世界は数字で出来ている

2014年03月12日放送のBS朝日の番組『恋するドライブ』(毎週水 23:29 - 24:00)にて、歌手の華原朋美が作曲家・音楽家の小室哲哉との恋について語っていた。

DREAM ~TOMOMI KAHARA CONCERT 2013~


渡辺真理：華原朋美ちゃんのような、スターダムに駆け上がっていくのを経験している人なんて、まぁいないわけで。それって、どんな感覚なの？「はっ」って気づいたら、一夜にしてみんなが知ってて、「キャ～」って言ってる感覚って、どんなだったの？

華原朋美：うーん…そうですね。アノ時ですよね。

渡辺真理：『I believe』とか『I'm proud』とか。

華原朋美：あの時、私も現実がよくわからなくなってたかも知れないですよね。テレビを付けてて、コマーシャルがたくさん流れてたりとか。

渡辺真理：うん。

華原朋美：自分が自分をテレビで観てるって。最初は嬉しくって、楽しかったんですけど。

渡辺真理：うん。

華原朋美：どんどんそこに麻痺していくんで、今では恐ろしい媚薬的なものが潜んでますね(笑)

渡辺真理：段々慣れていってしまうんだね。

華原朋美：長く続かないんですよね。良いことってずっと続かないから、良いことを続けるための努力が必要じゃないですか。そういうことさえも理解できなくなってて。

渡辺真理：うん。

華原朋美：自分で「こうしなきゃいけない、努力していかなければこれを維持できないんだ」ってことが分からなかったんで。

渡辺真理：どこかで、不安ってあったの？一夜にしてスターになって、アイドルになってシンデレラになるって…その時、不安ってあったの？

華原朋美：不安ですか？

渡辺真理：いつか終わってしまうんじゃないか、この先どうなるんだろうか、とか。