもらったほうが良いんだけど、何かここを上手に、両方、きちんと汲み取れる人はいないかな、と思っていて。

上田まりえ:はい。

伊集院光:本当はね、こんなのを始める間に、僕は「後で聴く」という機能は、明日から。要するに、「今日のものを明日聴ける」で良いと思う。今日のものを、30分後に聴けるというのは…多分、30分後とか、今日のものを5分後に聴けるというのは、違うと思っている。多分、ネットでは明日聴けるんなら、今日の生には価値がある、と。

上田まりえ:ああ。

伊集院光:要するに、「1日早くあの雑誌買えるんだよね」ということに血眼になったのと一緒で、聴いて下さっている方の中で、「ちょっと面倒臭いけど、たまには生で聴こうか」となる余地が、僕はあると思ってて。本当は、このタイムフリーとかネット対応のラジオをやる場合は、そこから始めるべきだったと思うんだよね。

上田まりえ:ああ。

伊集院光:それでいて、僕の考え方は、配信に関して10円をとるべきだ、と。1日後で、採算なんか合わなくて良い。10円とるべきだと思う。10円とると、生の価値が10円上がるから。

中村尚登:ふふ(笑)

伊集院光:その10円は、お返ししても良いと思う。最終的に、何かの形で還元しても良いと思うんだけど。僕の思う形とは、ちょっと違うが、少なくともこういう時代で、リスナーの利便性に向かっていくべきなので。

上田まりえ:はい。

局の垣根を超えるべき


伊集院光:たとえばね、TBSから反対されると思うけど、もっとこういうことは大々的に、「僕のお勧めのラジオの聴き方は、これとこれだ」というのを、局を超えて。お笑いを全部塗って聴こうと思ったら、オールナイトニッポンも、JUNKも聴くみたいなことをやっていくべきだし。たとえば、この人の出る番組はこういうのがありますって網羅して、全部聴けるようにとかした方が良いと思う。

中村尚登:逆に、今度こういうシステムで、実験の中で、リスナーの人達がどういうふうに聴いているかというのが分かるから、「こういうふうにやってみましょう」と、そういう建設的な意見につながるかもしれませんし。

伊集院光:そうなんですよね。ここはだから、色んな権利者、ラジオ局も含めて、ラジオ局が筆頭に、わりと譲るところは譲らないと。あと、ホリプロも(笑)譲るところを、譲らないと始まらないし、進まないと思うので。まぁまぁ、でもとりあえずはまず実験ということで。

中村尚登:だからこれね、「これ、面白いよ」って、シェアラジオと言って、この番組を友達とSNSを通じてシェアする、という仕組みも始まりますので。

伊集院光:あとは、僕にとって不都合なところは、僕がなんとか頑張ろうと思いますので(笑)僕自身はね。ぜひ一度、試しに使ってみてください。


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タグ : 伊集院光,radiko,

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