伊集院光、野々村議員の号泣会見は富山市議が政務活動費の不正請求をやめて「心を入れ替えるチャンス」だったと指摘
2016.09.17 (Sat)
2016年9月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、富山県市議が行った政務活動費の不正請求について、野々村竜太郎 元議員が行っていた号泣会見が不正請求をやめて「心を入れ替えるチャンス」のはずだったと指摘していた。
中村尚登:元々は「議員報酬がちょっと低すぎるのではないか」と。まぁ、いわゆる月給みたいなもんですよ、会社員にとってみれば。それが「月額60万円の議員報酬を、月額70万円に引き上げましょう」と。
柴田理恵:そう。
中村尚登:10万円引き上げて。これは、6月にもう通っているんですよね。
柴田理恵:そう、通っているんですよ。でも、それもおかしい話なんですよ。
中村尚登:「議員になり手がいない」とかね、そういうふうな理由で(笑)やっぱり、「これだけでは活動できないから」というんでやろうとしていて。地元の新聞が、それを追求していく過程で、「これはおかしいんじゃないの?」というのが分かってきた、というのがね。
柴田理恵:うん。
中村尚登:その途中で、暴行事件とまでは言わないけど、記者がちょっと暴行を受けたりとかという問題もあったりとか。
柴田理恵:あったんですよ。
中村尚登:そういうのも、あったわけなんですけど。ただ、だけど2年前ですよ、兵庫県議の野々村さんが泣いた会見。
柴田理恵:号泣。
中村尚登:あれも、政務活動費なわけですよね。あれで、「政務活動費というのは、チェックしなければいけない」というになっていたはずなのに、その後もまた、同じようなことをやっていた、ということがわかったわけですからね、これね。
柴田理恵:田舎の富山の体質が、モロ世間に見えたみたいな。
中村尚登:ふふ(笑)
柴田理恵:ああいうおやじ達が、いっぱいいるわけですよ。「まぁ、まぁ、いいっちゃ、いいっちゃ。なんとかせんまいか」って、なんか、こうやってなぁなぁにしていくんですよ。
伊集院光:これ、田舎/都会に限らず、1回そういうことが当たり前になっちゃったというグループ・団体、それからそういう大きなシステムって、なかなか直らなくて。ある意味、それこそ野々村議員ではないけど、ああいうことが起こった時って、心を入れ替えるチャンスじゃないですか。
柴田理恵:そう、そう。
伊集院光:元々ダメなんだけど、「もうさすがにそういう時代ではないんだ」っていうところがチャンスなのに。
柴田理恵:うん。
伊集院光:だから、恐らく今回、このことを見て、「うわっ、これはもう直さなきゃ」っていうね。グループ・団体・システムあると思うんですよね。「もったいない」と言ったら何だけど、そこで何とかしないと。
柴田理恵:ねぇ。
中村尚登:そもそも、この政務活動費というのはね、大体、それぞれの地方自治体による条例で決まっているんですけども。
伊集院光:うん。
中村尚登:富山市の場合、「一人当たり月15万」と決まっているんですよね。それが、先に払われるんですよ。
伊集院光:なるほど。
中村尚登:それで「使いきらなかったら返してね」という形なんですよね。だけど、もらった方にしてみると、「もし使いきらなくたって、何か使っちゃったことにしたほうが、後々、そのプールしていたら使えるじゃないか」という、そういう発想になりますよね。
伊集院光:なるほど。
中村尚登:だから、普通なんか、TBSも結構厳しいんですけど(笑)
伊集院光:TBS、めちゃめちゃ厳しいよね。
柴田理恵:どこも厳しいもん。
中村尚登:だから、それは、会社が「本当に経費なのかどうなのか」って、ちゃんとそれをチェックして。経費であれば、それは会社のお金ですから、もちろん払わなきゃいけない。だけど、違うかどうかをちゃんと見てないと、会社の利益は減っていくわけですよね。
伊集院光:うん。
