爆笑問題が語る「水嶋ヒロのポプラ社小説大賞受賞」
2010.11.03 (Wed)

太田「もうね、カンベンして下さいよ。水嶋さん!私の小説『マボロシの鳥』が売れ行きも良くて、良い気分で。天下とった勢いで、しばらくは文学界の話題は俺のものだって良い気分でいたんですよ。だけど、月曜日にインターネット繋いで見たら水嶋ヒロの受賞が報じられてて」
田中「ははは!」
太田「全ての話題をかっさらわれて…しかも、2千万円の賞金を辞退するという…私の今までの言動、『夢の印税生活』だの『読まなくても良いから買ってくれ』とか言ってきましたけど、本当に申し訳ございませんでした。本当に反省してます」
田中「なんか、毎週謝罪してますね(先週:爆笑問題「舞台女優・俳優が太田を覚えていたワケ」)」
太田「記者会見で、『水嶋ヒロさんは…』って訊かれたとき、『水嶋ヒロなんて!』って言っていた俺の格好悪さね。ちょっと待ってくれよ…」
田中「小説家に転向するって話が出ていた頃ね。『僕がゴーストライターなんですよ』とか言ってたんでしょ」
太田「俺が書いてやってんだ、なんて言っちゃったんですよね。本当に格好悪いですね。俺は水嶋ヒロの前振りか!みたいな感じですね」
田中「本当だよね」
太田「参っちゃうわ。どうなの、この俺の恥のかきっぷり。有頂天になっててさ。アイツ…格好良すぎるだろ」
田中「太田さんの小説は楽しみにしてたみたいだけどね」
太田「俺の『マボロシの鳥』をどうしてくれるんだ!もうね、情けないね。見事ですね、水嶋君は」
田中「なんだろうね」
太田「でも、賞金を辞退することはないだろう。田中くんを使って『邪魔をするな。賞金をくれ』とか伝えてしまったからね…もう、格好悪い、完敗ですわ。なんなんだ、俺の束の間の夢」
田中「本当に、陽炎(KAGEROU)の夢だね。それで、太田さんがそういうことを言ってるってメールを水嶋ヒロくんに送ったら、『止めて下さいよ。笑ってしまいましたよ』って書かれてて、『マボロシの鳥は買って、色んなところで宣伝します』って送られてきましたよ」
太田「当たり前だ!俺は、色んなところで『ツマンナクても、面白かったって宣伝しろ!』って脅してるんだよ。それをなんだよ、名前を隠して大賞を獲るって。俺の全てのネームバリューを使っての宣伝活動を散々やっておいて、その一方で水嶋は名前を隠して大賞を獲ってるんだから…何なんだよ!」
田中「マンガのヒールとスーパーヒーローみたいだよね」
太田「イヤミなんだよ。賞金、貰えば良いじゃねえかよ」
田中「水嶋君は『(賞金をあげる代わりに)じゃあ、マボロシの鳥は水嶋が書きましたって言って下さい』って言ってたね」
太田「言うよ!…まったく、参りましたよ」
田中「スゴイよね。実は、結構前に水嶋くんから『実は僕、今、名前を伏せて賞に小説を出していているんですよ』とは言ってたんですよ。その後に、『結構前だったから、出していたこと、忘れてました』って言ってたんだよ。春に送って、その後に半年間、何にも(出版社が)言ってこなかったんだって」
太田「ホリプロスカウトキャラバンで、『友達が勝手に応募して…』とかって言っているヤツの隣で、自分が落選している人の気持ちがよく分かりました。こっちは、必死扱いてこっちは書いてるのに。全番組のプロデューサーに、褒めろって脅しているのに、宣伝しまくってるのに」
田中「すごいよな」
太田「でも、来年の初旬発売だっていうから、まぁ良かったよね。まだ間があるから」
田中「マボロシ vs KAGEROUですよね。でも、これでヒロくんがマボロシの鳥を読んで、『良かった』って言ってくれたら、それはそれでスゴイことだからね」
太田「それはすごいよね。今後は、心を入れ替えてまた書きたいと思いますので、今回は、自分の感想ヌキに、褒めて下さい。次回は『陽炎の鳥、ポプラ』ってタイトルにしますから。もしくは、『まぼろしの2千万円』にしますから」
田中「でも、昨日も伊集院が褒めてくれたようで(伊集院光「太田光にサインを貰って後悔」)」
太田「そうだね、今は、作者が報われた感じかな。不思議なことで、色んな賛否両論ありますけど、全否定でも嬉しいんですよ」
田中「リアクションがあるってことで」
太田「わざわざ読んでくれたんだって、それだけでもう嬉しいんだ」
田中「そういうもんなんですね」
太田「だから、とにかく読んで欲しい!あらゆる手を使って…こういうところは、水嶋ヒロみたくなれないですね」
田中「…俺も、水嶋くんからメールがあって、発表前に『ビックリしたことに、この間話していた小説が、大賞になりました』って送られてきたんです。『良かったね、今度お祝いしようね』って返信したんだけど、その時、俺も複雑だったの。このことを太田さんが知ったら、ショックだろうなって」
太田「どうして俺の前を立ちふさがるかね。スッと書いてパッと…なんだよ。非の打ち所がないだろう」
田中「良い子だし」
太田「そうなんだよ。あれで性格が悪ければこっちも救われるんだけどな」
田中「奥さん大事にしているし」
太田「本当だよね」
田中「何の悪いところもないね」
太田「応募してきた人の中には、『自分はイケメンでもないし、これだけは!』って思って送ってくる人もいるんだと思うよ。そういう人の気持ちを分かるのかね。ダメだよ、ああいうことしちゃ」
田中「分かってると思うよ」
太田「文学とか、小説書いているような奴らは、大抵、もう貧乏くさいやつらですよ。金なんか、喉から手が出るほど欲しいですよ。松本清張なんて、唇ビロビロで。あんなやつらばっかりですよ。それを…慶応出身で、Jリーグ入れるほどのサッカーの実力派、スイス生まれ…ふざけんな!」と語っていた。
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