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伊集院光、輝かしい野球人生を送る清原和博を落語家として目標としていたと告白「いつか清原を抜いてやる」
2016.02.09 (Tue)
2016年2月8日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、同年齢である元プロ野球選手・清原和博に対し、甲子園に出場している清原を見て勝手にライバル視していたと明かしていた。
伊集院自身は落語家・三遊亭円楽(当時・楽太郎)の弟子として入門しており、「いつか名人となり、清原を抜いてやる」などと思っていたという。
伊集院光:清原、残念とも違う…みんなと分けたい。みんなの感想と分けたい。清原自体のことよりも…同い年なんですよ。1967年、昭和42年生まれ。桑田、清原、伊集院光・松村邦洋、ピエール瀧、石野卓球あたりの時代ですよ。
それで、前も話したことあるんですけど、もう色んな方面から話したいんだけどさ。俺の中では、三遊亭円楽、当時・楽太郎のカバン持ちを始めた頃で、家の掃除とかやってるわけ。それで、師匠の家で飼ってた猫の銀ちゃんがお腹を下して、俺の掃除しなきゃいけない部屋中にクソをブリ撒いてるわけ(笑)
その時、清原は甲子園で3年生でスゲェホームランを打ってるわけ。俺は高校を中退して。退学届を出すのは後だけど、辞めるのを決めて、入門してすぐに師匠の家の掃除をやって、最初の3日くらいかな。「俺はもう、落語家の一員になった」って。それで、「あの笑点に出てる楽太郎師匠の部屋を掃除できてる」っていう喜びに満ちてるんだけど。
まぁ多分、一ヶ月経たない内に、少し面倒くさくなってるわけ。すぐに落語とか教えてもらえると思ったら。しかも、今日は銀ちゃんが猛烈にお腹を壊しているって状況なわけ。それで、拭いても拭いても、ウンコを撒いてる時に、カキーンってホームランを打ってるんですよ、清原が。
「いつか清原を抜いてやる」って思ったんです、その時に。「いつか抜きたい」って、本当に思ったんです。「プロ入りしても、鳴かず飛ばずのヤツだっているんだ」ってくらい、意地悪な目で見て。
こっちは、長く掛かるだろうけど。それは1年や2年ではならないだろうけど、もう辛抱して辛抱して、恐らく20年も経ったら、向こうは引退。野球もやらなくなってる頃に、俺は落語の名人になってるはずだ、みたいな。
これ、「今からそこに行ってウンコを拭くのは手伝ってやるから、色々もっとこじんまりとした考えにした方が良いよ」って(笑)落語も続けてないからな、お前は(笑)
その後、ある日またしばらく経ってから、やっと見習いが終わる頃に、みんなが同い年の人が高校3年生の正月くらいかな。また銀ちゃんが凄いウンコを漏らして。「なんだよ、このお腹の弱さは。良い餌食ってるくせに」ってなって。それで、「銀ちゃん、待って!」って言いながら。随分、銀ちゃんとも仲良くなってるから。
プリプリプリって漏らしてるのを、やっと拭き終わったって思ったら、また違うところでプリプリプリって。そしたら今度は、ゲロも吐きだして。猫飼ったことある人はみんな知ってるけど、猫は急に「吐きまーす!ウッ、ウッ…」って言い出すのよ。どの猫でも。
「今、ローゲーを作ってます」っていう(笑)「パッケージ作ってますんで、もうちょっと待っててくださいね。札持って、横のところで待っててくださいね」なんつって、待たされるわけ。
それでこっち側は、吐かれたら畳だから。落語だからイコール畳って、師匠、どうかと思うよ。ゲロ吐いたり、ウンコ漏らしたりすんだから、あのクソ猫は(笑)当時は思ってたよ、今よりリアルにね(笑)でも、言わないです。フローリングだったら拭きやすいのに。
どう考えてもそこダメだろってところで、「私、吐かせていただきます」ってなるわけ。しょうがねぇから、シートみたいなのを顎の下のところに持っていくわけ。そうすると、3・2・1で、横を向いて吐くわけ。「ふざけんなよ」って思って。
そしたら、そこで清原がまたテレビ出てて。たしかあの時は、ドラフトで指名されて、西武に行きます、みたいな話をしてて。それで、またイヤだ、と。ウンコをいつまでも片付けるのはイヤだ、と。
