爆笑問題・太田、立川談志が老いで苦悩する姿に「こうはなりたくない」と思っていたと告白「辛すぎる」
2015.06.24 (Wed)
2015年6月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、落語家・立川談志の老いで若かりし頃の落語ができなくて苦悩する姿を見て、「こうはなりたくない」と思っていたと明かした。
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太田光:衰えみたいなことに、みんな恐怖を覚えてるけど。俺は別に、いい年して敏感でいたくないっていう(笑)
田中裕二:まあね。
太田光:もうコリゴリ、みたいな。悩んだり、傷ついたりしたくない。鈍感になりたいし。
田中裕二:ああ。
太田光:今はもうとっくに平気になってるけどね。「いつまでも若くありたい」って、何が良いんだろうって思っちゃうよね。
田中裕二:まあね。俺はたとえば、野球やったり、ゴルフを遊びでやったりするわけじゃない?
太田光:うん。
田中裕二:それで、あからさまに年をとっているとさ…ゴルフは、年をとっても平気だけど、野球とかどんどん下手になるから。
太田光:野球選手じゃないよね。
田中裕二:選手じゃないし、それでメシを食ってるわけでもないけど。でも、それはイヤなのはイヤよ。球が遅くなるのとか。あと、動体視力が悪くなってるから。選球眼が悪いのとかはイヤなのはイヤだよ。脚も遅くなりたくないとかはあるよ。でも、それはたまにやる草野球のレベルだから。
太田光:漫才は?
田中裕二:滑舌悪くなったり、この間もあったけど、ネタを忘れたりはイヤだよ。
太田光:ああ、そう?
田中裕二:それはイヤでしょ?
太田光:俺、良いんだよね。ぶっちゃけ(笑)ぶっちゃけ良いんだよね。別に、鋭いネタとかやりたくねぇし(笑)
田中裕二:ふふ(笑)ただ、滑舌悪いのはイヤでしょ?
太田光:どうでも良い。
田中裕二:だって、せっかく考えたボケが失敗で伝わらないとか。
太田光:それは残念だけど、滑舌悪くても、そういうことでも良い漫才師でありたいなって。どうせ、続けるし。
田中裕二:うん(笑)
太田光:どうせ続けるし、良いんじゃない?
田中裕二:分かるよ。特に太田さんは前からね、そういう「(古今亭)志ん生師匠の落語が…」みたいな話も聞いてるし。
太田光:うん。
田中裕二:その感覚は分かるなって。
太田光:だから、俺は談志師匠に「お前な、絶対に悩みだすぞ」って言われてたけど、俺は、そこは談志師匠とは違うと思うんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:談志師匠は、そこで悩んでたから。相当、若い頃の落語がもうできないっていう。ああいう落語ができないっていう。そこで、凄い自分を責めてたけど。
田中裕二:うん。
太田光:もう、俺はその苦悩する談志師匠を見てて、「こうはなりたくない」って思ってたね。辛すぎるって。
田中裕二:うん。
太田光:でも、なれないだろうし、そこまで敏感でいられないよね。
田中裕二:うん。
太田光:だから、それが全部だね。
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太田光:衰えみたいなことに、みんな恐怖を覚えてるけど。俺は別に、いい年して敏感でいたくないっていう(笑)
田中裕二:まあね。
太田光:もうコリゴリ、みたいな。悩んだり、傷ついたりしたくない。鈍感になりたいし。
田中裕二:ああ。
太田光:今はもうとっくに平気になってるけどね。「いつまでも若くありたい」って、何が良いんだろうって思っちゃうよね。
田中裕二:まあね。俺はたとえば、野球やったり、ゴルフを遊びでやったりするわけじゃない?
太田光:うん。
田中裕二:それで、あからさまに年をとっているとさ…ゴルフは、年をとっても平気だけど、野球とかどんどん下手になるから。
太田光:野球選手じゃないよね。
田中裕二:選手じゃないし、それでメシを食ってるわけでもないけど。でも、それはイヤなのはイヤよ。球が遅くなるのとか。あと、動体視力が悪くなってるから。選球眼が悪いのとかはイヤなのはイヤだよ。脚も遅くなりたくないとかはあるよ。でも、それはたまにやる草野球のレベルだから。
太田光:漫才は?
田中裕二:滑舌悪くなったり、この間もあったけど、ネタを忘れたりはイヤだよ。
太田光:ああ、そう?
田中裕二:それはイヤでしょ?
太田光:俺、良いんだよね。ぶっちゃけ(笑)ぶっちゃけ良いんだよね。別に、鋭いネタとかやりたくねぇし(笑)
田中裕二:ふふ(笑)ただ、滑舌悪いのはイヤでしょ?
太田光:どうでも良い。
田中裕二:だって、せっかく考えたボケが失敗で伝わらないとか。
太田光:それは残念だけど、滑舌悪くても、そういうことでも良い漫才師でありたいなって。どうせ、続けるし。
田中裕二:うん(笑)
太田光:どうせ続けるし、良いんじゃない?
田中裕二:分かるよ。特に太田さんは前からね、そういう「(古今亭)志ん生師匠の落語が…」みたいな話も聞いてるし。
太田光:うん。
田中裕二:その感覚は分かるなって。
太田光:だから、俺は談志師匠に「お前な、絶対に悩みだすぞ」って言われてたけど、俺は、そこは談志師匠とは違うと思うんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:談志師匠は、そこで悩んでたから。相当、若い頃の落語がもうできないっていう。ああいう落語ができないっていう。そこで、凄い自分を責めてたけど。
田中裕二:うん。
太田光:もう、俺はその苦悩する談志師匠を見てて、「こうはなりたくない」って思ってたね。辛すぎるって。
田中裕二:うん。
太田光:でも、なれないだろうし、そこまで敏感でいられないよね。
田中裕二:うん。
太田光:だから、それが全部だね。
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