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爆笑問題・太田、海外ドラマに見る「死」の軽さで実感した日米の違い「日米同盟と言えどあの感覚にはなれない」

2015.11.25 (Wed)
2015年11月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)において、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、アメリカのクライム・サスペンスなどを扱ったドラマを観て、その「死」の軽い扱いに驚いたと語っていた。

太田はさらに、アメリカドラマでの「死」の扱いは日本人の感覚とは異なり、日本のドラマで事件は、もっと重大なこととして描かれていると指摘。

その流れから、日米同盟の中で、「駆けつけ警護で自衛隊が行っても、もうちょっと丁寧に判断するんじゃないか」「日本人の自衛官っていうのは、滅多やたらなことはしないんじゃないかなって。『戦争に巻き込まれる』なんて話あるじゃない?でも、決してそういう風にはなり得ないんじゃないかな」などと語っていた。

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太田光:この間、マミ&マイケル(『バイリンガルニュース』)を聴いてた時に、俺が『ジュラシック・ワールド』って言ってて、その話の流れから、アメリカドラマのCSIとか、ああいうのを観ていて、死体とかがリアルだって話になってて。

田中裕二:うん。

太田光:「それと、クライム物のドキュメンタリーに映る死体が、変わらない」と。

田中裕二:うん。

太田光:ドラマで観ているものと。それって結構、怖いことっていうか。慣れちゃってて。「本物を観ているようだ」って話をしてて。

田中裕二:なるほどね。

太田光:俺もそれはずっと感じてて。ここんところ、それを観る機会が多いんですよ。

田中裕二:うん。

クライム・サスペンスが多いアメリカドラマ

太田光:それこそ、CSIとか、調査官のドラマとか、まぁとにかくアメリカのドラマって、クライム・サスペンスみたいなのが多いんですね。

田中裕二:うん。

太田光:『BONES』とかね。いつからですかね。『24 -TWENTY FOUR-』あたりから、ああいう…

田中裕二:テレビドラマの連続のヤツね。

太田光:アメリカドラマって、レベルが上がったじゃないですか。

田中裕二:映画的な感じでお金をかけてね。

太田光:うん。それを観ているとね、CSIが終わると、今度は『ロー・アンド・オーダー』とかが始まって。そうするとね、段々、うんざりしてくるんだよね。

田中裕二:ああ。

太田光:アメリカドラマを観てて。どんだけ殺しが多いんだ、と。「この国、ダメなんじゃないか」って思うんだよね。しかも、簡単に殺すでしょ?

田中裕二:まあまあね。

太田光:しかもイヤなのが、『BONES』とか他のドラマもそうなんだけど、最初に内臓とか出てくるんだよ。そこで捜査員がピザ食ってたりしてんのね。そういう演出なわけ。それで、軽口飛ばしたりするわけ。

田中裕二:うん。

太田光:死体を目の前にして、「昨日、カミさんと揉めてよ」なんて。

田中裕二:日常ですよ、みたいなね。

太田光:「俺、平気」みたいな。そういうの「もう分かったから」みたいな。「お前ら平気なんだろ、ここでピザ食えるんだろ?分かった、分かった」みたいな。「そのくだりいいから」みたいな気持ちになってくるのね。「それ平気なこと、別に偉くないよ」って。

田中裕二:「そういう世界ですよ」っていうね。

太田光:それは分かるよ。日本のドラマだって、『太陽にほえろ!』だってさ、山さんが白手袋で来て、新人が「オエッ」って。「向こうで吐いてこい」っていう。そんなの昔からあって。「もう、それいいから。お前、そこでピザ食うんでしょ、分かった、ピザ食えるのね」っていう。

田中裕二:はっはっはっ(笑)

太田光:「そういう冗談を言えちゃうのね、こういうところで」っていう。だけど、なんかやっぱりアメリカと日本の温度差があるんだよね。

田中裕二:うん。

事件の重みが違う日米のドラマ

太田光:やっぱり日本で今も『相棒』とかやってるけど、もうちょっと重大じゃん、事件っていうものが。

田中裕二:うん。

太田光:もうちょっと重大で、深刻な問題じゃん。だから、一番イヤなのが、日本でそれを真似して欲しくないんだよね。

田中裕二:ああ。

太田光:日本のドラマで平気な会話とか。日本人やらないよ、そういうことあまり。

田中裕二:刑事はちゃんと手を合わせてやるからね。

太田光:だから、そういうの観てると、日常の事件も警官が発砲したりっていうのはあるじゃない?