それこそ「高い年俸をもらって、これがピークっていう選手だっていっぱいいるんだからな」って思って。対抗意識を燃やすんだけど、もう1年後に新人で30本ホームランを打った頃には…相変わらず、猫はウンコ漏らしてるんだよ(笑)
猫はウンコもらしてるんだけど、対抗意識すらないよ。高卒1年目でホームランを30本打つってことは、それが最後だったとしても、その後、清原が一切ホームランを打たなかったとしても、そのままで解説者になれるし、伝説になれるはずだ、と。それで、その後ずっと打ち続けるわけ、清原が。バンバン打ち続けるじゃんか。
そこでもう、清原になんか追いつくはずもない。こっちは「これ以上、開かねぇだろ」っていう差があって。猫にフェイントかけられて、ゲロ吐かれてるより下に落ちるからね、落語をやめた辺りから、俺には何もねぇんだから。
清原のゲーム差なんか考えないじゃん。でも、こういうことになるのねっていう。こういうことに。
この経験は、小室哲哉さんがスゲェ売れてる時に、割りとニッポン放送でラジオをやってた時に、よく来てくれたんだよ。それで、長者番付が右肩上がりに上がって行って。本によっては、年収が25億あるとか書いてあって。俺は、その時に初めて貯金ができて、18万円かなんか貯金があって。「まぁ、縮まらねぇだろうな」と思うわけ。その時は、清原と違って目標にはしないんだけどさ。
でも、事業に失敗したりとかして、小室さん、落ち目になっちゃったりするからさ。そしたら、ある時、詐欺事件みたいなのに巻き込まれてさ。今、負債が5億円だ、と。こっち側の貯金は70万円くらい増えてるけど(笑)別に、俺が上がったわけじゃないけど、「一応、貯金だけでは逆転するんだ」みたいなことを思って。
今回の清原に関しては「同い年」ってことがあったから。よく落ち込む時に、「高校1年生で硬式野球部に入った」ってところまでの、お互いに16~7歳で硬式野球部に入ったってところまでは肩書が一緒なのに、みたいな意識があって。
それは冷静に考えたら、一緒でもなんでもないよ(笑)向こうはPL学園の4番として入ってくるから違うんだけど、比べやすい環境だから、軸にしたことがあるから。それで、「こういうことになっちゃうんだ」っていうね。
伊集院自身は落語家・三遊亭円楽(当時・楽太郎)の弟子として入門しており、「いつか名人となり、清原を抜いてやる」などと思っていたという。
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伊集院光:清原、残念とも違う…みんなと分けたい。みんなの感想と分けたい。清原自体のことよりも…同い年なんですよ。1967年、昭和42年生まれ。桑田、清原、伊集院光・松村邦洋、ピエール瀧、石野卓球あたりの時代ですよ。
それで、前も話したことあるんですけど、もう色んな方面から話したいんだけどさ。俺の中では、三遊亭円楽、当時・楽太郎のカバン持ちを始めた頃で、家の掃除とかやってるわけ。それで、師匠の家で飼ってた猫の銀ちゃんがお腹を下して、俺の掃除しなきゃいけない部屋中にクソをブリ撒いてるわけ(笑)
その時、清原は甲子園で3年生でスゲェホームランを打ってるわけ。俺は高校を中退して。退学届を出すのは後だけど、辞めるのを決めて、入門してすぐに師匠の家の掃除をやって、最初の3日くらいかな。「俺はもう、落語家の一員になった」って。それで、「あの笑点に出てる楽太郎師匠の部屋を掃除できてる」っていう喜びに満ちてるんだけど。
まぁ多分、一ヶ月経たない内に、少し面倒くさくなってるわけ。すぐに落語とか教えてもらえると思ったら。しかも、今日は銀ちゃんが猛烈にお腹を壊しているって状況なわけ。それで、拭いても拭いても、ウンコを撒いてる時に、カキーンってホームランを打ってるんですよ、清原が。
「いつか清原を抜いてやる」って思ったんです、その時に。「いつか抜きたい」って、本当に思ったんです。「プロ入りしても、鳴かず飛ばずのヤツだっているんだ」ってくらい、意地悪な目で見て。
こっちは、長く掛かるだろうけど。それは1年や2年ではならないだろうけど、もう辛抱して辛抱して、恐らく20年も経ったら、向こうは引退。野球もやらなくなってる頃に、俺は落語の名人になってるはずだ、みたいな。
