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伊集院光、オバマ大統領の「謝罪なし」訪問を広島の被爆者が受け入れていることに感動「一番辛かったのに」

2016.05.31 (Tue)
2016年5月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-金 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、アメリカ・オバマ大統領が「謝罪なし」ながら広島県訪問を行い、それを被爆者たちが非難することもなく受け入れていることについて、感動したと語っていた。

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伊集院光:金曜日の話になるんですけども。オバマ大統領が広島に行きましたね。

中村尚登:はい。

伊集院光:あの時、個人的に僕はね、物凄く感動したことがあって。オバマ大統領が、広島に行かれる前から、このコーナーではその経緯というか、取り上げている中でね。

安田美香:はい。

伊集院光:僕は、謝罪うんぬんの話は一旦置いておいても、オバマさんが来て下さるのは、もうとても良い一歩だと思う、って言いながらも、それは世代も場所も違う、自分の意見であって。直接、被爆された方なんかにしてみたら、とてもじゃないけど、そんなこと言えなかったとしても、それは仕方ないと思ってた。

安田美香:はい。

伊集院光:それは、僕は当事者というのはいろいろグラデーションがあるから。日本国民である以上、ある程度当事者なのかもしれないけど。そういう状況にある中で、本当に一番酷い目に遭った人が、「謝罪がなければ絶対に嫌だ」と言ったとしても、それはむしろ普通かもしれないと思っていたのね。

安田美香:うん。

伊集院光:だけど実際、当日にね、本当に自分が被爆をして、その後、差別も受けて、家族も凄く亡くなった人もいて、という人がね、「謝罪うんぬんは別で良いんだ」っていう。今回、これが凄く大事な第一歩なんだと。

安田美香:はい。

伊集院光:中には、「偏見も受けたし、本当に苦労したから、ずっとアメリカのことを恨んで生きてきたけど、70年も過ぎたら、恨みもつらみも忘れる」という方がいるわけ。

安田美香:うん。

伊集院光:僕らは多分、このことを普通にさらっと流して行くとね、言葉ってどこか切り取って言うと、編集されたようなものだから。これに対して、「心のどこかでは許してませんよ」という反論の方が、もしかしたら大きな声になっちゃうことってあると思うのね。

安田美香:はい。

伊集院光:そのためにも、「これが凄いことだ」と、俺らは感謝をすべきだとちょっと思う。

安田美香:ああ。

伊集院光:自分が、このことを今、現代に生きる、戦後もしばらく経って、しかも東京で生まれた自分が、できれば謝罪するしないの話に、我々日本人はせずに、反省とか、ああいうことは二度とあっちゃいけないとか、悲しい出来事であったことを認めながら、あと事実をちゃんと現地で見ながらも、平和に向かって欲しいって思う。これを、ある程度、担保してくれる。何も分からないのに言ってる僕らを、勇気つけてくれる。

安田美香:はい。

伊集院光:一番辛かったのに、後押ししてくれる人がいるっていう。もちろん、思いはたくさんあるんですよ。色んな思いがあって、色んな言葉をみんな出してるんだけど、概ねこうやってコメントなさっている人が多いのに、僕ちょっと感動しましてね。それこそ、尚登さんに最新ニュースをいっぱい用意してもらっているのに、ちょっと…

中村尚登:いやいや(笑)確かにね、あの時、オバマさんは謝罪の言葉を確かに言葉としてはやってないんですね。だけど、被爆者と握手をして、オバマさんのほうから離そうとしてしていないんですね。

伊集院光:はい。

中村尚登:だから、態度でその人に対して示しているというか。「言葉にしなくても、分かるもの」っていうのがあったりするから、それを本当にオバマさんって、そういうところというのは、リーダーとしても非常に優れたものを持っている人なんだなって、それは思いましたね。

伊集院光:きっと、みんな色んな意見があって。そういうものに関しても、オバマさんが「ある程度、歴史に名前を残すために、本人がやりたいことなんじゃないの?」って言う人もいるし。

中村尚登:ええ。

伊集院光:色んなことを言う中で、でも、俺たち言わなくて良いじゃんっていう。俺たちは、そんな余計なことを言わなくて良い。だって、当事者の本当に辛かった人達が、それを認めるのならば、僕らはそこを差し置いて、何か言うことはないだろう、と。

安田美香:うん。

伊集院光:ちょっと、ホッとするような、グッとくる話でね。


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タグ : 伊集院光,

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