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ナイナイ・矢部が語る「相方・岡村に療養を言い渡した瞬間」
2010.12.04 (Sat)

矢部「治ったら言おうと思ってて。…ホンマこっちも心を鬼にして。自分から休むって言わへんから。リスナーのみなさん、想像以上にもうクソ真面目な人間なんで、仕事だけは休まない。絶対に仕事はやるって言うから、ここは線を引かなって思って」
岡村「うん」
矢部「心を強くもって、『休まそう』って思って、たぶんフジテレビでそれを発表したんですよ。スタッフとも会って。それで、僕の口からそれを話したんですよ。それで俺が座って、岡村さんは立ってるんですよ。手を後ろに組んで(ナイナイ・岡村が語る「病気の症状・経過」)」
岡村「ふふふ(笑)」
矢部「『座って下さい』って言っても、『アカン。立ってないと』って言うから。それで、『決めました。スタッフとも。言うことを聞いて下さい。周りの意見は、今は正しいです。休みましょう』って、岡村さんの目を見て言ったんです」
岡村「覚えてる。覚えてるよ」
矢部「その時の岡村さんが、今だったら考えられへんよ。僕の腕をガーって掴んで『カンベンしてくれ~相方!』って。縋り付くようにして言ったんですよ。『それだけはカンベンしてくれ~』って」
岡村「はぁ」
矢部「それを、スゴイ目をして言ってたの。一番言われたくないことやったと思うんですよ」
岡村「休む、ということがね」
矢部「その時、はっきり言ったのはその時が初めてだったんですよ。なんやろな、そのトーンが(笑)」
岡村「『カンベンしてくれ~』って?なんで急にキャラが変わるねん。オカシイやん」
矢部「オカシイいんですよ。その時の岡村さんは、MAXでオカシかったから」
岡村「キテたんやろうな。俺は、やっぱり仕事を休むっていうのが一番イヤなのよ。自己管理できてないし、プロとして失格やと思うから」
矢部「一番言われたくなかったことやねん」
岡村「だから『ナンマイダ~』みたいな感じの言い方になったのかな」
矢部「最高よ(笑)『それだけは無理やって。カンベンしてくれ~』って」
岡村「ナンマイダ~って?覚えてないな。だけど、休むのはイヤっていう意思表示は、絶対にしたと思うねん」
矢部「いつも以上に強い目で、言ったと思うんですよね。すみません、喋っている間に、それが面白かったんで、言ってしまいました」
岡村「髪の毛もグリグリのところだった頃やな」
矢部「グリグリやけど、岡村さんの性格なんでしょうね、楽屋で『白髪増えたなぁ』って言って。そういうのは気になるんですね」
岡村「休んでから、10歳くらい老けたって思ったもん。アントニオ猪木が、歩みを止めた時に老けるって言うたと思うけど、一気に休み中に老けたと思って。枕みたら、毛がいっぱい抜けてるし、コレはハゲるぞ、と」
矢部「はっはっ(笑)」
岡村「歯もグラグラになってるし。これはもう、テレビなんか出れる分けないって思ってたから」
矢部「うん」
岡村「だからホンマに、奇跡的なんですよ」
矢部「このスピードはね」
岡村「うん」
矢部「僕らは、もう腹をくくってたんですよ。いつ快復するか分からないんで、もう帰ってきた時のことだけ考えてましたよ。正直な話、もうハゲて帰って来いって思ってましたよ。ツルツルになって」
岡村「いま、グーでボーンって殴ってもええねんぞ。海老蔵みたくしたろか」
矢部「サッカーやってたしな…そら、もうハゲて太って、もう三冠王で帰って来いって思ってましたよ。治ったときのこと考えてましたからね」
岡村「太ったけどな」
矢部「もう、よりオモシロクなって帰ってこいって、そう思ってましたよ。それくらい腹をくくってましたから、早よ帰って来いって思ってたんですよ」
岡村「自分で思っている以上に、早く帰ってこれたから。ドーンって、落ちるのも早かったから、その分、上がってくるのも早かったのかなって思って」
矢部「やっぱり、振り幅は一緒なんですかね」
岡村「そればっかりは分からんけどね。…今日、ラジオで泣くかなって思ってん。だけど、楽しすぎて」
矢部「一番良いでしょ。戻った証拠でしょ」
岡村「ホンマに、ありがとうっていう感じですね」
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