田中裕二:はい、はい。ありますよね。リアルに。

太田光:それが実際に映ってるじゃない?YouTubeやなんかで。そうすると、簡単に撃てるじゃない。

田中裕二:うん。

太田光:そうすると、「アメリカって大丈夫か?」って思っちゃうんだよね。ドラマを通してでしかないけど。こんなこと平気、日常なんだろうなっていうのが、凄く感じるんだよね。

田中裕二:うん。

太田光:俺らが子供の頃のアメリカのドラマ、『刑事コジャック』だ『刑事コロンボ』だって、もうちょっと命の重さがありましたよね。

田中裕二:そうだね。物凄い計画を立てて、綿密にして。

太田光:『コロンボ』なんかね。『コジャック』なんか、「世界一犯罪の多い都市…」みたいなんで始まるんだけど、それでもやっぱりコジャックは、もうちょっと悲しんでましたよ。

田中裕二:うん。

太田光:ああいうのって、よくよく考えてみれば、俺らが最初面食らったのは、『ダーティハリー』くらいかなって。無差別みたいな。そういうのって。『ダーティハリー』とかじゃないかなって。

田中裕二:うん。

太田光:『ダーティハリー』ですら、型にはまらない刑事っていうか、「アイツは手に負えない」って設定だったじゃん。アレは、カウボーイなんです。現代のガンマンなんです。

田中裕二:うん。

太田光:今は『ダーティハリー』以上の連中が、感覚的には死体と面と向かって。

田中裕二:うん。

太田光:あと、一つ思ったのは女性が増えたんですよね。女性刑事とか。

田中裕二:ああ、はいはい。

太田光:そうすると、余計にそれを感じるの。女性捜査官とかが、平気で指揮をとってたりして。男の刑事が「ヘイ、ボス」なんて言って。

田中裕二:うん(笑)

太田光:『コールドケース』かな。そういうのを観てると、「ああ、随分アメリカってヤバイ方向にきてんじゃねぇかな」って、ドラマを通して観ちゃうね。

田中裕二:まぁだって、銃乱射事件みたいなのがしょっちゅうあるから。

同盟の中でも異なる日米の精神性

太田光:いや、だからそう考えると、割と簡単に発砲するじゃない。日本の警官だって、銃を携帯してて、練習もしてるけど、滅多なことで日本の警察は発砲しないでしょ。発泡スチロール…なんだよ、今のダジャレは。

田中裕二:お前が言ったんだろ(笑)

太田光:それを考えると…日本とアメリカの文化の違いとか社会の違いを考えると、日米同盟とかって言うけどさ、「あの感覚と一緒にはなれないだろうな」って気がするね。

田中裕二:まぁ、銃社会だからね。

太田光:銃社会だから。日本の自衛隊だって、よっぽど慎重ですよ。

田中裕二:それはそうでしょ。

太田光:同じ感覚で合同演習とかやってるけど、果たして同じ感覚で戦地で出来るかなって言ったら…そういう意味では、逆に言うと、たとえば駆けつけ警護やなんかって日本の自衛隊が行っても、もうちょっと丁寧に判断するんじゃないかって気がして。逆に、日本人の精神性っていうのを信頼できちゃって。

田中裕二:うん。

太田光:たとえばそういうことがあったとしても、安倍さんがそういうことになったとしても、日本人の自衛官っていうのは、滅多やたらなことはしないんじゃないかなって。「戦争に巻き込まれる」なんて話あるじゃない?でも、決してそういう風にはなり得ないんじゃないかなって気はしてるんだけどね。

田中裕二:うん。

太田光:逆に安心してますよ…穿いてますよ。

田中裕二:何言ってんだよ(笑)

太田光:どうしたって、あの感覚にはなれないですよ。

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タグ : 爆笑問題,太田光,田中裕二,

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