TOP伊集院光とらじおと ≫ 伊集院光、故・大橋巨泉の卓越したクイズ番組での司会術を語る「解答者の答えを開けるのにドラマ性を持たせる」

伊集院光、故・大橋巨泉の卓越したクイズ番組での司会術を語る「解答者の答えを開けるのにドラマ性を持たせる」

2016.07.22 (Fri)
2016年7月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、亡くなった大橋巨泉の卓越したクイズ番組での司会術について語っていた。

青春カタルシス
みうらじゅんの思春期こじらせバラエティ 青春カタルシス [DVD]
TCエンタテインメント 2011-11-03

Amazonで詳しく見る


伊集院光:巨泉さんの(訃報)、ちょっと衝撃でしたけれど。

中村尚登:永さん(永六輔)が亡くなって、本当、数日後ですからね。

伊集院光:そうですね。本当に、昭和のもうラジオの神様と、テレビの神様と、ほぼ同時に亡くなって。いろいろ、時期的に大橋巨泉という人を見てた時期が違うと思うんですけど、尚登さんは、視聴者として観てた頃は?

中村尚登:やっぱりもう、最初は『ゲバゲバ90分』と、『11PM』ですよね。

伊集院光:ああ。

中村尚登:なんかこう、ちょっと深夜に親の目を盗みながら(笑)

伊集院光:「大人って、こうなんだ」っていう。

中村尚登:あの音楽「シャバダバダ…」っていうアレが流れてくると、「おっ、始まった」というようなね。そういう記憶がありますよね。

伊集院光:僕はやっぱり、『クイズダービー』と、あと『世界まるごとHOWマッチ』とか。あと、最終的に大人っぽい、『巨泉のこんなものはいらない』みたいな、割とこう社会に問題を投げかける、みたいなのがありましたけれど。

有馬隼人:はい。

伊集院光:僕はね、なんかプロになって改めて、大橋巨泉という人の司会術って凄いなって思うところは、よく、僕らはクイズ出してもらうじゃないですか。

嗣永桃子:はい。

伊集院光:クイズの回答を、一斉に開けずに「誰から開けましょう?」というのは、その場で仕切るっていう。

嗣永桃子:はい。

伊集院光:それを、一番面白く仕切るっていう。

有馬隼人:うん。

伊集院光:たとえば、全員このクイズが難しくて不正解ってなってる時に、誰から開ける、とか。上手いんだよね。はらたいらさんって方は、凄いクイズが得意で。この人が当たる確率が、凄い高いの。

嗣永桃子:はい。

伊集院光:「この人を、どこで開けるか」みたいな。「まず、はらたいらさんを開けて下さい」って言って、はらたいらさんが一人だけ正解してるのを開けた後に、「残り全員一斉にドン」って開けると、残り全員も合ってる、とか。

有馬隼人:はい。

伊集院光:そういう、とっさにやるクイズの司会術の上手さと、あとねキャラクターを固定させる。今は、番組を構成している放送作家や、ディレクターとかがキャッチフレーズをつけるんですね、一人一人に。

嗣永桃子:うん、うん。

伊集院光:巨泉さんが、「三択の女王・竹下景子」とか。ゲストによって、「この人は、このクイズが得意な人なんですよ」とか、そういうのを付けていくの。

嗣永桃子:へぇ。

伊集院光:チャック・ウィルソンさんが、『世界まるごとHOWマッチ』で、値段を当てるクイズを必ず少なく言うわけ。10万円が正解なのに、「5,000円」って必ず言うわけ(笑)

有馬隼人:ふふ(笑)

伊集院光:本当は1,000ドルのものを、「100ドル」って言うわけ。ケチのチャックで、「ケチャック」ってあだ名を付けたのを覚えてる?(笑)

有馬隼人:覚えてますね(笑)

伊集院光:そういうキャッチフレーズで、視聴者の人に「この人は、こういうキャラクターなんです」みたいのをやらせるのが、上手な人で。今、クイズの回答を開ける順番のああいう術を、きちんとやってるクイズ司会者は、まあ普通ディレクターの指示じゃなくてね、本人の機転でやっている人は、草野さんが『世界ふしぎ発見!』で継いでるくらいかな。

有馬隼人:うん。

伊集院光:草野さんも、僕みたいのが言うのも何ですけど、お上手なんです。ドラマ性の持たせ方を、とっさに割り振るのがお上手で。そうね、もう「倍率ドン!」っていう言葉とかも、実は始めたのは…未だに、それ使う人いるよね?

有馬隼人:使いますよね。

伊集院光:「倍率ドン!」とか、正解を発表した時に、誰々の答えを「ドン!」って言うのは。

嗣永桃子:「ドン!」ですか?

伊集院光:「ドン!」はね、大橋巨泉さんが。『クイズダービー』で。そうですよね?

有馬隼人:大好きでしたね。

伊集院光:「一斉にドン!」っていうのは、もうこれ巨泉さんだから。

嗣永桃子:へぇ。

伊集院光:爆笑の田中さんとか、未だに使います。

有馬隼人:ふふ(笑)

伊集院光:あの人、クイズの司会をやると必ず、「伊集院の答えをドン!」だから。

嗣永桃子:ふふ(笑)

伊集院光:それ、凄い影響があるんですけどね。本当にちょっと、残念で。僕、それこそクイズ番組の『Qさま』でご一緒させてもらってて。

中村尚登:はい。

伊集院光:もう数年前ぐらいに。嬉しかったのは、たけしさんを「たけし」って言うのと同じトーンで、「伊集院」って呼び捨てにされる感じっていうか(笑)

有馬隼人:うん。

伊集院光:いわゆる、呼び捨てにする司会者というのも、わりと草分けなんだけど。それがちょっと嬉しくて。「分け隔てなく呼び捨てにする感じ」っていうのが、ちょっと嬉しかったですね。


同番組の過去記事



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

タグ : 伊集院光,大橋巨泉,

トップページへ  |  この記事へのリンク  |  伊集院光とらじおと
次の記事:岡村隆史、藤原竜也らドラマ『そして、誰もいなくなった』俳優陣と遭遇して飲んだと明かす「豪華なメンバーで」

前の記事:伊集院光、ポケモンGOの偽アプリが個人情報を盗み出す可能性があると注意喚起「気を付けて下さい」