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バナナマン・設楽「島田秀平のお笑い芸人としての評価」
2011.01.09 (Sun)

設楽「島田の悩みだったり、今後を占うってことであったり、何かあったら話すっけど?先輩って立場ではあるし」
島田「ホントの相談になっちゃうんですけど…占いをきっかけとして番組に呼んでいただくんですけど、特に年末年始でひな壇にいさせていただいてたんですけど」
設楽「うんうん」
島田「なんか…ですね。占いの話は良いんですけど、自分もお笑い芸人なんで、面白いことも言いたいなって思うんですけど」
設楽「まぁ、もともと漫才やってたし」
島田「それで、『おぉい!』とかってツッコむと、周りの方が…」
日村「なんで?って感じになるのね」
設楽「なるほど」
島田「それと、下ネタっぽいことを言ったり、『うるせぇ!』とかって言ったりすると、『うわぁ…島田くんそういうこと言うんだ』みたいな空気になるんですよ」
設楽「それは俺も思うよ。俺らの『バナナマンのブログ刑事』にゲストできたときも、キレた感じとか出したじゃん。あのとき、俺も感じたもん」
島田「設楽さんでも、ですか?」
設楽「アレはね、下手なんだよ。それが占い師だから、どうのこうのじゃなくて、お笑い芸人として、下手なの」
日村「芸人の技術論として?」
設楽「そうそう。島田はツッコミでしょ。でも、それが下手なの。タイミングとか声の出し方とか。だから、やらない方が良いよ。それが、『占い芸人だから、そういうの求められてないから、どうしたら良いですか?』って悩みではないんだよ。だって、そういうことやってて売れなかったじゃん」
島田「はい…10年号泣ってコンビやって、ツッコミでしたけど、なんの…」
設楽「番組呼ばれなかったでしょ?下手なの。『おい、これ○○だろ!』とかって感情を露わにして相手を攻撃するとかは、止めた方が良いよ」
島田「どういう…ことですか?」
設楽「島田って、大きく分類すると、イジる側、イジられる側でいうとどっちなの?イジられる側でしょ」
島田「はい」
設楽「だから、イジられる側の人は、慣れてないし、下手なの。それで、島田って占い師のポジションに入れられるから、まず相手の話を聞く立場になるじゃん。そういう受け入れ側になるのね。だから、そういう人が『おい、お前!』とかっていうことにまず、すごい違和感が生じるのね。上手い人がいくと、それは大丈夫なんだけどね」
島田「はい」
設楽「日村さんとかも、元々イジられる側でしょ。だから、日村さんも『おい!○○しろよ!』とかって言ったりすると、すごい違和感が生じるの。プラス、そういうことに慣れてないから、イジるのが下手だったりするの。それは、そういうことをしない、に限るの」
さらに、以下のように語っていた。
島田「イジられるようにする、ってことなんですか」
設楽「先輩と絡んでいる方がスムーズでしょ」
島田「楽ですね」
設楽「『いい加減にしろよ!』『占いしねぇぞ!』とかって言うのは、もう違和感なんだよ。下手くそなの」
島田「はい」
設楽「だから、もうやらない方が良いよ。向いてないんだね」
島田「イジられれば良いんですね」
設楽「だから、謙って(へりくだって)れば良いんじゃない?それが合ってるんだよ。『いやいや、ちょっと待って下さいよ』って下の人にも言った方が良いんだよ」
島田「たとえば、『占い当たんねぇよ、インチキ!』って言われた場合…」
設楽「そういう場合、『ふざけんな、いい加減にしろよ』って言うんじゃなくて、『いやいや、そんなこと言わないでくださいよ』にシフトチェンジしたほうが、自分もやりやすいし、周りも納得するんだよ。だって、その方が上手いんだから。どう考えたって、上の人にそうやって入っていくんだから」
島田「はい。でも、『先輩とかにも、強く言った方が良いんじゃないか?』言われたりもするんですよ」
設楽「それが必ずしも良いかっていうと、そうではないんだよね。ピシっとしたいってことで、島田はブッキングされないんだから。そうだよな、オークラ(構成作家)」
オークラ「そうですね。占い師ってことで呼びますね」
設楽「番組を成立させるために、誰を挙げるかって、会議では島田の名前は挙がらない。残酷な言い方かもしれないけど」
島田「これ…ラジオで流れるんですよね…」
設楽「流れるよ。マジな悩みには、マジに応えるから。…でも、それでも芸人としていきたいってことなら、謙った(へりくだった)ほうが、『島田秀平は占いだけでなく、負け戦もできるんだ』って評価になるんだよ。それでブッキングされるから」
日村「負け戦は大事かもしれないね。負けに行くっていう」
設楽「相手の靴を舐めるっていうね。そういうポジションに行ける人は少ないから」
島田「そうなんです。占いじゃなく呼ばれたいんです」
設楽「アイドルと絡む時も、とことん謙る(へりくだる)。だから、そういう時にも『お前!』とか言わないの。下手なんだから」
島田「やらない、ってことですね。自分の苦手なものを見せないってことですね」
設楽「悪(ワル)の部分を見せなくて良いんだよ。悪くないんだから」
日村「ニコニコじゃない?」
設楽「言う台詞は同じでもいいけど、ニコニコしていれば良いんだよ」
島田「占いとかでも、キツ目にいかなければならないこともあって…」
設楽「占いではキツくても良いと思うよ。だから、普段の返しとかの時では、ニコニコしてた方が良い」
島田「ひな壇とかでも、一斉に『おぉ~い!』とかってやるときも、行かない方が良いってことですね」
設楽「言わなくて良いんじゃない?強く言葉を発しなくても、ただ立てば良いんだよ。全体の流れを崩すのは良くないと思うけど」
島田「超勉強になりました」
設楽「だって、俺らも分かってないけど、テレビなんて楽しいモノじゃん。だから、怒るっていうのはかなりスパイスなモノなんだよ。それが出来る人って、結構限られている。島田がそこをやる必要はないと思うよ」
島田「はい」
設楽「『こんなの当たらねぇだろ!』って言われた時、強く行くっていうのもあるけど、『いやいやいや…』って言っている方が、島田らしいからね」と語っていた。
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