世界は数字で出来ている

「走り屋の女」とは、21歳の時、岡村隆史が付き合っていた女性のこと。

レヴィンに乗っており、二丁目劇場に出ているとき、同期の芸人から紹介された。ハスキーボイスで「ウチ、アンタのこと好きやねん」と告白され、付き合うことになった。岡村は、車の免許も持っていなかったため、飲んだ帰りに迎えに来てくれたりしていた。

矢部と自宅のマンションでネタ合わせをしているとき、爆音を響かせてやって来た。下に降りて行くと、「遊ばれへんの？」と誘われたが、ネタ合わせ中なので断った。すると、「チューしてや」と言われて濃厚なキスをするハメになった。部屋に戻ると、矢部に「キスしたやろ。思い切り口紅がついてる」と指摘された。

その後、自然にフェードアウトしていって別れた。番組の企画で、付き合っていた人と逢う、ということになったが、走り屋の女は出てくれなかった。「二度と会いたくない」と言われたらしい。

しばらく彼女の動向が分からなかったが、ある日、大阪の焼き肉屋に行くと、そこの店長から「今は、また若手芸人と付き合っている」と聞かされた。
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