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田村淳×新宅広二、動物たちの楽園になっているチェルノブイリ・福島「動物が放射能より棲みづらい要因は人間か」
2015.01.21 (Wed)
2015年1月19日放送の文化放送系の番組『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB』(毎週月 21:00 - 21:30)にて、生態科学研究機構・新宅広二理事長がゲスト出演し、チェルノブイリおよび福島県の原発周辺の状況について語っていた。
危険生物最恐図鑑 新宅広二

新宅広ニ:最近、ちょっと興味持ってるのは…ちょっと去年、福島に行ってきたんですね。
田村淳:うん。
新宅広ニ:その前に、ちょっと色々調べると、チェルノブイリ周辺が、野生動物の楽園に今、なってるんですよ。
田村淳:へぇ。
新宅広ニ:絶滅したはずの大型野生動物が、全部、あそこに集まって来ちゃって。
田村淳:チェルノブイリに?それはなんでですか?人がいないからですか?
新宅広ニ:それが分からなくて…多分、「人間の影響」としか説明がないので。
田村淳:そうかぁ。
新宅広ニ:それを考えると、強い放射能より、人の影響がどれだけ大きいかっていう。ショッキングな状況になってて(笑)
田村淳:へぇ。それ、興味深いですね。
新宅広ニ:はい。
田村淳:チェルノブイリの周りには、今、動物がたくさん集まってきてて…
新宅広ニ:たとえばですけど、馬の原種でモウコノウマ(蒙古野馬)っていう、モンゴルとかにいる馬なんですけど、アレ、一回、野生で絶滅してるんですよ。
田村淳:はい。
新宅広ニ:それが今、チェルノブイリの周りに(笑)
田村淳:いるんですか?絶滅したのに?
新宅広ニ:それを動物園で復活させたヤツを、実は一部放しているんですけど。でも、随分、離れた位置なのに、みんなチェルノブイリの方向に行ってるんですよね。
田村淳:へぇ。
新宅広ニ:大きいヒグマとか、狼とかビーバーとか。あの地域で一回、絶滅したヤツが、戻ってきてるんですよね。
篠田恵里香:不思議。
新宅広ニ:なんか、怖いっちゃ怖いですし。
田村淳:となると、福島の第一原発の周りの、もしかして森とかに、動物たちが集まり始めてるかも知れない?
新宅広ニ:それを自分の目で見に行きたくなって、行ってみたんですけど。
田村淳:あ、行ったんですか?
新宅広ニ:行きました、行きました。
田村淳:どうでした?
新宅広ニ:そしたらですね、小鳥がさえずって、お花畑で凄い緑が綺麗なんですけど、ガイガーカウンターだけが振り切ってるっていう。
田村淳:放射能は出続けているけども…
新宅広ニ:それは痛いとか苦しいとかじゃないじゃないですか。だから、本当に楽園というか。とてもそういうところに見えないんですけど、いないのが人間だけっていう。SFみたいな(笑)
田村淳:動物たちにとって言えば、人間がいることの方が、一番棲みづらい要因になってるってことですよね?
新宅広ニ:そういうことになっている気がしましたね。
田村淳:それは映像に記録してたりするんですか?
新宅広ニ:撮ったりはしますけど、あまりそこに長く留まれないので。
田村淳:うん。
新宅広ニ:なかなか難しいですけどね。
田村淳:原子力発電所が、すぐに問題解決できるわけじゃないから、しばらく放射能は出続けるわけじゃないですか。
新宅広ニ:はい。
田村淳:そうなると、なかなか人が立ち入ることができない場所は、ここからさらに動物が増える可能性があるってことですよね。
新宅広ニ:そうでしょうね。それと、奇形が生まれたりするのかって。
田村淳:放射能の影響で。
新宅広ニ:チェルノブイリに関しては、あまり…
田村淳:出ないんですか?
新宅広ニ:そういうふうに言われてるんですね、実は。あまり他の地域と差がないって言われてて。
田村淳:へえ。
新宅広ニ:モンスター的なのが出てなかったりして。
田村淳:動物には、影響がない?
