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伊集院光、落語家入門時に先代の円楽が命名した「田楽」にダメ出しして師匠を青ざめさせた過去「他、ないですかね?」

2016.05.24 (Tue)
2016年5月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、落語家入門時に、先代の三遊亭円楽の命名した「田楽」という芸名に、ダメ出しをして三遊亭楽太郎(現・円楽)を青ざめさせたと語っていた。

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伊集院光:落語家に入門した時の俺とか、もう本当に人としてまだ出来上がってないヤツですよ(笑)落語家としてどころか、人として出来上がってない(笑)

入って即、今の円楽…楽太郎の上の先代の円楽師匠が、「お前は本名が田中だから、田に私の楽をつけて、田楽っていう名前をあげよう」って、色紙に途中まで書いたのに、「それ、イヤです」っていう(笑)

横でウチの師匠が、「えっ…」ってなってるっていう(笑)そしたら、先代の円楽師匠がちょっと寝ぼけてたせいで、「うん…いやか」って言ったのね(笑)あそこで終わってるよ(笑)俺、普通考えたら。あそこで既に破門でもおかしくないんだけど、先代円楽の寝起きが悪かったおかげで(笑)

先代の円楽師匠は、軽く寝ぼけて、若手の弟子に急に敬語を使っちゃったりするんだけど。それが良い方に出たみたいで。

あり得ないんだよ(笑)師匠の師匠が、直々に自分の家で、「これから入れて頂きます」って、入門許可する時に、「じゃあ、私が名前を」って。ウチの師匠が、「すみません、お手数ですけれども、コイツに名前をくれてやってください」って。

「ああ、分かったよ」って言って、「名前は?」「田中です」「田中の田に、楽で田楽」っていう。おでんの田楽とかもあるし、そこはシャレがかかってるから良いっていう。

ウチの師匠なんかも、横で「最高です」と。「超良いです」って話をしているのにも関わらず、「う~ん…他、ないですかね」って(笑)

その後、学校辞めてきたっていうのも聞いて、「じゃあ、体も大きいし、学校も落第しているから、楽大で」って言ったら、「落第はどうか」の「か」を食い気味でウチの師匠は「それがいいです!それをいただきます!」って言って。俺にもう、選択の余地がなかった。

う~ん…ギリだよ(笑)合格的には、ギリの合格だよって感じで、「じゃあ、とりあえずそれで」って感じでもらってる(笑)

…ちなみに、僕が拒否した田楽っていう名前は円楽師匠は気に入ってたらしくって、僕の後にすぐ入ってきたヤツにつけてましたね(笑)そいつ、すぐ辞めましたけど(笑)

そいつ、だって井上なのに「田楽」ってつけられてたから(笑)もう、何も関係ないんだもん(笑)何も関係ないけど、次に入ってきた孫弟子は田楽になってて。「あ、アイツ田楽もらった」って思ったら、瞬く間に辞めてましたね。

懐かしいな、なんか。でも、そうやって考えると、あの頃の円楽師匠がいくつだ?53~4だと思うんだよね。そんなに変わらないんだもんね。なのに、魔王みたいな顔してたよ。ガッハッハって笑うと、部屋のガラスがビリビリってなるくらい。

円楽師匠が、竹ノ塚のお家で「ガッハッハ」って笑うと、そこいら中のカラスがブワーって飛んで。その街中のネズミが出て行ったり。そういう感じの威厳がありましたけどね。


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タグ : 伊集院光,三遊亭円楽,

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