武井壮、大相撲に眠る一攫千金のチャンスについて解説「基本給+星の数によるボーナスが現役中ずっと加算」
2014.11.29 (Sat)
2014年11月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、タレント・アスリートの武井壮が、大相撲でまさに一攫千金とも言える収入が見込める可能性がある、と語っていた。
FORTY (フォーティー)
武井壮:大相撲のお金事情を調べてきました。赤江さん、横綱のお給料ってどのくらいだと思います?
赤江珠緒:横綱は凄いんでしょう?
武井壮:はい。横綱に限らず力士・関取・十両以上の選手は、毎月定期給与が支払われるんですね、日本相撲協会から。横綱の月給は、大体どれくらいだと思います?
赤江珠緒:200万円?
武井壮:282万という。
赤江珠緒:おお!
武井壮:月給ですよ。では、十両になった関取は、いくらだと思います?
赤江珠緒:50万?
武井壮:100万です。
赤江珠緒:100万?
武井壮:100万を超えてます。これが、最低の基本給なんですよ。
赤江珠緒:へえ。
武井壮:さらに、報奨金というのがあって。これは基本給とはまた別のもので、勝ち越しなんかで基本の額が、どんどん加算されていくシステムになっているんですよ。
博多大吉:はい。
武井壮:金星ってあるじゃないですか。平幕の力士、が役付きの力士…横綱、大関を倒したら、金星というものになるという。この金星をプラスしていくたびに、いくらかずつ、ちょっとずつ基本給に上乗せされているんですよ。
赤江珠緒:ほう。
武井壮:毎月もらえる分が、一生分、その額がプラスされていくんですよ。
赤江珠緒:え!?一生分?
武井壮:そうなんです。毎回、もらう額にプラスされる。
博多大吉:本当の意味での金星なんですよね。
赤江珠緒:金星をとるということは、凄い大事なことですね。
武井壮:さらにそれだけではなくて、いろいろなことでプラスされていくんですよ。まず、勝ち越しの星の数。たとえば、10勝5敗だと5になります。
赤江珠緒:はい。
武井壮:昔は、1つに付き0.5円で、2.5円のプラスになるんです。でも今は、その4,000倍なんですよ。
博多大吉:どういうこと!?
武井壮:だから、10勝5敗した力士は、2.5×4000で、次の場所からずっと1万円増える、と。そして、金星1個に付き、昔だと10円。今だと4万円増えるんですよ。
博多大吉:おお!
武井壮:一つの場所で、金星を2つとって10勝5敗だった平幕の力士は、1+4+4=9万円手取りが増える。だから、年間で言ったら、12回かけて108万円で、加えてボーナスが2回ずつあるらしいんですよ。
博多大吉:ボーナスも!?
武井壮:年に2回、2ヶ月分入るらしいんですよ。
赤江珠緒:へえ。
博多大吉:それだけ、食費であったりいろいろなものはお金がかかるでしょうから。
武井壮:お金はかからないんですよ。力士は、部屋にいる限りは部屋代はかからないし、食費も全部無料。
赤江珠緒:そうか。
武井壮:生活費はゼロ。
博多大吉:横綱とかは、別のところに住んでるんですかね。
武井壮:自分の家がありますが、部屋にも個室がありますし。下の力士は雑魚寝でやっていくわけですけれども。まあ、お金がかからない。しかも、大相撲の良いところは、とにかく何の能力がなくても受かる可能性があるという。
赤江珠緒:ちょっと待って(笑)
博多大吉:乱暴な(笑)
武井壮:相撲を全くやったことがない人でも、新弟子検査で基準に達していれば、合格する可能性があるわけですから。
赤江珠緒:体力テストみたいなのはないんですか?
武井壮:「身長167cm以上体重67kg以上、そして23歳未満。もしくは大相撲協会が指定している社会人、もしくは大学のアマチュア大会で一定の成績を残した人は25歳未満」という規定がありまして。
赤江珠緒:へえ。
武井壮:健康診断で問題なければ、大体、新弟子検査に合格します。ちょっと前に、育盛(そだちざかり)って力士が入りましたね。体重が60kgくらいしかなくて「どんどん体重を伸ばしていくぞ」と言ったら、次の場所で5kg痩せて辞めてしまったという(笑)そういう力士がいたくらいで、全然相撲が強くなくてもなれるという職業でもあるんです。
赤江珠緒:へぇ。
武井壮:さらに番付があがっていくまで、力がないうちはずっとお部屋で食事を食べさせてくれる、福利厚生が完璧なスポーツなんですね。
赤江珠緒:そういう見方をすると、なるほど変わってきますね。
武井壮:これは魅力的でしょ。だから23歳以下で健康なのだけれども、今やっているスポーツをまあまあな成績残したのだけれでも、ちょっともう無理かもしれないとあきらめがちな選手は、ぜひ新弟子検査に行って下さい。
博多大吉:ははは(笑)
武井壮:日本の優秀な小中高のアスリート達が、若い頃に出会ったスポーツだけに固執しがちで、他のスポーツに目を向けていないんです。
赤江珠緒:はい。
武井壮:スポーツというか、伝統ある我々の国技もありますし。最近だと7人制のラグビーとか、オリンピックにまだ全然選手が足りていないと。
赤江珠緒:そうですか。
武井壮:吉田監督も「まだまだ募集している」と。
赤江珠緒:うん。
武井壮:「陸上で10秒台で走れる人で、もう陸上は無理だと思っている人は、バンバン来て欲しい」って言ってました。どんどん訪ねて行って下さい。
博多大吉:そこから、ものになるかならないかは別にしてね。
武井壮:そうですね。1つのスポーツだけを生業にしていくアスリート時代はもう終焉を迎え、どんどん競技間を泳ぎ渡るアスリートが増えていくことを願っております。
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FORTY (フォーティー)
武井壮:大相撲のお金事情を調べてきました。赤江さん、横綱のお給料ってどのくらいだと思います?
