オードリー若林「寂しすぎる休日」
2010.05.23 (Sun)

「部屋の掃除をしたんですけど、その後に出かけたいわけですよ。肩には一眼レフのカメラを掛けて、凍らした午後の紅茶をカバンに入れ、帽子を深めに被ってね。ヘッドホンもして。お気に入りの靴を履いてね」
「まず、日曜日に神宮外苑前に行きました。バッティングセンターに行ったんですけど、大賑わいで。ストラックアウトのコーナーがあって、そこには誰もいなかったんです。9枚を全部とりたかったので、1時間半くらい居ました。そこで僕は思いました。最初に真ん中を抜いてしまうとやりにくいということに。それを、声を出して言いました」
「肩もパンパンで、肘もギチギチです。スゲェ金を使いました。1人で、かなり大きめの声で『最初に5を抜いてしまうと、後にキツくなるな』って言いました。1人ですよ」
「その後、散歩しながら千鳥ヶ淵に行ったんですよ。あんまり話したことはないですけど、公園マニアっていうか、公園が好きなんですよ。高校の頃からなんですけど、1人で公園を歩き回るのって好きなんですよ」
「千鳥ヶ淵で、綺麗な花を一眼レフカメラで撮ったりしながらね。午後の紅茶が凄く美味しくてね。そのまま、家に帰りました。あのマークの女の人にキスしちゃうくらいですよ。…好きな公園っていうのもあって、千鳥ヶ淵、浜離宮、日比谷公園、新宿御苑、深大寺、野上公園なんかも好きなんです」
「でも、その日の気分は千鳥ヶ淵だったんです。千鳥ヶ淵には、シングルベッドくらいの石があるんです。その石が、昼間の熱を帯びて気持ちいいんですよね。昼間の2時に寝て、起きたら夕方の6時15分でした」
さらに、若林は以下のように語っていた。
「その日の夜は、家に帰って西加奈子の小説(『炎上する君』など)を読んで号泣していました。泣けるんですよ。それで次の日に市ヶ谷を散歩しました。クリームパンと午後の紅茶を楽しみながらね」
「その後に、国立演芸場に行きました。昼間の1時から落語を楽しみました。2回くらい笑って。落語ですからね。落語ですし、こっちも、一応は漫才とかやらせてもらってますのでね。2回くらい笑いました」
「1ヶ所は、真打ち昇進記念高座がありまして、そこで『こいつ(真打ち昇進した落語家)は、とにかく落語を勉強する男です。落語家には、勉強するか、笑点にでるか、2つに1つしかありませんから』って言うんですよ。そこで、大爆笑ですよ」
「それで、落語を聴いて、『最後の噺、初めて聞いたけど、なんて噺かな?』ってことを独り言で言ってました。なんせ1人ですから。前日は誰にも会ってませんから」
「その後は、落語資料館に行ったんですよ。始めていきましたよ。そこに、『落語体験コーナー』ってあったんですよ。何だろうかって覗いたら、座布団が畳の上に敷いてあっただけ。それで、『座布団だけかい!』って言ってツッコんで座ったんですよ」
「正座して、『饅頭恐い』のオチだけ言いましたよ。『ここらで1杯お茶が恐い』って言って。1人ですよ。頭の中では、緞帳が下がってくるイメージですよ。それを8回くらいやりましたね。誰もいませんよ。それを1人でやり続けました」と話していた。
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