中村尚登:だから、きつく見るのは当然なんですよ。だけど、議員の報酬と違って政務活動費というのは、本来その人達が政務活動をするために使うべきお金なんだけど、先にもらっちゃってるから。
柴田理恵:ああ。
中村尚登:だから、「何とでも後で、帳尻合わせれば良いじゃない」という発想になってきちゃうところに、やっぱり問題というのが1つあるわけですよね。
伊集院光:まぁ、本来そういうシステムのお陰でね、建て替えるお金がなくても色々な活動ができたりするのは、良いことなんですよね。元々、良いことなんだけど、でも、それを逆手にとってこういう方に心が動いちゃうということなら、もうそこも考え直さないといけないし。
柴田理恵:逆に、「使った分だけ」というほうが良いんですよ。
中村尚登:そう、そう。本当にそういう形が良いんですよ。今、逆にね、政務活動費ってそういうふうに問題になってきているから、「これはもう、議員報酬の中に組み込みましょう」なんていう動きすら出て来ている地方自治体もあるんですよね。
柴田理恵:ああ。
中村尚登:そうなると、領収書もいらないですから。自分の給料の中に入っちゃうわけですから。そうすると、それは本来は議員が減ったり、減らしたりとかということは、行政改革をやるためのもののはずなのに、お金は減らないで、何か使い道がわからなくなってくるということが増えていくことにつながりかねないので。
柴田理恵:難しいね。
中村尚登:やっぱり本当は、我々もそういうことに関してもっと興味を持って、徹底的に見ていかなきゃいけないということなんですよね。
柴田理恵:チェックする機関はないんですか?
中村尚登:一応あります。当然、それはお互いのところで住民のオンブズマンみたいのもありますし。請求してっていうことは、当然できるわけですね。
伊集院光:しかも、本当にそういう時代、チェックはされている時代だということの自覚がないのは、またちょっとこう、ヤバすぎる。
柴田理恵:恥ずかしいですよ、本当にもう。税金だもん。
伊集院光:柴田さんの嘆き節が続きそうですね(笑)
柴田理恵:もう、延々と続きますよ、本当に。
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中村尚登:元々は「議員報酬がちょっと低すぎるのではないか」と。まぁ、いわゆる月給みたいなもんですよ、会社員にとってみれば。それが「月額60万円の議員報酬を、月額70万円に引き上げましょう」と。
柴田理恵:そう。
中村尚登:10万円引き上げて。これは、6月にもう通っているんですよね。
柴田理恵:そう、通っているんですよ。でも、それもおかしい話なんですよ。
中村尚登:「議員になり手がいない」とかね、そういうふうな理由で(笑)やっぱり、「これだけでは活動できないから」というんでやろうとしていて。地元の新聞が、それを追求していく過程で、「これはおかしいんじゃないの?」というのが分かってきた、というのがね。
柴田理恵:うん。
中村尚登:その途中で、暴行事件とまでは言わないけど、記者がちょっと暴行を受けたりとかという問題もあったりとか。
柴田理恵:あったんですよ。
中村尚登:そういうのも、あったわけなんですけど。ただ、だけど2年前ですよ、兵庫県議の野々村さんが泣いた会見。
柴田理恵:号泣。
中村尚登:あれも、政務活動費なわけですよね。あれで、「政務活動費というのは、チェックしなければいけない」というになっていたはずなのに、その後もまた、同じようなことをやっていた、ということがわかったわけですからね、これね。
柴田理恵:田舎の富山の体質が、モロ世間に見えたみたいな。
中村尚登:ふふ(笑)
柴田理恵:ああいうおやじ達が、いっぱいいるわけですよ。「まぁ、まぁ、いいっちゃ、いいっちゃ。なんとかせんまいか」って、なんか、こうやってなぁなぁにしていくんですよ。