赤江珠緒:横綱は凄いんでしょう?
武井壮:はい。横綱に限らず力士・関取・十両以上の選手は、毎月定期給与が支払われるんですね、日本相撲協会から。横綱の月給は、大体どれくらいだと思います?
赤江珠緒:200万円?
武井壮:282万という。
赤江珠緒:おお!
武井壮:月給ですよ。では、十両になった関取は、いくらだと思います?
赤江珠緒:50万?
武井壮:100万です。
赤江珠緒:100万?
武井壮:100万を超えてます。これが、最低の基本給なんですよ。
赤江珠緒:へえ。
武井壮:さらに、報奨金というのがあって。これは基本給とはまた別のもので、勝ち越しなんかで基本の額が、どんどん加算されていくシステムになっているんですよ。
博多大吉:はい。
武井壮:金星ってあるじゃないですか。平幕の力士、が役付きの力士…横綱、大関を倒したら、金星というものになるという。この金星をプラスしていくたびに、いくらかずつ、ちょっとずつ基本給に上乗せされているんですよ。
赤江珠緒:ほう。
武井壮:毎月もらえる分が、一生分、その額がプラスされていくんですよ。
赤江珠緒:え!?一生分?
武井壮:そうなんです。毎回、もらう額にプラスされる。
博多大吉:本当の意味での金星なんですよね。
赤江珠緒:金星をとるということは、凄い大事なことですね。
武井壮:さらにそれだけではなくて、いろいろなことでプラスされていくんですよ。まず、勝ち越しの星の数。たとえば、10勝5敗だと5になります。
赤江珠緒:はい。
武井壮:昔は、1つに付き0.5円で、2.5円のプラスになるんです。でも今は、その4,000倍なんですよ。
博多大吉:どういうこと!?
武井壮:だから、10勝5敗した力士は、2.5×4000で、次の場所からずっと1万円増える、と。そして、金星1個に付き、昔だと10円。今だと4万円増えるんですよ。
博多大吉:おお!
武井壮:一つの場所で、金星を2つとって10勝5敗だった平幕の力士は、1+4+4=9万円手取りが増える。だから、年間で言ったら、12回かけて108万円で、加えてボーナスが2回ずつあるらしいんですよ。
博多大吉:ボーナスも!?
武井壮:年に2回、2ヶ月分入るらしいんですよ。
赤江珠緒:へえ。
博多大吉:それだけ、食費であったりいろいろなものはお金がかかるでしょうから。
武井壮:お金はかからないんですよ。力士は、部屋にいる限りは部屋代はかからないし、食費も全部無料。
赤江珠緒:そうか。
武井壮:生活費はゼロ。
博多大吉:横綱とかは、別のところに住んでるんですかね。
武井壮:自分の家がありますが、部屋にも個室がありますし。下の力士は雑魚寝でやっていくわけですけれども。まあ、お金がかからない。しかも、大相撲の良いところは、とにかく何の能力がなくても受かる可能性があるという。
赤江珠緒:ちょっと待って(笑)
博多大吉:乱暴な(笑)
武井壮:相撲を全くやったことがない人でも、新弟子検査で基準に達していれば、合格する可能性があるわけですから。
赤江珠緒:体力テストみたいなのはないんですか?
武井壮:「身長167cm以上体重67kg以上、そして23歳未満。もしくは大相撲協会が指定している社会人、もしくは大学のアマチュア大会で一定の成績を残した人は25歳未満」という規定がありまして。
赤江珠緒:へえ。
武井壮:健康診断で問題なければ、大体、新弟子検査に合格します。ちょっと前に、育盛(そだちざかり)って力士が入りましたね。体重が60kgくらいしかなくて「どんどん体重を伸ばしていくぞ」と言ったら、次の場所で5kg痩せて辞めてしまったという(笑)そういう力士がいたくらいで、全然相撲が強くなくてもなれるという職業でもあるんです。
赤江珠緒:へぇ。
武井壮:さらに番付があがっていくまで、力がないうちはずっとお部屋で食事を食べさせてくれる、福利厚生が完璧なスポーツなんですね。
赤江珠緒:そういう見方をすると、なるほど変わってきますね。
武井壮:これは魅力的でしょ。だから23歳以下で健康なのだけれども、今やっているスポーツをまあまあな成績残したのだけれでも、ちょっともう無理かもしれないとあきらめがちな選手は、ぜひ新弟子検査に行って下さい。
博多大吉:ははは(笑)
武井壮:日本の優秀な小中高のアスリート達が、若い頃に出会ったスポーツだけに固執しがちで、他のスポーツに目を向けていないんです。
赤江珠緒:はい。
武井壮:スポーツというか、伝統ある我々の国技もありますし。最近だと7人制のラグビーとか、オリンピックにまだ全然選手が足りていないと。
赤江珠緒:そうですか。
武井壮:吉田監督も「まだまだ募集している」と。
赤江珠緒:うん。
武井壮:「陸上で10秒台で走れる人で、もう陸上は無理だと思っている人は、バンバン来て欲しい」って言ってました。どんどん訪ねて行って下さい。
博多大吉:そこから、ものになるかならないかは別にしてね。
武井壮:そうですね。1つのスポーツだけを生業にしていくアスリート時代はもう終焉を迎え、どんどん競技間を泳ぎ渡るアスリートが増えていくことを願っております。
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