TOP ≫ 山里亮太の不毛な議論 ≫ 南キャン・山里「後輩芸人たちの凄すぎる合コンテク」
南キャン・山里「後輩芸人たちの凄すぎる合コンテク」
2010.08.14 (Sat)

「一時期、後輩芸人たちと距離をとったことがあったんですよ。それは、さんざんキャバクラとか焼き肉屋さんに連れて行った後輩が、夜中にそいつが誤作動で掛けてきたケータイで、終始俺のことを呼び捨てだったっていう事件があってからなんですよ。『山里、今日ノリ悪いな』みたいなことがあってから、後輩たちとの交流を避けてきたんですよ」
「それで、別の後輩から『山里さんは、先輩やテレビ関係者たちとか、仕事上の付き合いのある人たちとしか、付き合っていない』って言われちゃって。後輩とまた交流しようかなって思ったわけですよ。それで、予定を立ててたんですけど、仕事があることを急に知らされて、仕方なく、バーベキューじゃなくて、俺の父ちゃんのツテで、屋形船屋さんがあるんで、そこが結構、融通訊かせてくれるんで、そこに行こうって思ったんですよ」
「1隻チャーターしたんですよ。それで『屋形船で合コンとしゃれこもうじゃないですか』ってことになったんですよ」
さらに、以下のように語っていた。
「後輩の遊び慣れている様子って、凄いなって思ったんですよ。合コンって、こうなんだっていうのが分かったんですよ。まず、待ち合わせですけど、僕が浜松町の駅に行くと、もうみんな待ってくれてるんですよ。エリートヤンキー・橘、そしてかたつむり林、縁日・望月、ブレーメン・岡部、ベジータ芸人であるR藤本もいました。このメンツが出迎えてくれるんです」
「待ってたら、女性が来てくれて、『あんなのが合コンに来てくれたら凄いな』って人たちですよ。来たのがみんなすげぇ可愛いんですよ。それで、屋形船に行くんですけど、俺が手配したんで、その地図とか俺が持ってたんですよ」
「そこで、女の子が来るちょっと前に、エリートヤンキー・橘が、『山里さん、今日どこにいくんですか?それ、地図ですか?屋形船って初めてですわ~楽しみで』って言って、それをチェックして、女の子が来て移動となったら『じゃあ、こっちです~』って、その地図でナビゲートしてくれんですよ。布陣っていうのもしっかりあって、合コンでやっちゃダメなこととか、すげえ把握しているんです」
「魔の10 mっていうのがあるんですって。男の子グループと、女の子グループの固まりが、10 m離れて移動してしまうと、かなりの距離感ができたりするんですって。それで、男が女の子を挟んだ形で、船のような布陣をとるんです。そうなると、男同士の会話でも、女の子を挟んでいるんで、女の子も会話に参加しやすくなるわけですよ」
「屋形船屋さんに着くと、あえて事前に話していることを、質問してくるんです。かたつむり林が、『すごいっすよね。屋形船って、普通、20人くらいじゃないと貸し切りとか出来ないじゃないですか。でも、今10人くらいじゃないですか。大丈夫なんですか?』って。それで僕が『ああ、昔からの知り合いの屋形船だから、この人数でも貸し切らせてくれるんだ』って返したら、女の子も『すごーい』って、言ってくれるんですよ。そういうことを説明させてくれるトスを上げてくれるのよ」
「ハシャギ方も上手いのよ。『ちょっと、今日の屋形船あれですか!』って、走っていくと、もう一人が『ちょっと待てよ!』って走っていくんです。その時に、女の子もさりげなく誘っていって、屋形船に近づけていくの。その時に、『山里さん、屋形船の前で一緒に写真撮っていきましょうよ』って言って、女の子と一緒に写真を撮ってくれるの」
「『ダメだ!山里さんだけじゃ画にならない!こんな時、花があればな…いた!女の子たち、お願い』って言って、さらに女の子が一緒に写真に入ってくれたら、『ふざけんなよ…ケータイのカメラじゃダメだ。全然入らない。もっと寄って、寄って…』って言って、ギシギシに寄せてくるの。ピッタリと女子にくっついて、これが大事なんだって。肌とかを一回くっつけておくと、警戒心の鍵とかが一回、開くんだって」
