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伊集院光、18歳に選挙権が与えられることで起こる問題点を指摘「高校野球の夏予選中に、3年生の一部に選挙権」

2016.06.30 (Thu)
2016年6月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、18歳に選挙権が与えられることで起こる様々な問題について言及し、高校野球の夏予選中に3年生の一部に選挙権が与えられることや、公職選挙法にまつわる学校教育を充実させる必要性などを指摘していた。

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伊集院光:興味深いなと思ったのは、今やってます選挙。選挙は18歳から選挙権ができたじゃないですか。

内山研二:はい。

伊集院光:もう最初だから、色んな混乱が起きるだろうと思ったし、現に起きているんでしょうけども。たとえば、親元離れて下宿している人の一部が、認められないんじゃないか、みたいな。

内山研二:選挙管理委員会の判断というのがあるんですがね。

伊集院光:うん。

内山研二:これ、粘り強くてというか、よく調べていくと、投票できないということはないんですね。

伊集院光:うん、うん。

内山研二:「不在者投票請求書」というのが実はあって、これは選挙管理委員会のホームページですとか、総務省などでダウンロードできる書類があるんですが、これを記入して、自分の住民票のある選挙管理委員会に送るんですね。

伊集院光:うん。

内山研二:そうすると、不在者投票ができる仕組みがあるんですって。

伊集院光:ちょっと複雑だけど、調べればやり方がある。ただ、どうしてもハードルが上っちゃうというか。

内山研二:上がっちゃう部分はあるんですがね。そういうことができるというので、大学の先生なんかが「できるんだから、調べてごらん。やってごらん」ってことを、盛んに今、呼びかけているそうです。

伊集院光:あと、始まるまで僕は全然気が付かなかったんですけど。

内山研二:なんでしょう。

伊集院光:高校野球の予選が近づいて。野球部なんか、最後の3年生の高校野球夏の予選という期間に、3年生の一部は、選挙権がありますよね。

伊集院光:そうですね。

内山研二:そうすると、全く休めない猛練習の間に、実は「選挙に行きなさい」と言ってあげないといけないというか。

内山研二:そうですね。

伊集院光:どうするんだろう?みんな、どうしているんだろうっていうのが1つと、あとはこれもちょっと新聞の記事で、これ日経新聞なんですけど。

内山研二:はい。

伊集院光:見てみたらそうなんだと思ったのは、沖縄水産高校。18歳以上の生徒21人が、公示前の、もう公示よりもかなり前の6月6日から、選挙が終わった7月15日まで、ここは水産系の学校ですから。太平洋上で、いわゆる船の操縦などを学んでいる。

内山研二:海にいる。

伊集院光:海洋実習というんですか、やっているから、選挙に丸々参加できない。

内山研二:そうかぁ…船員ですね、そういう資格があって。FAXで投票ができるという仕組みがあるんだそうですね。

伊集院光:へぇ。

内山研二:ですから、この高校生は船員というふうには認められないでしょうから、今回は「残念ですね」ということになっちゃうんですかね。

伊集院光:まあまあ、これからずっと次、第2回の選挙、第3回の選挙になってくるうちに、いろいろ整備はされてくるんでしょうけど。

内山研二:ぜひ、そうしてほしいですよね。

伊集院光:僕、思うのはね、僕の高校生の時のバカさと比べちゃいけないのかもしれない。選挙に対して、ちゃんと意識を持っているという今の子達と、比べたらいけないのかもしれないけど。

内山研二:うん。

伊集院光:僕のあの頃のノリって、例えば友達のお父さんが選挙でトークショーをやりますよ。「ちょっと会場の設営を手伝ってくれ」と言われたしますよね。僕は、高校3年生で。「わかったよ」って、何人か手伝うよって、多少のことはわかるから、バイト代はもらえないとか、そういうことはあるんだろうな、というのはわかります。

内山研二:うん。

伊集院光:その時に、いつも遊んでつるんでいる仲間の中に一人だけ17歳がいたとするじゃないですか。

内山研二:はい(笑)

伊集院光:「プール行こうぜ」なんて言って。「いや、ダメなんだよ。友達の選挙をボランティアで手伝うんだ」と言った時に、17歳のヤツ、「俺も」って言って、ついてきたりすると思うんです。俺のバカさ加減だと、俺のあの頃のバカさ加減だと。でも、選挙権のない年齢の人が、選挙の応援活動をやってしまうと、公職選挙法的にはかなりグレーのところに。

内山研二:なりますかね。どうするのかな。

伊集院光:そういうことって、多分、教育の中に入れていくと思うんだけどね。

内山研二:ええ。

伊集院光:大人でも、よくわかっていないところ、あるじゃないですか。選挙ボランティアの、どこまでをやって良くて、どこまでは…確か、すごい細かい規約があって、手話通訳をなさる方なんかは、応援ではないから、普通の一定額をもらって良いんじゃないとか、多分、細かいことはいっぱいあるんですよ。

内山研二:はい。

伊集院光:そういうのを…俺の、あの頃の偏差値で考えちゃダメなんだろうけれども、かなり細かい決まりはあって。

内山研二:当然、ありますよね。

伊集院光:これ、終わった後に揉めると。多少、揉めると思うんだよね。いざ、受かってみたら、「あのグループの中に、実は17歳と10ヶ月の奴がいますよ」っていう。手伝ったグループの中にいますよ、という話が出たりとか。

吉井歌奈子:はい。

伊集院光:あと、分かんないけどさ、自分の親が、親の手伝いをするとするじゃないですか。友達も何人か呼ぶとするじゃないですか。アイスを奢っちゃうとするでしょ。「ごめんな、今日」って。

内山研二:はい(笑)

伊集院光:俺はあの頃、俺の18歳・17歳はやっちゃうね。だけど、それがどのくらいありなのか、ダメなのかは…

内山研二:そうですね。

伊集院光:ちょっとこうグレーだったり。今、僕が明確に答えられてないから。49にもなって。

吉井歌奈子:報酬としてあげたらダメ、とかそういう感じなんですよね。

内山研二:それが、どこまで報酬としてね。

吉井歌奈子:そうなんですよね。

伊集院光:だから、その手前の段階で相当、学校教育でちゃんと選挙のことをやらないといけないし、もう現にやっていらっしゃる方はいっぱいるんだろうけど。

内山研二:うん。

伊集院光:あと、逆もあるらしいですね。そもそも、そういうことをちゃんと教えないといけないと思っていた先生方が、もう有権者だから。影響力が出ちゃうから、その内容に関して、とても今までその先生が慣例的にやってきたことが、ちょっと違ってきちゃう。やれることの範囲が、変わっちゃうとかもあるらしくて。

吉井歌奈子:ああ。

伊集院光:やっぱり、18歳に選挙権ができましたということは、僕、個人的にはそれは悪いことではないと思うけど、やっぱり最初は戸惑うし。

吉井歌奈子:ああ。

伊集院光:学校って、大体、学年で分けられてるじゃん。それが、「お前は18、俺は17」という感じで、急にクラスメートがなるっていうのは。ちょっと、色んな問題は出てくるだろうな、と。ここからちゃんと、洗い出していかないとという気はします。

内山研二:投票日を過ぎた後に、色んな問題が出てくると思うので、改正てきるものは、やっぱり改正してもらわないといけないでしょうね。

伊集院光:それで、それが起こることで、「やっぱり選挙は難しいわ、行かなくて良いや」と思わないようにして欲しいし。

内山研二:そうですね。

伊集院光:思わないような世の中で、あってほしいですね。


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タグ : 伊集院光,

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