これ、「今からそこに行ってウンコを拭くのは手伝ってやるから、色々もっとこじんまりとした考えにした方が良いよ」って(笑)落語も続けてないからな、お前は(笑)
その後、ある日またしばらく経ってから、やっと見習いが終わる頃に、みんなが同い年の人が高校3年生の正月くらいかな。また銀ちゃんが凄いウンコを漏らして。「なんだよ、このお腹の弱さは。良い餌食ってるくせに」ってなって。それで、「銀ちゃん、待って!」って言いながら。随分、銀ちゃんとも仲良くなってるから。
プリプリプリって漏らしてるのを、やっと拭き終わったって思ったら、また違うところでプリプリプリって。そしたら今度は、ゲロも吐きだして。猫飼ったことある人はみんな知ってるけど、猫は急に「吐きまーす!ウッ、ウッ…」って言い出すのよ。どの猫でも。
「今、ローゲーを作ってます」っていう(笑)「パッケージ作ってますんで、もうちょっと待っててくださいね。札持って、横のところで待っててくださいね」なんつって、待たされるわけ。
それでこっち側は、吐かれたら畳だから。落語だからイコール畳って、師匠、どうかと思うよ。ゲロ吐いたり、ウンコ漏らしたりすんだから、あのクソ猫は(笑)当時は思ってたよ、今よりリアルにね(笑)でも、言わないです。フローリングだったら拭きやすいのに。
どう考えてもそこダメだろってところで、「私、吐かせていただきます」ってなるわけ。しょうがねぇから、シートみたいなのを顎の下のところに持っていくわけ。そうすると、3・2・1で、横を向いて吐くわけ。「ふざけんなよ」って思って。
そしたら、そこで清原がまたテレビ出てて。たしかあの時は、ドラフトで指名されて、西武に行きます、みたいな話をしてて。それで、またイヤだ、と。ウンコをいつまでも片付けるのはイヤだ、と。
それこそ「高い年俸をもらって、これがピークっていう選手だっていっぱいいるんだからな」って思って。対抗意識を燃やすんだけど、もう1年後に新人で30本ホームランを打った頃には…相変わらず、猫はウンコ漏らしてるんだよ(笑)
猫はウンコもらしてるんだけど、対抗意識すらないよ。高卒1年目でホームランを30本打つってことは、それが最後だったとしても、その後、清原が一切ホームランを打たなかったとしても、そのままで解説者になれるし、伝説になれるはずだ、と。それで、その後ずっと打ち続けるわけ、清原が。バンバン打ち続けるじゃんか。
そこでもう、清原になんか追いつくはずもない。こっちは「これ以上、開かねぇだろ」っていう差があって。猫にフェイントかけられて、ゲロ吐かれてるより下に落ちるからね、落語をやめた辺りから、俺には何もねぇんだから。
清原のゲーム差なんか考えないじゃん。でも、こういうことになるのねっていう。こういうことに。
この経験は、小室哲哉さんがスゲェ売れてる時に、割りとニッポン放送でラジオをやってた時に、よく来てくれたんだよ。それで、長者番付が右肩上がりに上がって行って。本によっては、年収が25億あるとか書いてあって。俺は、その時に初めて貯金ができて、18万円かなんか貯金があって。「まぁ、縮まらねぇだろうな」と思うわけ。その時は、清原と違って目標にはしないんだけどさ。
でも、事業に失敗したりとかして、小室さん、落ち目になっちゃったりするからさ。そしたら、ある時、詐欺事件みたいなのに巻き込まれてさ。今、負債が5億円だ、と。こっち側の貯金は70万円くらい増えてるけど(笑)別に、俺が上がったわけじゃないけど、「一応、貯金だけでは逆転するんだ」みたいなことを思って。
今回の清原に関しては「同い年」ってことがあったから。よく落ち込む時に、「高校1年生で硬式野球部に入った」ってところまでの、お互いに16~7歳で硬式野球部に入ったってところまでは肩書が一緒なのに、みたいな意識があって。
それは冷静に考えたら、一緒でもなんでもないよ(笑)向こうはPL学園の4番として入ってくるから違うんだけど、比べやすい環境だから、軸にしたことがあるから。それで、「こういうことになっちゃうんだ」っていうね。
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