「乗船したら、まだハシャいでいるテンションで入っていって、女の子を置きざりにして座っていくんですよ。どうしたのかなって思ったら、みんな1つずつ隣を開けて座っていくんです。女の子が互い違いに座っていくようにポジションについているんです。しかも、ハシャいでいる感じだから、別に意図している感じっていうのが表に出ないようにしているんです」
「女の子も自然に座っていくんです。『女の子も互い違いに座っていこうか』って言っちゃダメなのよ。それで座ると、女の子の方がノリノリな感じが出ちゃうから。女の子って、色んな言い訳が必要だから、そういう思いをさせちゃダメなんだって。こっちが答えを導いていくか、それとも男の子が勝手に座っちゃったから、女の子も空いている席に座るしかないかな、って感じにするしかないんだって」
「やっちゃダメなことっていうのが、そこからまだあって、乾杯でウーロン茶を飲ませちゃダメなんだって。『アルコールじゃなくて、今日はお食事会ってことで』ってテンションじゃダメなんですって。だから、そここそが男たちの負けられない戦いがあるんだって」
「『最初はビールにしようか。それ以外の人はいる?』っていうと、女の子が『私はお茶』って言うこもいるんだけど、後輩芸人が『ちょっと待ってね…お茶、お茶、お茶…』ってメニューを探しだすの。こっちから見ると、完全にウーロン茶が見えているんだけど、わざと探しているフリをするの。そうなると、乾杯までに時間が掛かるし、待たせちゃいけないって空気になるのよ。それでさらに、船頭さんに訊きに行って、『ごめんね、確認に時間がかかるって』って言って、さらに待たせるの。そうなると、『じゃあ、とりあえず乾杯の時はビールで』ってことになるんですよ。結局、全員、ビールになってるわけですよ」
「ウーロン茶が用意できる頃になっても、ちっちゃいコントを始めるのよ。『隊長!ここに女子が大好きな宝を発見しました!梅酒です!』って言い出すのよ。『よく見つけたね~この宝は、美女にしか振る舞えませんよ』って言って、女子もそれを飲み出すの。そうなると、段々気持ちよくなって、もうウーロン茶には戻らないんですよ」
「下ネタへのフェードインっていうのも大事で、これが上手いのはブレーメンの岡部ですよ。『可愛い男の子が好き』って話になってて、そのときに『うわぁ…どうしよう、こんな綺麗な人がいるから、もっと山里さんみたいにエピソードとかで笑いをとりたいのに、下ネタしか思いつかねぇよ、クソぉ』って、カワイコぶるんです」
「そうすると、女子たちも褒められているし、岡部のことも可愛いと思いだして、『私たち、下ネタも大丈夫だよ』って言い出すんですよ。そうなると、岡部もハイエナの目をし出して、みんなコクってうなずいた後に、『じゃあ、結構訊いても良いですか?…こんなところでキスとかイチャイチャしたってエピソードありますか?』って聞き出して。『今まで、おつきあいした男性は何人ですか?』とか盛り上がってましたよ」
「最後に、『この中で良いと思う男性の手を引いてください』ってゲームをして、俺も目をつぶって手を差し出すの。しばらく待ってたけど、なかなか握られなくて、まだ迷っているのかなって思って薄めを開けてたら、後輩が『山里さんの方に行って』って、お願いしているのよ。それを見たら、またしばらく後輩とは遊びにいかないなって思いましたよ」と語っていた。
お笑い芸人の合コンに学ぶ心理戦術 | |
![]() | 中村 豪 青春出版社 2005-03 売り上げランキング : 163790 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る |
【関連記事】
南キャン・山里亮太「合コンに明け暮れた大学時代」
おぎやはぎ・小木の「間違いだらけの合コンテクニック」
おぎやはぎ・小木「バナナマン・日村はブサイクと認めていない」
同番組の過去記事
| トップページへ |