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伊集院光「タレントの声優起用に違和感」

2010.07.21 (Wed)
2010年07月19日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、トイ・ストーリー3を観に行った感想について語られていた。伊集院は「批判とかじゃないですよ。俺は、所さんが好きすぎてって前提を覚えておいてくださいよ。その上で聞いて下さい…トイ・ストーリー3を観たんですよ。俺、有名人声優とかイヤだわ」と話し始めた。

「批判じゃなくて、俺が頭が悪いからだと思うんだけど。所さんの声がしちゃったら、『所さんどこ?』って感じがしちゃうわけ。トイストーリー1、2って観てきて、2からだっけ?宇宙飛行士みたいなの(バス)で出ているの。ずっと所さんが吹き替えやっていると思うんですけど、もうなんだろうね。役よりも所さんの方が勝っちゃってるんですよね」

「トイストーリー3は、保育園が舞台になっているんですけど、この保育園をどうリフォームしてくれるんだろうかって思っちゃうんですよね。所さんが喋った時点で、トイストーリー3ってタイトルの上に、モクモクっていう吹き出しで『所さんの』って付いているように思っちゃうんですよね」

「有名人声優っていうのを、みんな(頭の中で)分けて捉えることが良くできるね。ましてや、公開前に『この人が初めて声優に挑戦しました』みたいなことをガンガン押してくるじゃないですか。俺、知らなかったのにそんな知識を入れられちゃったら見辛いよね」

さらに、以下のように語っていた。

「いつもそうなんだよね。モンスターズインクの時も、爆笑問題の田中さんが一つ目のお化け(マイク)をやってるじゃないですか。もう、片金にしか見えないですよ。あんな丸くて田中さんの声で喋ってるってことは、無くなった方のタマキンだって思うじゃないですか」

「石塚さんがもう片方のヤツ(サリー )をやってても、『なんで俺にはこの役がこないんだろう…』って思うじゃないですか。こんなことを考えているからオファーがこないんだろうけどね。だけど、そういう変な情報が入るじゃないですか。『まいうーって言わないな』とかね」

「その人の元々もっているパーソナリティみたいなものを、吹き飛ばすくらい演技力があれば別だけどね。逆に言えば、その(有名人の)名前があれば集客できるんじゃないかってスケベ心があって起用するってことは、その(有名人の)パーソナリティが強大だってことじゃん。よほどのことがない限りは、吹き飛ばせないってことだよね。その矛盾に絶対に陥るわけじゃん」

「(有名人の)パーソナリティを吹き飛ばせるくらいの声優としての演技力があれば、むしろ(声優挑戦が)初めてなワケがないじゃんってことになるわけですよね。俺、声優がすごい好きな友達にも訊いたことがあるんだけど、『声優さん本体が好き過ぎちゃうと、アニメの役として捉えられるの?』って質問したら、ちゃんと整理整頓できる脳ミソが構築できている人もいるみたいなんだよね」

「俺はダメなんだよね。『この人、星飛雄馬の声の人(古谷徹)だ』って気づいちゃうと、先に観たものが他のアニメでも影響しちゃうんだよね。トイストーリーを観て、面白かったけど、やっぱり所さんの声とかには引っかかりを覚えちゃうんだよね」と語っていた。

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