TOP ≫ 伊集院光 深夜の馬鹿力 ≫ 伊集院光「AVマニアの住職に出会う」
伊集院光「AVマニアの住職に出会う」
2010.08.14 (Sat)

「テレビで、恐い話を披露するっていう企画がありまして、僕は恐い話コレクターで、その話にディティールを足したりとか、話術としての恐い話を完成させたいっていう意識があるんですよ。霊能力とか一切ないんですけどね」
「人がどう話たら怖がるのかとか、工夫によって怖がるんだな、っていうのがスゴイ好きで、『これを足せば恐くなるのに』とか、『このアイテムをこう変えると、全然恐くない』って考えるのがスゴイ好きなんですよ」
「ただ、テレビとかでやると、『伊集院さん霊感おありなんですよね?』みたいに言われてしまうんですよ。ただ、そこで『全然信じてませんけど』っていうと全部ブチ壊しになっちゃうじゃん。ユリ・ゲラーが、最後で手品のタネを明かし始める、みたいなことだから。そういう立ち位置って難しいじゃないですか。だから、テレビではそういう話をしていないんですよ」
「IJPって自分の番組で恐い話をやるってことになって、ロケに行ったんですよ。板橋にあるお寺さんが、境内、本堂を貸してくれるってことになったんです。しかもそこが由緒あるお寺さんで、800年くらい経ってるんですって」
さらに、以下のように語っていた。
「そのお寺さんは、『人が集まることはいいことだから』ってことで、お寺を貸して落語会とかやってくださる人で、しかもオーディオビジュアル・マニアだと思うんだよね。機材がコッチが持ち込んだものより、良いモノを持ってたからね」
「しかも、『自分たちは怪談話をしますけど、よろしいですか?』って訊いたら、『全然構いませんよ。それなら、良い蝋燭があります』って言って、提供してくれたりね。『本当の和蝋燭だから、良い感じで揺れて雰囲気がでます』って教えてくれたり、『揺れている灯の明かりに明るさ調整が反応すると、画像がおかしくなりますので注意して下さい』とか教えて下さったんですよ。こっちは『へぇ、そうなんだ~』みたいな。俺も、ディレクターやカメラマンも勉強になったようで」
「あと、『ワイヤレスマイクを付ける場所も、和服の時はこの辺に付けると空気が吹かなくて良いですよ』って教えてくれるんです。音声さんも『なるほど~』って言って。そういうお坊さんなんですよ。控え室に、60インチくらいのプラズマテレビがいっぱいあるんですよ。好きだな、アンタってことですよね。待っている間に流すお経の音声がスゴイ良いんですって」
【関連記事】
伊集院光「テレビで怪談をしなくなったワケ」
おぎやはぎ・小木「霊媒師を冷やかしに行く」
爆笑問題 「稲川淳二の怪談に、笑いを堪えていた」
同番組の過去記事
| トップページへ |