伊集院光、落語家時代に初対面の桂歌丸が伝えた言葉「お前さん、辞めんなら今日辞めな。続けんなら、生涯やるんだよ」
2016.06.18 (Sat)
2016年6月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、落語家・桂歌丸をゲストに迎え、そこで落語家時代に初対面の歌丸が伝えたという言葉について語っていた。
伊集院光:歌丸師匠、僕が落語家だった頃って…
桂歌丸:知ってますよ。
伊集院光:覚えていただいてますか。
桂歌丸:今の円楽さんのところにいらっしゃって。もうちょっとスマートだったでしょ。
伊集院光:はっはっはっ(笑)もう、ストレスから解放されまして、さらにブクブク太りましてね(笑)
桂歌丸:でしょう(笑)…でも、落語家よりも今の道に入ったっていう方が、私はあなたにとっては正解だと思うな。
伊集院光:いやぁ…これね、大勢のカバン持ちやら、弟子やら、挨拶に来るからその中の僕、1人なんですけど、歌丸師匠に『笑点』の楽屋で、17歳、今、僕48ですけど、30年前にご挨拶させてもらった時に、言われた言葉、まだ覚えてるんですよ。
桂歌丸:なんて言ったんだろう?
伊集院光:あのね、「楽太郎のところに入りました、楽大でございます。よろしくお願いします」って話をしたら、「お前さん、辞めんなら今日辞めな。続けんなら、生涯やるんだよ」って言われて。
桂歌丸:うん。
伊集院光:アレは、わりと若いお弟子さんにはかける…
桂歌丸:言います。「辞めんなら、今、辞めた方が良い」って言うんですよ。辞めないんだったら、生涯辞めんな。どんな苦しいことがあろうが、何しようが頑張るってことなんですよね。
伊集院光:その覚悟を持ちなさいよっていう。
桂歌丸:はい、はい。
伊集院光:それこそ、「引き返すんなら、今だよ」っていうことですよね。
桂歌丸:うん。
伊集院光:僕なんか、そういう意味だと、ちょっとズレたっていうか。この道に執着はするけど、師匠も「一応、弟子のままで籍はいいよ」って言ってくれてるんで、執着してるんですけど。
桂歌丸:うん。
伊集院光:ちょうどいいメールがきてるんですけど。
桂歌丸:ああ。
リスナーメール:落語一筋の歌丸師匠だと思いますが、落語を辞めようと思ったり、違う道に進もうと思ったりはあったんですか?
桂歌丸:ありません。
伊集院光:ないですか。
桂歌丸:辞めようと思ったことは一度もありません。それは、スゲェ苦しい時代がうんとありました。それこそ、貧乏で10円のお金にも困った時代が。
伊集院光:うん。
桂歌丸:でもね、辞めようと思ったことはない。というのは、自分で選んだ商売ですからね。自分で辞めたら、自分が負けんなっちゃうじゃないですか。
伊集院光:はい。
桂歌丸:「今は苦しいけど、先に光がある」って思ってたんです。そうしたら、先に光んないで上で光っちゃったから(笑)
伊集院光:すぐ上手いこと言うんだもん、もう(笑)
桂歌丸:ふふ(笑)なに(笑)
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伊集院光:歌丸師匠、僕が落語家だった頃って…
桂歌丸:知ってますよ。
伊集院光:覚えていただいてますか。
桂歌丸:今の円楽さんのところにいらっしゃって。もうちょっとスマートだったでしょ。
伊集院光:はっはっはっ(笑)もう、ストレスから解放されまして、さらにブクブク太りましてね(笑)
桂歌丸:でしょう(笑)…でも、落語家よりも今の道に入ったっていう方が、私はあなたにとっては正解だと思うな。
伊集院光:いやぁ…これね、大勢のカバン持ちやら、弟子やら、挨拶に来るからその中の僕、1人なんですけど、歌丸師匠に『笑点』の楽屋で、17歳、今、僕48ですけど、30年前にご挨拶させてもらった時に、言われた言葉、まだ覚えてるんですよ。
桂歌丸:なんて言ったんだろう?
伊集院光:あのね、「楽太郎のところに入りました、楽大でございます。よろしくお願いします」って話をしたら、「お前さん、辞めんなら今日辞めな。続けんなら、生涯やるんだよ」って言われて。
桂歌丸:うん。
伊集院光:アレは、わりと若いお弟子さんにはかける…
桂歌丸:言います。「辞めんなら、今、辞めた方が良い」って言うんですよ。辞めないんだったら、生涯辞めんな。どんな苦しいことがあろうが、何しようが頑張るってことなんですよね。
伊集院光:その覚悟を持ちなさいよっていう。
桂歌丸:はい、はい。
伊集院光:それこそ、「引き返すんなら、今だよ」っていうことですよね。
桂歌丸:うん。
伊集院光:僕なんか、そういう意味だと、ちょっとズレたっていうか。この道に執着はするけど、師匠も「一応、弟子のままで籍はいいよ」って言ってくれてるんで、執着してるんですけど。
桂歌丸:うん。
伊集院光:ちょうどいいメールがきてるんですけど。
桂歌丸:ああ。
リスナーメール:落語一筋の歌丸師匠だと思いますが、落語を辞めようと思ったり、違う道に進もうと思ったりはあったんですか?
桂歌丸:ありません。
伊集院光:ないですか。
桂歌丸:辞めようと思ったことは一度もありません。それは、スゲェ苦しい時代がうんとありました。それこそ、貧乏で10円のお金にも困った時代が。
伊集院光:うん。
桂歌丸:でもね、辞めようと思ったことはない。というのは、自分で選んだ商売ですからね。自分で辞めたら、自分が負けんなっちゃうじゃないですか。
伊集院光:はい。
桂歌丸:「今は苦しいけど、先に光がある」って思ってたんです。そうしたら、先に光んないで上で光っちゃったから(笑)
伊集院光:すぐ上手いこと言うんだもん、もう(笑)
桂歌丸:ふふ(笑)なに(笑)
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