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伊集院光が語る「エコポイント/エコ減税の矛盾」

2010.11.30 (Tue)
2010年11月29日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、エコ減税について語られていた。

「今、家電量販店が朝からスゴイ並んでてさ。『邪聖剣ネクロマンサー』でも発売になったかなって思って。PCエンジンでお馴染みの。もしくは、『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』でも発売になったのかなって思いましたよ」

「要は、エコポイントの期限が、もうそろそろ半額になります、みたいなことになるから並んでるのね。スゴイね。また、屁理屈お化けが発動するんだけど、エコポイントって、要は経済の活性化のためってのも分かりますけど、"エコポイント"って名前が付いているらには、エコのためっていう大義名分からかなり外れてると思うんですよね」

「たとえば、自分が42インチのテレビを持ってるとするじゃない。それで、次にエコポイントのいっぱいつく、省エネ型の55インチのテレビを買うとするじゃないですか。そうすると値段によってエコポイント付きますから、5万円分とかつきますよね」

「だけど、本来、省エネ型の19インチにする方が、エコ的にはエライじゃないですか。もっといえば、ヤマダ電機に行って、『二度とテレビを観ません』ってヤツの方がエライじゃん。そういうことじゃないですか。そういう人にエコポイントが付かないんですよね」

「変な話、それがエコポイントっていうなら、そうすべきだよね。電機店じゃなくて、今持っているテレビをスクラップ工場に持って行って、初めて貰えるような制度にすれば良いんじゃないの?」

「あと、エコカー補助金ってあるじゃないですか。ハイブリッド車とか、電気自動車を買って、補助金をもらえるじゃないですか。でも、元の車を破壊した人しかもらえないような気がするんだよね。元の車が中古車市場に出回ってしまうと、エコじゃないよね。CO2とかがいっぱい排出されちゃうような車が流通しちゃうと変なことになるでしょ」

「エコカー補助金も、自分の乗っていた車をバラバラにした上で、『二度と車に乗りません』って人にも出すべきなんじゃないの?その人の方が、乗ってる人より何十倍もエコでしょ。前の車を廃車にして、二酸化炭素排出量の少ない車に置き換わるからエコとして意味があるんでしょ」

「残りの車が世界中に出回って、ヘタすると今まで乗ってなかったような人が乗るようになると話が違わないかって思うんだけどね。あと、エコポイント滑り込み需要で増産したりすると、なんか変な感じだけどね」

「エコポイントを与える家電は審査されていると思うけど、その購入者は2年間くらいモデルチェンジしても購入しないってことにしないと、エコっていう観点からすると違わないかって思うんだよね」と語っていた。

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タグ : 伊集院光,エコ減税,エコポイント,

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