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伊集院光が語る「App Storeのグラビア系アプリ削除問題」
2010.06.01 (Tue)

「多分、ウチの事務所(ホリプロ)の女の子のグラビア写真集とかも、結構、長い間開発してたんですけどね。それで、アップル側もOKということで配信したのに、何ヶ月か経って、『アップルの方で方針が変わりましたので、こういうものは売れません』って言われちゃったみたいなんだよね」
「たぶん、工口いからだと思うんだけどね。だから、急に配信されなくなってしまったんです。でも、事務所やタレントは、かなり金を掛けるじゃないですか。配信に向けて、一生懸命努力するじゃないですか」
「ipadは、今後みんなが言うように、出版に関するメインストリートとなると思うんです。そういう存在になった場合、表現の基準は、アップル社に置かれるようなことになると思うんです。それで良いのかって問題はあるよね」と話していた。
さらに、以下のように伊集院光は語っていた。
「電子版の新聞とかを捲っていくと、日刊ゲンダイの『やる気まんまん』のオットセイだけ配信されないなんてことにもなりかねないじゃないですか。そんなの、俺にとっては日刊ゲンダイじゃないですよ」
「月300~500円くらいで、30種類くらいの新聞・雑誌が読み放題なんていう契約がsoftbankから出来るらしいんです。それはスゴイことだって思うんですよね。俺が毎日電車に乗る時間とかが一緒だったら、絶対に契約すると思うんです」
「だけど、その中で『このコンテンツはダメ』『これはアリ』って判断をアップルがしていくと、東スポの玉門占いが掲載されないなんてこともあるわけじゃないですか。1会社によって、新聞の内容の選別がなされるわけですね」
「紙面による媒体を書く要員と、電子版のものを書く要員が、同じだけいるなんてことはないと思うんです。最後の出力だけを、紙面ベースにするのか、電子媒体にするのか、それを決めるのだとおもうんです。でも、その内に『電子媒体の方が売れる』ってことになっていくと思うんですよね」
「そうなったときに、『書きたいけど電子版の媒体では載せられない(コンテンツが不適と判断され、削除されてしまう)…』ってことになったら、その記事を書く人員は、どんどん縮減されていくと思うんです」
「読者の側が、そういった(コンテンツの)好き嫌いで判別するんなら良いんですけど、(アップル)会社の側が権限はあってしかるべきかどうかですよね。そういうことをはっきりするべきですよね。『我々は検閲します』といったことをグダグダにしたまま、『売れるから良いじゃん』ってなっちゃうとイヤですよね」と語っていた。
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