伊集院光:これ、田舎/都会に限らず、1回そういうことが当たり前になっちゃったというグループ・団体、それからそういう大きなシステムって、なかなか直らなくて。ある意味、それこそ野々村議員ではないけど、ああいうことが起こった時って、心を入れ替えるチャンスじゃないですか。
柴田理恵:そう、そう。
伊集院光:元々ダメなんだけど、「もうさすがにそういう時代ではないんだ」っていうところがチャンスなのに。
柴田理恵:うん。
伊集院光:だから、恐らく今回、このことを見て、「うわっ、これはもう直さなきゃ」っていうね。グループ・団体・システムあると思うんですよね。「もったいない」と言ったら何だけど、そこで何とかしないと。
柴田理恵:ねぇ。
中村尚登:そもそも、この政務活動費というのはね、大体、それぞれの地方自治体による条例で決まっているんですけども。
伊集院光:うん。
中村尚登:富山市の場合、「一人当たり月15万」と決まっているんですよね。それが、先に払われるんですよ。
伊集院光:なるほど。
中村尚登:それで「使いきらなかったら返してね」という形なんですよね。だけど、もらった方にしてみると、「もし使いきらなくたって、何か使っちゃったことにしたほうが、後々、そのプールしていたら使えるじゃないか」という、そういう発想になりますよね。
伊集院光:なるほど。
中村尚登:だから、普通なんか、TBSも結構厳しいんですけど(笑)
伊集院光:TBS、めちゃめちゃ厳しいよね。
柴田理恵:どこも厳しいもん。
中村尚登:だから、それは、会社が「本当に経費なのかどうなのか」って、ちゃんとそれをチェックして。経費であれば、それは会社のお金ですから、もちろん払わなきゃいけない。だけど、違うかどうかをちゃんと見てないと、会社の利益は減っていくわけですよね。
伊集院光:うん。
中村尚登:だから、きつく見るのは当然なんですよ。だけど、議員の報酬と違って政務活動費というのは、本来その人達が政務活動をするために使うべきお金なんだけど、先にもらっちゃってるから。
柴田理恵:ああ。
中村尚登:だから、「何とでも後で、帳尻合わせれば良いじゃない」という発想になってきちゃうところに、やっぱり問題というのが1つあるわけですよね。
伊集院光:まぁ、本来そういうシステムのお陰でね、建て替えるお金がなくても色々な活動ができたりするのは、良いことなんですよね。元々、良いことなんだけど、でも、それを逆手にとってこういう方に心が動いちゃうということなら、もうそこも考え直さないといけないし。
柴田理恵:逆に、「使った分だけ」というほうが良いんですよ。
中村尚登:そう、そう。本当にそういう形が良いんですよ。今、逆にね、政務活動費ってそういうふうに問題になってきているから、「これはもう、議員報酬の中に組み込みましょう」なんていう動きすら出て来ている地方自治体もあるんですよね。
柴田理恵:ああ。
中村尚登:そうなると、領収書もいらないですから。自分の給料の中に入っちゃうわけですから。そうすると、それは本来は議員が減ったり、減らしたりとかということは、行政改革をやるためのもののはずなのに、お金は減らないで、何か使い道がわからなくなってくるということが増えていくことにつながりかねないので。
柴田理恵:難しいね。
中村尚登:やっぱり本当は、我々もそういうことに関してもっと興味を持って、徹底的に見ていかなきゃいけないということなんですよね。
柴田理恵:チェックする機関はないんですか?
中村尚登:一応あります。当然、それはお互いのところで住民のオンブズマンみたいのもありますし。請求してっていうことは、当然できるわけですね。
伊集院光:しかも、本当にそういう時代、チェックはされている時代だということの自覚がないのは、またちょっとこう、ヤバすぎる。
柴田理恵:恥ずかしいですよ、本当にもう。税金だもん。
伊集院光:柴田さんの嘆き節が続きそうですね(笑)
柴田理恵:もう、延々と続きますよ、本当に。
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