新宅広ニ:影響がないわけではないんですけど、その前に寿命で死んじゃうみたいですね。20年くらいだと、我々は長生きするから、たくさん影響を受けるんですけど。
田村淳:うん。
新宅広ニ:10~20年しか生きない生き物は。
田村淳:その影響を受ける前に、寿命が来ちゃう?
新宅広ニ:…と考えられていますね。
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危険生物最恐図鑑 新宅広二

新宅広ニ:最近、ちょっと興味持ってるのは…ちょっと去年、福島に行ってきたんですね。
田村淳:うん。
新宅広ニ:その前に、ちょっと色々調べると、チェルノブイリ周辺が、野生動物の楽園に今、なってるんですよ。
田村淳:へぇ。
新宅広ニ:絶滅したはずの大型野生動物が、全部、あそこに集まって来ちゃって。
田村淳:チェルノブイリに?それはなんでですか?人がいないからですか?
新宅広ニ:それが分からなくて…多分、「人間の影響」としか説明がないので。
田村淳:そうかぁ。
新宅広ニ:それを考えると、強い放射能より、人の影響がどれだけ大きいかっていう。ショッキングな状況になってて(笑)
田村淳:へぇ。それ、興味深いですね。
新宅広ニ:はい。
田村淳:チェルノブイリの周りには、今、動物がたくさん集まってきてて…
新宅広ニ:たとえばですけど、馬の原種でモウコノウマ(蒙古野馬)っていう、モンゴルとかにいる馬なんですけど、アレ、一回、野生で絶滅してるんですよ。
田村淳:はい。
新宅広ニ:それが今、チェルノブイリの周りに(笑)
田村淳:いるんですか?絶滅したのに?
新宅広ニ:それを動物園で復活させたヤツを、実は一部放しているんですけど。でも、随分、離れた位置なのに、みんなチェルノブイリの方向に行ってるんですよね。
田村淳:へぇ。
新宅広ニ:大きいヒグマとか、狼とかビーバーとか。あの地域で一回、絶滅したヤツが、戻ってきてるんですよね。
篠田恵里香:不思議。
新宅広ニ:なんか、怖いっちゃ怖いですし。
田村淳:となると、福島の第一原発の周りの、もしかして森とかに、動物たちが集まり始めてるかも知れない?
新宅広ニ:それを自分の目で見に行きたくなって、行ってみたんですけど。
田村淳:あ、行ったんですか?
新宅広ニ:行きました、行きました。
田村淳:どうでした?
新宅広ニ:そしたらですね、小鳥がさえずって、お花畑で凄い緑が綺麗なんですけど、ガイガーカウンターだけが振り切ってるっていう。
田村淳:放射能は出続けているけども…
新宅広ニ:それは痛いとか苦しいとかじゃないじゃないですか。だから、本当に楽園というか。とてもそういうところに見えないんですけど、いないのが人間だけっていう。SFみたいな(笑)
田村淳:動物たちにとって言えば、人間がいることの方が、一番棲みづらい要因になってるってことですよね?
新宅広ニ:そういうことになっている気がしましたね。
田村淳:それは映像に記録してたりするんですか?
新宅広ニ:撮ったりはしますけど、あまりそこに長く留まれないので。
田村淳:うん。
新宅広ニ:なかなか難しいですけどね。
田村淳:原子力発電所が、すぐに問題解決できるわけじゃないから、しばらく放射能は出続けるわけじゃないですか。
新宅広ニ:はい。
田村淳:そうなると、なかなか人が立ち入ることができない場所は、ここからさらに動物が増える可能性があるってことですよね。
新宅広ニ:そうでしょうね。それと、奇形が生まれたりするのかって。
田村淳:放射能の影響で。
新宅広ニ:チェルノブイリに関しては、あまり…
田村淳:出ないんですか?
新宅広ニ:そういうふうに言われてるんですね、実は。あまり他の地域と差がないって言われてて。
田村淳:へえ。
新宅広ニ:モンスター的なのが出てなかったりして。
田村淳:動物には、影響がない?
新宅広ニ:影響がないわけではないんですけど、その前に寿命で死んじゃうみたいですね。20年くらいだと、我々は長生きするから、たくさん影響を受けるんですけど。
田村淳:うん。
新宅広ニ:10~20年しか生きない生き物は。
田村淳:その影響を受ける前に、寿命が来ちゃう?
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